サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4 2件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1986.10
  • 出版社: 角川書店
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/309p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-140757-8
文庫

紙の本

虚空の影落つ (角川文庫)

著者 西村 寿行 (著)

虚空の影落つ (角川文庫)

税込 418 3pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

明治近代化の葬られた歴史を暴く

2005/10/29 20:36

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

 信州の街道沿いにある、廃仏棄釈によって首をもがれた地蔵の前に佇む1人の僧、それがいきなり斬りつけられるところから始まる。襲って来たのは明治政府の密偵、襲われた僧は維新の際に岩倉具視に裏切られた赤報隊の生き残りの一人で、隊長だった相楽総三の副官、軍師と言われた虚空いう男だった。
明治維新において、一時的に民衆の支持を得るための年貢半額という嘘を隠蔽するために草莽の志士達を抹殺した岩倉、明治政府の重税や貨幣政策の失敗による貧困から全国で起きた一揆、廃藩置県に伴う行政の混乱、そして岩倉らと西郷隆盛の確執、これらの史実の中に虚空という架空の人物を挟み込ませることで作り出した壮大なフィクションが本書。そして虚空はただ復讐に燃えるだけの男ではなく、志士としての志の延長として信州を民衆による独立国家にしようという計画を立てていた。
 民衆を支援し、時には一揆をコントロールして政府の暴政に立ち向かおうとする虚空と、あらゆる奸計を使って一揆を潰し面目を保とうとする岩倉の戦いだ。
これに、新撰組から維新政府に寝返って虚空を付け狙う男、西郷隆盛から虚空護衛のために送り込まれた薩摩示現流の使い手、虚空の夢にかける女、夢砕けて地方に帰り散っていた志士達、そして西郷隆盛など士族の反乱が絡み合って、行き場の無い情念が渦巻く。ともかく当時の山国にあって、突如として虚空のようなイデオロギーの持ち主が登場することが度胆を抜くことで、現実問題として藩主でも中央政府でも農民でも、適切な対応はできなかったろう。孤高を貫ける虚空はいい。戦いの嵐に巻き込まれた人々の、悔しさ苦しさの中にも、なんとかそれぞれの道を見い出していく力強さが強く印象付けられる。
 岩倉具視は散々悪者扱いされ、西郷隆盛もピリッとしない後半生として描かれているが、それもまた歴史の一面なのだろう。権力と民衆の抗争も戯画的に作られたのだとしても、これもまた一つの真実であるように感じる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2014/11/30 02:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。