紙の本
色褪せない名著
2017/03/30 21:55
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投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大前研一さんが世に出るきっかけとなった本です。あの時代に30そこそこで、ここまでのことを書いてしまったというのはやはり隔世の感があります。マッキンゼーOBの方の本はいろいろ見受けますが、この企業参謀がすべてのベースであって、他の方の本はこの焼き直し、ということを痛感しました。若いころに読んでいたらという少しの後悔と、統計はアップデートしてほしいという想いを込めて、4点にしました。それでも、名著には変わりないので、20代前半の方はぜひ読んでください。
紙の本
会議を通すプリゼン資料作りに
2016/01/28 09:04
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投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マッキンゼー日本の功労者であり、日本に視覚的に分かりやすい経営手法導入のパイオニアの本であり、やたらにある凡百の流行りよりもきっちり正続を読めば、新入社員にはとても為になる本である。
こういう図と分析を行えば説得力があり、会議が通るプリゼンになるんだなと了解していいと思う。企画ライン希望者は必須でしょう。
20年たってもこれくらいに分析ならOKでます。
紙の本
大前氏が戦略的な考え方を知らしめる
2006/10/01 21:01
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は経営コンサルタントとしての大前氏の真骨頂をまとめたものであると言えよう。さすがに内容的に幾分色褪せている部分がないわけではないし、もう少し掘り下げて欲しいという要求も出よう。
本書を読んでいると、経営というものは流行であることがよく分かる。ただし、世間がそうであっても、ミクロで見ると当然異なってくるので勘違いしてはいけない。遅れている企業が流行の先端を行く、経営手法を採用してみたところでうまく機能はしないのである。
この本が文庫本になり、書店の棚に置かれているにはそれなりの理由がある。すなわち、大前氏の主張する企業参謀が、当然行うべきこととして解いているのは、戦略的なアプローチである。戦略的とは便利な言葉であるが、その具体的な方法論とは(1)問題の本質を考察すること、(2)問題点を現象に応じて抽出していくこと、(3)その問題を分析して抽象化していくことと対策の立案、(4)対策の評価といった、ごく一般的だと考えられている筋立てである。
私はこの中では、問題の抽象化は慣れていないと困難な場合が多いと常々考えている。本当にこの通りできるのであれば、大前氏のような経営コンサルタントはいらなくなるわけである。
本書はこれに付随することや中期計画の効用、PPM(ポートフォリオ管理)、方法論の国政への応用などを説明している。いずれも分かったようで、分からないというのが率直なところであるが、大前氏も本書だけで理解させようとは考えていないであろう。まず、戦略的な考え方の基本を学習できればよいということであろう。
そういう点では触発されるところは十分あると思う。さらに続編があるので、それを読めばケースが学べるので一層理解が深まるであろう。本書は文庫版のせいか、図版と頁の割振りがうまくいっていない。やはり図表と参照箇所は同じ頁にないと不便である。それは文庫版の限界かもしれないが。
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自分と同じ年くらいに書かれた大前さんの処女作。すごいなぁと思いながら読みました。20年以上たっても今でも色あせていませn。
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コンサル論の入門書。たとえば「売り上げが減少しています」
という報告を部下から受けたとしよう。
実はこの台詞だけでは何も現状を示していない。つかめない。
とっつきやすいが本質を突いている本。
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バイブルです。
大前研一先生に2回目に出会った本ですね。思考の仕方・考え方が体系的に理解できました。MBA的思考の根源ですね。
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大前研一のもう20年以上前の企業戦略解説本。文庫本になっていたので買ってみた。
PPMやKFSとかもうこの頃から言われていたんですね。例にも工夫があって、読みやすくなっています。やや古さも感じさせますが、よろしいのではないでしょうか。
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大前研一氏が1975年に出版された作品ですが、今読んでも全然古い感じがしない本です。
ビジネスを成功に導くために必要な戦略的思考の基本を説いた本で、
真の問題を特定し、その解決策を仮説検証によって絞り込んでいく戦略立案のプロセス
について、その重要性とともに、非常にわかりやすく解説されています。
経営戦略の立案について悩んでおられる方、ぜひこの本を参考にしてみて下さい。
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大前研一の、「戦略的に考える」とは何かみたいな本。面白かった。こういう風に、何かのフレームワークを使って分析的に考えるのって、説得力があるな〜。私に一番足りない部類の力だと思われる。特に印象的だったのは、「日本では、ホワイトカラーがブルーカラー化している」という話。
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1章 戦略的思考入門
2章 企業における戦略的思考
3章 戦略的思考方法の国政への応用
4章 戦略的思考を阻害するもの
5章 戦略的思考グループの形成
<メモ>
コンサルの才能⇒問題を可視化する。
現象の構成要素を分解して再構築する。
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経営コンサルタントの大前氏の著書。1985年。個人、企業、そして、政府が戦略的に動いていくための思考法を解説している。プロフィールから判断すると、著者が42歳のときの文章となる。このころから論理的思考の重要性を説いていることがわかるが、最近は右脳的な感性をロジカルよりも重要視するポジションをとっている点が面白い。ロジカルシンキングではイシューツリーから戦略マップまで解説し、企業の見方ではROEやROAなど財務会計について詳しく紹介している。内容はビジネスパーソンにとって当然知っておくべきものである。80年代から、財務畑を歩いてきた人がCEOを務めるようになっているなどの調査は興味深い。コンサルティング業界で生きるためのバイブルになっていると思われるが、事例は当然のことながら古いものであるため、最近の事例を載せて再版してほしい。
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改めて大前氏の企業参謀を読んでみた。長い学生生活のおかげ?!で、
リアルな企実態の分析内容を提示され、説明されても、イマイチ理解に苦しむ。
まだ時期早々なのだろうか。恐らく具体的イメージが付かないからか。。。
しかし、本書は分析が半分で、残り半分は戦略的思考方法や心構えについて
述べている部分であり、そのような部分から大きな刺激を得る事が出来たと
思う。本書の出版は20年以上前だが、相変わらず衰えていないのではないか。
特に本書を4つに分割したとしたら、前半1/4、後半1/4が今の自分には
大変参考になったと思う。前半は思考方法、後半は態度。
近年におけるコンサル出身者が執筆している問題解決思考方法の方が体系的になっており、
とても飲み込みやすいものになっているのだが、本質的には同じ事を述べている。
つまり、20年経った今でも変わらない思考方法である事が理解出来る。
そう、この思考方法は恐らく過去から未来永劫変わらない。
しかし、多くの人が出来ない。それは、やはり取得難易度が個人が考えているよりも
遙かに困難だからだろう。(書籍を読んでいると一見簡単そうに見えてしまうが・・・)
これは文字通り、日々訓練する事以外身に付ける方法はないだろう。
次に後半の内容だが、それは参謀五戒なるもので、
1.仮に〜なら、どうする?を常に考える
2.完全主義を捨てる
3.KFSについて徹底的に思考する
4.制約条件に制約されるな
5.記憶に頼らず分析
以上である。
当たり前のような事なのだが、なかなか出来ていないのではないだろうか。
特に、周りを考えると「制約条件に文字通り制約される」人が多い事に気が付く。
それは常識というものであったりする。
と、概観してきたが、今でも色あせない本書のエッセンスは多くの人に読んで欲しいと
個人的には思う。お薦めである。
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会社2年目?先輩に薦められて読んだはじめてのビジネス本。ものごとを感覚でなく論理的に分解して考えることの基本を教えてもらいました。
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もちろん、今や古典の域に入ってしまった本ではあるけれども、今でも読む価値は大いにある。別の本で著書が書いている通り、読んでいると非常に科学的である。まさにエンジニアだな、と思わされる。なので、ガチガチの文系には少し読みにくいと思う。。
手法をここから読み取るのであれば、もちろん今更、な本。でも、ここからどんな考え方をしてビジネスマンは考えているのか(特に、発刊当時のビジネスマン=今の管理職年代、がどう考えているのか)、を知るには素晴らしい本だと思う。
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2009年6月8日読了
大前研一氏のもっとも初期のベストセラー。
気になった記述は、
・低成長ではより戦略が重要になる。
・Why、What、Which、Whoという質問を投げかけてみる。
戦略的思考として
・KFSに基づく企業戦略
・総体的優位性
・新機軸の展開
戦略的計画の核心