「岩宿」の発見
著者 相沢忠洋 (著)
ひとつの土器片が、少年の目を黎明期時代に向けさせた。行商のかたわら赤城山麓周辺の遺跡を踏査し、遂に関東ローム層中の石器文化(岩宿文化)を発見、日本における旧石器文化研究の...
「岩宿」の発見
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
ひとつの土器片が、少年の目を黎明期時代に向けさせた。行商のかたわら赤城山麓周辺の遺跡を踏査し、遂に関東ローム層中の石器文化(岩宿文化)を発見、日本における旧石器文化研究の新分野を開拓した男の不屈の人間記録。1961年群馬県功労賞、1967年岩宿発見の功績により吉川英治賞受賞。行商のかたわら赤城山麓の遺跡を踏査。関東ローム層中の岩宿遺跡を発見、日本の旧石器文化研究の新分野を開拓した男の人間記録。
目次
- 雷と赤土と空っ風
- 炉辺の対話
- すそ野の村々
- 哀愁のふるさと
- “歴史”のなかに育って
- こわれた一家団らん
- 小僧という身分
- 浅草のはきもの屋で
- 古代へのあこがれ
- 海軍志願
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
面白い
2015/08/14 12:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:john - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の苦労が小説のようにかかれていて、遺跡にあまり興味がない人にとっても、興味深く、面白く読めます。
石器発見に注いだ情熱
2002/07/04 08:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
太古の生活に思いを馳せ石器や化石を探すのは、なかなか楽しいものである。しかし、それが生活に直結していたら、果たして「楽しい」だけで済むだろうか。
著者の相沢氏は、見事な関東ローム層(地層)で有名な岩宿遺跡の発見者。本書には、アマチュア研究かであるがゆえの苦労が綴られている。納豆の行商などをしつつ夢を追い続け、ついには発見した岩宿遺跡。多大な苦労が報われた瞬間である。現代では忘れられつつある「ハングリー精神」には頭が下がる。
何かをしようとした時、最後まで諦めない力強さを学ぶことができる。これから社会に出る人にこそススメたい本だ。
吉川英治文化賞受賞作品。