サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 16件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1987.1
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/461p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-183912-8
文庫

紙の本

間宮林蔵 (講談社文庫)

著者 吉村 昭 (著)

間宮林蔵 (講談社文庫)

税込 765 6pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

関連キーワード

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー16件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

樺太とは、間宮海峡とは、歴史とは

2011/01/10 21:05

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 吉村昭が著した江戸時代の幕府役人・間宮林蔵の活躍を描いた小説である。吉村の場合は事前調査、取材がきわめて綿密なので、小説なのかドキュメントなのか、分からないくらいである。しかし、調べた内容をそのままレポートしているわけではなく、読者が読みやすいように、色付けして面白く読めるようにしている。もちろん、不明な部分などは吉村自身が創作しているので、小説と呼ぶのが至当であろう。

 それにしてもこの間宮林蔵の物語は大変面白かった。間宮林蔵といえば、樺太の間宮海峡の発見者として有名である。しかし、どういう過程で海峡を発見し、名付けられたのかは知らず、そこに興味を抱いた。

 林蔵が北方領土である択捉島に役人として滞在していたところ、ロシア人の船が到来し、住民を襲って物品を略奪したことから物語は始まる。当時は国境が未確定で、少なくとも国後、択捉には幕府から役人が派遣されていた。択捉島に隣接するウルップ島は日本の領土ではなかった。

 樺太は宗谷海峡を挟んでオホーツク海の向こうになる。南樺太の様子は大よそ分かっていたが、樺太の北は大陸と地続きなのか、それとも半島となって大陸とは分離しているのか、誰も行ったことのない未開の地として、世界でも注目されていたところだった。欧州の探検家の何名かは船で行ってみたが、船では先に行けず陸続きという結論が出ていた。

 幕府は林蔵に調査を命じた。林蔵は現地の住人の協力を求めながら、苦労して北樺太まで踏破した。この前後の探検譚が抜群に面白い。帰京した林蔵を見る世間の目は尊敬、畏敬の念が感じられるほどであったが、林蔵はまた幕府の密命を帯びて全国を歩き回ることになる。

後半の隠密行動については、余禄のようなものであろう。前半の樺太探検の物語が本書の中核であろうと思う。もちろん、隠密についての記述も吉村の徹底した調べによるものであると思われる。長崎にも赴き、シーボルト事件の調査も行った。これらの歴史的な事件も間宮林蔵という人物を通して読んでみると、一段とクリアになる。

 最近、北方領土についてロシアとの確執があるが、その経緯を知ると見方も変わってくる。樺太は対象外であるが、いずれにしても気候の厳しい地域であることは本書を読んでもよく理解できる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

江戸時代のすご腕隠密

2009/10/19 00:08

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hamster078 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 読み物として大変おもしろい小説である。幕末の歴史をたどっていると、そこここで間宮林蔵という名前と出くわすが、表の歴史ではあまり大きく扱われない人物である。だから、幕末史好きな人にとっても、気にはなっているが、よく分からない人物という印象が強いと思う。その影の歴史ヒーローのような人物について、歴史小説では定評のある吉村昭が、かなり分厚い長編小説を書いていた。これは読まない手はない。
 一読してわかるとおり、間宮は幕府の隠密(スパイ)である。それもその種の家柄に生まれたわけでなく、一介の百姓の子から旅の測量師に拾われる形で村をあとにし、だんだんに有能な隠密としての評価を実力で得ていった人物である。後半にいたっては、シーボルト事件から、漂流した異人の取り調べ、諸藩の密貿易の調査まで、他に幕府には人がいないのかと思われるくらい、軒並み重要な事件に派遣されてる。
 そうした評価を受けるきっかけとなったのが、前半における蝦夷地、樺太の探検、地勢調査であった。最果ての極寒の地にあって、間宮は満足に従者も連れることなく、ほとんど単独でサンタン人など現地住民の協力をえつつ、樺太から大陸シベリア東部にいたる地域を踏破し、無事に帰還するという偉業をなし遂げている。つまり、この小説は前半の探検家としての冒険物語と後半の隠密としてのスパイ活動と二度おいしいわけである。
 それにしても、これだけの分量を費やしても、まだ間宮という人物には多くの謎が残り、やはりすご腕の隠密というものはそう簡単には正体をつかませないものだなと感心する。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2007/01/14 00:34

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/04/06 12:33

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/12/31 12:25

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/06/21 07:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/08/08 15:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/09/09 20:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/09/07 12:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/07/03 21:26

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/10/03 00:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/08/16 16:03

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/09/16 22:13

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/06/28 10:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/01/19 00:19

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。