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紙の本
シャーロック・ホームズ全集 9 シャーロック・ホームズの事件簿 (河出文庫)
著者 アーサー・コナン・ドイル (著),小林 司 (訳),東山 あかね (訳)
妻がわが子である赤ん坊の首に噛みつき血を吸っている―怪奇なる名作“サセックスの吸血鬼”や、巧妙な語り口による傑作“三人ガリデブ”をはじめとする、晩年のドイルが描く最後のホ...
シャーロック・ホームズ全集 9 シャーロック・ホームズの事件簿 (河出文庫)
シャーロック・ホームズの事件簿
05/02まで通常1,298円
税込 909 円 8ptこのセットに含まれる商品
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商品説明
妻がわが子である赤ん坊の首に噛みつき血を吸っている―怪奇なる名作“サセックスの吸血鬼”や、巧妙な語り口による傑作“三人ガリデブ”をはじめとする、晩年のドイルが描く最後のホームズ。四〇年にわたる物語がついに幕を閉じる。決定版『シャーロック・ホームズ全集』の最終配本。「全集への前書き」「参考文献抄」付。【「BOOK」データベースの商品解説】
日本を代表するシャーロッキアンの小林司、東山あかねが訳出し、オックスフォード大学版の注と解説、初版本イラストを掲載する。9は、「ホームズ物語」がついに幕を閉じる、コナン・ドイルの晩年に発表された全12編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
マザリンの宝石 | 19−59 | |
---|---|---|
トール橋 | 61−119 | |
這う男 | 121−169 |
著者紹介
アーサー・コナン・ドイル
- 略歴
- 1859-1930。医師・作家・心霊主義者。スコットランド生まれ。名探偵シャーロック・ホームズの生みの親。1877年に『緋色の習作』を発表して以来、約40年間にわたり60編の『ホームズ物語』を書く。
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シャーロックホームズって面白い!
2021/12/17 09:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
全集をようやく読み終えた。ワトソンの記述による作品群とばかり思っていたら、本作ではホームズの語りが有ったり、第三者(ドイル?)による語りが有ったりと「目から鱗」的発見があった。
以前までは、本格ミステリーとしての謎解きをメインで読んだり、クリスティーが好きで読んでいたこともあり、解決場面でご都合主義的に突然ホームズが調べたネタが提供されたりすることも多々あり、好きになれなかった。むしろ、二時間ドラマ的で軽くみていた。
今回全集を読んで感じたたのは(歳のせいもあるかもしれないが)、このご都合主義的な部分がすんなりと受け入れられ、非常に面白く読めたこと。まぁ、これだけ二時間ドラマをはじめ事件もののドラマがあれば、ご都合主義にも慣れる。
ホームズの作品群、アイデア群は多くのミステリーやドラムの案に上手く使われているような気がして、ドイルの卓見と発想を称えなければならないと思う。
ただ、長編小説は「バスカヴィル家の犬」を除いて、いただけないと私は感じた。ホームズを読むなら短編に限ると思う。
ホームズが私立探偵であることもあり、必ずしも事件性のある話ばかりでもない。また、情のない男にみえるホームズが必ずしも犯人(?)を警察に告げずに、自分の胸の内に納めて、犯人(?)の将来(幸せ)を願う結末があり、何よりもホッコリさせられることもあり、ナイスガイだと思う。
権威ぶったり、うがった気持ちを捨てて、虚心坦懐素直に読むと非常に面白いと思う。きっと楽しい時間を過ごせると思う。私は満足した!