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紙の本
高原のフーダニット (徳間文庫 火村シリーズ)
著者 有栖川 有栖 (著)
「先生の声が聞きたくて」気だるい日曜日、さしたる知り合いでもない男の電話。それが臨床犯罪学者・火村英生を血塗られた殺人現場へいざなう一報だった。双子の弟を殺めました、男は...
高原のフーダニット (徳間文庫 火村シリーズ)
高原のフーダニット
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商品説明
「先生の声が聞きたくて」気だるい日曜日、さしたる知り合いでもない男の電話。それが臨床犯罪学者・火村英生を血塗られた殺人現場へいざなう一報だった。双子の弟を殺めました、男は呻くように言った。明日自首します、とも。翌日、風薫る兵庫の高原で死体が発見された。弟と、そして当の兄の撲殺体までも…。華麗な推理で犯人に迫る二篇に加え、話題の異色作「ミステリ夢十夜」を収録!【「BOOK」データベースの商品解説】
「弟を手にかけました」 美しい高原を朱に染めた双子殺人事件は、1本の電話から始まった…。表題作のほか、「オノコロ島ラプソディ」「ミステリ夢十夜」の全3作を収録した中編集。〔2012年刊の加筆訂正〕【「TRC MARC」の商品解説】
「分身のような双子の弟を殺しました」臨床犯罪学者・火村英生に、電話の男は突然告白した。そして翌日、死体は発見された。弟に加え兄の撲殺体までも……。透徹した論理で犯人を暴く表題作はじめ、推理作家・有栖川有栖の夜ごとの怪夢を描く異色作「ミステリ夢十夜」、神話のふるさと淡路島で火村を待ち受ける奇天烈な金満家殺人事件「オノコロ島ラプソディ」。絶品有栖川ミステリ全3編。【商品解説】
収録作品一覧
オノコロ島ラプソディ | 5−111 | |
---|---|---|
ミステリ夢十夜 | 113−207 | |
高原のフーダニット | 209−318 |
著者紹介
有栖川 有栖
- 略歴
- 1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業後、書店勤務のかたわら89年『月光ゲーム』でデビュー。本格推理界の旗手として「日本のクイーン」と称される。03年『マレー鉄道の謎』で日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で本格ミステリ大賞を受賞。
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電子書籍
不思議系の探偵小説
2016/05/05 11:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る
収録された「ミステリ夢十夜」はあくまで夢の話なので、いつのも謎解きというよりアリスが感じている不安が暴露されたようで興味深い。「オノコロ島ラプソディ」は小旅行を楽しむアリスのちょっとしたドジと珍しく(?)見せた短気さのテンポが良く好きな話です。
紙の本
中編が3つです。
2016/02/26 21:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おさる - この投稿者のレビュー一覧を見る
火村英生シリーズです。
「夢十夜」は、注文の多い料理店を思わせるような淡々とした内容です。
どんなオチなんだろうかと思いながら読むと、肩透かしを食らいます。
「オノコロ島ラプソディ」は、きっと淡路島に取材旅行をして
書いたのかなっと思いながら、読みました。
テレビなんかで謎解き番組にするとおもしろいかと思いました。
本タイトルの「高原のフーダニット」は、
犯人を追い込むシーンはいつもとは少し違ったティストでした。
火村ファンの方はとりあえず読んで下さい!!!
紙の本
ちょっと変わってる
2015/12/23 16:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:積み本コワイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作以外の作品は、少し本格ミステリとは違うお話でした。
「夢十夜」は良くも悪くも夢だから、という前提でオチがあったり、なかったり。でも、大阪人はオチがないとモヤモヤするのでツッコミは必須です。
「オノコロ島ラプソディ」は脱力系のアリバイトリックでしたね。実際、読み物としてしか成立しない……普通は採用しない類いのトリックでした。
表題作の「高原のフーダニット」が一番読み終わったあと、読み終わった感がありました。普段の我が家に帰ってきた気がしました。
ということで、前の二つは異世界な旅行だったと思えば面白く読めます!