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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1984.6
  • 出版社: 中央公論社
  • レーベル: 中公文庫
  • サイズ:16cm/217p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-12-201134-2
文庫

紙の本

マイ・ロスト・シティー (中公文庫)

著者 フィッツジェラルド (著),村上 春樹 (訳)

マイ・ロスト・シティー (中公文庫)

税込 545 4pt

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

スコットフィツジェラルドの自伝的な要素を感じる作品

2023/06/30 06:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

人生の中で決して良いとはいえない決断をしてしまった人々の悲哀を丁寧に暖か味を持った描き方をしている短篇集です。フィッツジェラルド自身の苦悩に満ちた後半生が反映されています。

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紙の本

フィッツジェラルドの作品には固有の世界がある

2001/02/17 02:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る


 五編の短編と一編のエッセイからなる。いずれも絶品。最初の一頁からフィッツジェラルドの世界が広がり、一読、後を引く(というより、何かの拍子に叙述の細部から全体に漂う雰囲気まで含めて丸ごとふいに甦ってきそうな)独特の香りが残る。心の中にしっかりとフィッツジェラルドのための一区画が用意されたようだ。つまり、これから先いつでも安心して彼の作品を読むことができるということ。安心してとは、扱われる題材や登場人物の差異を超えて、あらかじめ期待する読後感がそのつど新鮮な思いとともに得られるという意味。

 フィッツジェラルドの作品には固有の世界がある。たとえばこのことを、私がいちばん気に入った作品「氷の宮殿」で見てみよう。これは輝かしい文壇デビューを飾った1920年、24歳の時に書かれた作品で、あらすじはとてもシンプルだ。南部育ちの少女サリー・キャロルは北部の青年ハリーと婚約して、雪の季節に彼の故郷を訪れる。地上三階建ての氷の宮殿で催された松明行列を見物したあと、サリー・キャロルは宮殿の地下迷路でハリーとはぐれ、二時間ばかり氷の中に置き去りにされる。発見されたとき、彼女は「家に帰りたい!」と絶叫する。

 この作品はまるで合わせ鏡のように、異なった世界を混在させている。南部と北部、金色の陽光と雪の洞窟の中の松明、怠惰と快活、犬科の人間と猫科の人間、共同墓地と氷の宮殿、そして青いりんごと青い桃。反復と象徴的再現がこの作品の特徴的な「技巧」だ。そして物語は完結しない。

 第1章では、「絵壷を彩る金色の絵の具」のような陽光の中で、サリー・キャロルは青いりんごをかじりながら欠伸をこらえている。北部の男と婚約したことを非難する男友達にむかって彼女は言う。私の中には二人の私が棲んでいるの。一人はあなたの好きなものぐさでけだるい私。だけどそれとは別に私の中には一種のエネルギーのようなものがあって、それが私を冒険へと駆り立てるの。

 第2章。サリー・キャロルはハリーと共同墓地を訪ね、29で死んだマージェリー・リー(サリー・キャロルは彼女の生年と没年、名前しか知らない)への憧れに似た思いを語る。

 第3章。ハリーの住む街へ。初めて見る雪。そこで9歳年上の文学部教授デンジャラス・ダン・マグルーと出会い、好きになる。「犬科」のハンサムな男達の中にあって彼は南部の男と同じ「猫科」であった。

 第4章。ハリーの母親と妹への嫌悪。因習の化身で個性のかけらもない女達。そしてハリーの「まったく南部人ときた日には」という何気ない言葉に端を発する深刻ないさかい。

 第5章。10年ぶりのカーニヴァルで作られた高さ50メートルの氷の宮殿での松明行列。地下の迷路での出来事。「北の化身」とともに闇の中に取り残されたサリー・キャロルの脇にマージェリー・リーの幻影が現われ、デンジャラス・ダン・マグルーが彼女を発見する。「ここから出して! 家に帰りたい! 明日よ! 明日よ!」

 第6章。再び金色の陽光の中でサリー・キャロルはけだるく青い桃をかじって男友達がやって来るのを眺めている…。

 物語は一巡して振り出しに戻っている。はたしてその間の出来事は彼女の夢だったのか現実だったのか。この作品で駆使されたフィッツジェラルドの「技巧」は決してきらびやかでも独創的でもない。でも、完璧に人生の(というより「青春」の)時間の構造を再現している。

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2005/11/21 17:06

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2006/10/18 23:31

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