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紙の本
美しいフランス語が同時通訳で聞こえてくるような絵本です
2006/01/29 08:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:NKポチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランス映画をベースにして岸田衿子さんがお話しを書き、いわさきちひろさんが絵を描いています。
いわさきちひろさんの描く街並みがとても情緒的なので、読みながら美しいフランス語が同時通訳で聞こえてくるような気がします。
主人公の少年パスカルは、ひとりっ子でお友達ともなじめないタイプの子。家庭でもうっすらと孤独を感じています。ある日、パスカルは赤いふうせんを見つけました。学校の先生もお母さんも風船を邪魔扱いしますが、風船はいつのまにかパスカルのもとに戻ってきました。それからはパスカルは風船に心を寄せるようになります。風船も学校にも教会にもついてくるようになります。でも、大人たちからはしかめっつらされ、いたずらっ子たちからは捕まえられそうになり、パスカルの周囲はちょっとした騒動になります。
最後に、たくさんの色とりどりのふうせんたちが遠くの空から集まってきて、ひもをよせあいパスカルを包み込んで広い空へと連れていきます。
この場面は、なぜか泣けて泣けて仕方ありませんでした。
悲しみから救済される場面なのに、フランス映画の根底に流れているようなぬぐいされない憂鬱な気分や、根源的な人間の孤独が伝わってくるようでした。
紙の本
風船
2015/10/22 16:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
風船と男の子のおはなし。
神秘的で夢のあるお話が、いわさきちひろ先生の挿絵にぴったりでした。
子供も気に入ってました。