電子書籍
不思議系の探偵小説
2016/05/05 11:43
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投稿者:えぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る
収録された「ミステリ夢十夜」はあくまで夢の話なので、いつのも謎解きというよりアリスが感じている不安が暴露されたようで興味深い。「オノコロ島ラプソディ」は小旅行を楽しむアリスのちょっとしたドジと珍しく(?)見せた短気さのテンポが良く好きな話です。
紙の本
中編が3つです。
2016/02/26 21:52
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投稿者:おさる - この投稿者のレビュー一覧を見る
火村英生シリーズです。
「夢十夜」は、注文の多い料理店を思わせるような淡々とした内容です。
どんなオチなんだろうかと思いながら読むと、肩透かしを食らいます。
「オノコロ島ラプソディ」は、きっと淡路島に取材旅行をして
書いたのかなっと思いながら、読みました。
テレビなんかで謎解き番組にするとおもしろいかと思いました。
本タイトルの「高原のフーダニット」は、
犯人を追い込むシーンはいつもとは少し違ったティストでした。
火村ファンの方はとりあえず読んで下さい!!!
紙の本
ちょっと変わってる
2015/12/23 16:56
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投稿者:積み本コワイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作以外の作品は、少し本格ミステリとは違うお話でした。
「夢十夜」は良くも悪くも夢だから、という前提でオチがあったり、なかったり。でも、大阪人はオチがないとモヤモヤするのでツッコミは必須です。
「オノコロ島ラプソディ」は脱力系のアリバイトリックでしたね。実際、読み物としてしか成立しない……普通は採用しない類いのトリックでした。
表題作の「高原のフーダニット」が一番読み終わったあと、読み終わった感がありました。普段の我が家に帰ってきた気がしました。
ということで、前の二つは異世界な旅行だったと思えば面白く読めます!
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作家アリスシリーズ。
淡路島の事件に居合わせた火村。元刑事の証言がキーなのだが・・・オノコロらぷそでぃ
ちょっと不思議なテイストのショートショート10編・・・夢十夜
昔容疑を晴らした双子の兄弟から電話が入る「弟を殺してしまった」・・・高原のフーダニット
短編3本。
推理小説なので多くは語るまい。
アリス先生の軽妙な語り口、関西人っぽぃツッコミがリズミカルでよいです。
登場人物が魅力的であることって大事なんだなぁと思います。
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表題作含めた3作の中篇集。
火村先生と小説家アリスのコンビのお話。
フーダニット、素敵な言葉。
私はライトなミステリファンなので、一瞬なんの言葉か忘れていたけど、知ってると思った。
「誰がやったのか」
いい言葉だ。
3作目の表題作はミステリーだけども、
1作目の「オノコロ島ラプソディ」は、
作者曰く「ドタバタ・ミステリにしたかった」とあとがきにあるが、えーー!って感じだった。いや、淡路島でうろうろしているアリスはよかったけどもね。
2作目の「ミステリ夢十夜」は、そこはかとなく怖いのもあり、好きな感じ。なかでも第三夜の話が好きだ。
ニュースにもなる福男の話かと思ったら、そんなオチだなんて!!
って感じ。
やっぱりアリス好きです。
これからも買います。
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この著者のレビューでいつも書いている気がするが、有栖川有栖の本なんだから、面白いに決まっている。
今回も、期待以上ではないものの、しかし期待以下でもなく、きっちりと水準をクリアしている。さすが御大。
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久々に有栖川有栖。
ショートショート「ミステリ夢十夜」が面白い。
夢独特の理不尽さ、唐突さ、そして、どこかで夢だとわかっているゆえのツッコミ。大統領の護衛の話は良かったです。
次は長編が読みたいわ。
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久々に読んだ火村シリーズ短編集。
オノコロ島ラプソディーもミステリ夢十夜もベーシックじゃなかったから表題作もそうなのかと思ったら、そちらは通常営業的な。
個人的には表題作のが好きです。
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良くも悪くも、抜群の安定感を持った本格中編。
「オノコロ島ラプソディ」が面白い。冒険譚具合がよくて、個人的に好きな“アクティブな火村シリーズ”といえる。
有栖川有栖は中編を結構な頻度で書くが、長編か短編かの方が面白いと思う。国名シリーズとかが白眉。
3+
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ミステリー夢十夜は結局夢だったのかなんだったのか…
途中ミステリーっぽいとこはあったけど。
高原のフーダニットは面白かった!
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やっぱり良いなぁ。
アリスが入れた長々しいだろう留守電をちゃんと聞いちゃう准教授かわいい。
who done it
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2015/12/23
正直退屈で何度も寝てしまった。
すごくおもしろかったらもちろんなんだけど、すごくつまんなくても早く読み終わりたくて寝ないことに気付いた。
だからこれはそこそこだったんだろうな。
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オノコロ島のラプソディー。これの結末には「えー」と声を上げてしまった。意外な人が犯人だったからとか、作者にしてやられた。とかではなく事件の真相が大がかりかつ「嘘は吐かせない(ただし事件には協力してもらう)」だったから。なんじゃそりゃと。
夢十夜と表題の作品が面白かっただけに、とりたてて酷いトリックだったりオチでもないのにがっかりしてしまったのだと思う。
叙述トリックで大がかりすぎると整合性とるの難しいしこんなものなのかな。この後、件の編集者に仕事を引き受けると連絡して驚かれたら面白いなぁ。
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『オノコロ島ラプソディ』『ミステリ夢十夜』『高原のフーダニット』の三篇からなる火村とアリスのバディものの短編集。
『オノコロ島ラプソディ』
淡路島に骨休めに来ていた火村准教授に届いた事件の報せに、仕事が行き詰っていたアリスが強引に息抜き兼助手業に押し掛ける、作者いわくドタバタミステリになる予定だったミステリ。
ちょうど家族で淡路島に遊びに行ったあと読み始め、おお知ってる場所だ!とひっそり楽しかったお話(笑)
『ミステリ夢十夜』
"こんな夢を見た。"の一文から始まるかの有名な夢十夜のアリス版。どの夢もきな臭い事件に巻き込まれるアリスは今日もたぶん変な夢を見て、友人の犯罪学者と解決しているのだろうか。ちょっとうらやましくもあり、職業病だよね、とも思い(笑)2,3,4,9夜がとくに好き。これが読みたくてこの本を読み始めたんだった。
『高原のフーダニット』
二年前に関わった事件で容疑を晴らした縁のある双子の兄のほうから火村に電話がかかる。自分は弟を殺してしまった、自首するつもりだが一日待ってほしいという彼の言葉を受けた火村。その翌日、しかし事件は思わぬ展開を見せる。兄も誰かに殺されていたのだった。
いつもと違う火村の犯人への怒りを感じて、読み応えのある一篇だった。
それにしても、アリスのやわらかででも矜持のある語り方がものすごく好きだ。火村と言う人が弱いとは思わないけれど、たしかにアリスの存在が安定の底辺にしっかり組み込まれていることが微笑ましい。それがアリスに伝わっていることが、微笑ましい。
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今回も短編集だった。「こんな夢を見た」という書き出しで始まる「ミステリー夢十夜」が良かった。アリスの頭ん中はこんな感じなのかな?と。地味に全員集合してる様な気がする。夢の中であっても。そう夢って意外に起きたら覚えてない。なんとなくとか鮮明に覚えてる筈なのに段々おぼろげになって行く。アリス、ネタに出来なくて残念!(爆)そして朝井さんが出てくるとほっとするのは何故だろう?好きだな、彼女。