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商品説明
文学的なメディアや映画、ポピュラー音楽だけでなく、テレビや新聞、雑誌、広告などまでを探究のフィールドとして、既存のマス・コミュニケーション研究やメディア論のパラダイムを内側から喰い破っていく。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
メディア・スタディーズのために | 吉見俊哉 著 | 5-21 |
---|---|---|
経験としての文化・言語としての文化 | 吉見俊哉 著 | 22-40 |
生産手段としてのコミュニケーション手段 | レイモンド・ウィリアムズ 著 | 41-54 |
著者紹介
吉見 俊哉
- 略歴
- 〈吉見俊哉〉1957年生まれ。東京大学社会情報研究所助教授。社会学・文化研究専攻。著書に「「声」の資本主義」「リアリティ・トランジット」など。
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紙の本
最前線を走ってきた編者による、ひとつの方向性の提示。
2000/07/24 18:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野村一夫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すでに80年代からそのきざしはあったものの、90年代以降におけるメディア論のフレームワークは二転三転していると言ってよい。行動科学からの離脱、歴史への遡行、そしてカルチュラル・スタディーズのインパクト。個々の論点はそれなりに受け止められても、メディアについて語るさいのフレームワークがどうにも定まらない。かつては居心地のよかったメディア論という土俵が今日とても居心地の悪い場所になっている。
本書は、その最前線を走ってきた編者による、ひとつの方向性の提示である。同人誌的な濃さと論争的な広がりが感じられる、しきり直し的研究構想の試み。カルチュラル・スタディーズの元祖ウィリアムズや大御所モーレーの翻訳も気が利いている。まだまだ続きがありそうな気配である。 (野村一夫/ソキウス)