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大鏡 全現代語訳 (講談社学術文庫)
著者 保坂 弘司 (訳)
平安朝期、藤原氏栄華の世界の男の生きざまを、男の手によって内部告発的に描き出した異色の歴史文学作品。叙述は紀伝体であるがそれが却って登場人物の性格を特徴的に捉え、あざやか...
大鏡 全現代語訳 (講談社学術文庫)
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商品説明
平安朝期、藤原氏栄華の世界の男の生きざまを、男の手によって内部告発的に描き出した異色の歴史文学作品。叙述は紀伝体であるがそれが却って登場人物の性格を特徴的に捉え、あざやかな人物像を照し出し、四人の話者の語り口と相まって、歴史の見方のとかく片寄りがちな弊を巧みに避け得て、謀略的事件の真相を伝えている。歴史の鏡に写る当代一七六年間の登場者にあびせる真実と讃美と批判のはざまに、和泉式部紫式部も顔を出す。【商品解説】
目次
- 1 第一巻
- 1.序
- 2.帝紀
- 1.五十五代 文徳天皇
- 2.五十六代 清和天皇
- 3.五十七代 陽成院
- 4.五十八代 光孝天皇
- 5.五十九代 宇多天皇
- 6.六十代 醍醐天皇
- 7.六十一代 朱雀天皇
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平安時代後期に書かれた、異色の大作『大鏡』が現代語訳で読み易くなっています!
2020/04/09 11:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、平安時代後期の白河院政期に成立した紀伝体の歴史物語で、作者は不詳であるが、摂関家やその縁戚の村上源氏に近い男性官人説が有力とされる一冊です。同書には、文徳天皇即位から後一条天皇の万寿2(1025)年に至るまでの14代176年間の宮廷の歴史を、藤原北家、特に藤原道長の栄華を軸にして、大宅世継(190歳)と夏山繁樹(180歳)という長命な二人の老人が雲林院の菩提講で語り合い、それを若侍が批評するという対話形式で書かれています。非常に読み応えのある我が国文学の傑作を、ぜひ、この機会に読んでみてください。