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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 5件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1987.2
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/290p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-719217-4
文庫

紙の本

闇の梯子 (文春文庫)

著者 藤沢 周平 (著)

闇の梯子 (文春文庫)

税込 556 5pt

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

救いのない闇の中に輝く一粒の光が胸を打つ市井武家物五編。

2010/08/15 15:43

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

全体的に暗い色調の作品が多い。しかしその暗さゆえに、たった一粒の光が放つ輝きが印象に残る。
コントラストの強いこれらの作品の中で、緊張感ともの悲しさとともにカタルシスを伴った武家物【相模守は無害】、【紅の記憶】が気に入っている。

【父(ちゃん)と呼べ】
徳五郎が連れてきた寅太という男の子は、なかなか懐かなかったが、ついに徳五郎を『父(ちゃん)』と呼んだ。
一緒に物取りをしていた父は島流しとなり、母もとうの昔に行方知れずだった。
ところが幸せだった徳五郎夫婦の元に、どこから聞きつけたのか、母が寅太を引き取りたいと現れた。

悲しくやり切れない物語なのだが、どこか救いがある。
それは、口は悪くとも揺るぎない夫婦の情愛が、描かれているからに違いない。

【闇の梯子】
清次に無心する酉蔵は、かつて腕の良い版木職人という風だったが、人の弱みにつけ込んで強請を行い、闇に消える梯子を降り始めていた。
そんな酉蔵に清次が毎回金を渡していたのは、かつて優しかったが身を持ち崩し、闇の梯子を降りていった兄の面影を見たからだった。
清次が酉蔵と決別を告げた夜、女房のおたみは、お腹が痛いと言って黒い血を吐いた。

救いなど、どこにもない暗い色調の作品である。
しかし闇の梯子を降り始めた清次の姿に、『これで間違いはない』と感じるのは、おたみへの深い思いが描かれているからだろう。

【入墨】
お島の店の前に一人のみすぼらしい格好の年寄りが立っている。
お島を売り飛ばし、女と行方を眩ました父親だったが、妹おりつは、物心つく前にいなくなった父親の姿を見て、哀れだと思った。
姉の反対を押し切り、おりつが父親に酒を飲ませるようになってからしばらくすると、島送りから帰ってきた姉の昔の男がやってきた。

父親を憎む姉と不憫に思い労る妹。二人の対照的な眼差しが一人の父親の姿を創り出している。
そして島帰りの男によって、真の父親の姿が描き出している。
「雪明かり」にも収録されている作品。

【相模守は無害】
公儀隠密の明楽箭八郎(あけらやはちろう)は、十四年におよぶ海坂藩探索が終わり、江戸に戻ってきた。
大一揆が起こっている支藩山鳥領を調査し、苛政を布く藩主神山相模守らの、海坂藩による処分を見届けたためだった。
しかしその一月後、箭八郎は、十数人の供を従え、立派な身なりで海坂藩上屋敷に入っていく、失脚したはずの神山相模守の嫡子彦五郎の姿を見た。

隠密探索に出ると家を顧みることのできない公儀隠密の悲哀を描いた作品。
しかしその悲哀が、箭八郎と彼を待つ人の思いをいっそう強く浮かび上がらせている。

【紅の記憶】
麓(ふもと)綱四郎は、殿岡家に婿入りが決まっていたものの、藩政のことで激越した口調で喋る父娘に、鬱陶しい感じしか持っていなかった。
ところがある日、殿岡甚兵衛と娘加津が、君側の奸と噂される香崎を襲い、死んだと聞いた。
砂を虚ろに見つめて横たわる加津を見た綱四郎の脳裏に、十日前、女剣士と言われ化粧気もなかった加津の、紅をさし身体を委ねてきた姿が、痛ましく甦ってきた。

加津の覚悟と意地らしい姿に、綱四郎と同様に胸を打たれる。
父や長兄、殿岡父娘と対照的な、自堕落な綱四郎のやるときやるという姿に爽快感を覚える。

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2008/04/29 19:01

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2011/06/23 12:58

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2019/09/24 08:26

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2020/11/12 07:34

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