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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1990.6
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:20cm/399p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-309-22174-2

紙の本

ネロ 皇帝にして神、芸術家にして道化師

著者 P・ファンデンベルク (著),平井 吉夫 (訳)

ネロ 皇帝にして神、芸術家にして道化師

税込 2,990 27pt

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紙の本

暴君の真実の顔

2024/01/14 10:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネロといえば、カリグラと並んで暴君として名高いローマ皇帝だろう。
カエサルやアウグストスの血を引くユリウス=クラウディウス家の高貴な血筋のはずなのに、なぜ悪名高い皇帝ナンバーワンとツーを競うような人間になってしまったのだろう。
本書ではネロの生涯を追うことで、暴君の真実に迫っていきます。

話はネロの母親ユリア・アグリッピナが叔父であり再婚相手であるローマ帝国第4代皇帝クラウディウスの遺体を前に、自分の息子を帝位につけるために陰謀の糸をひいている姿から始まります。
猛女アグリッピナはアウグストスの娘ユリアの娘になる大アグリッピナを母に、アウグストスの姪小アントニアを母に持つ名将ゲルマニクスを父に、そして第3代皇帝カリグラを兄に持つ。
名前がユリア・アグリッピナというだけでユリウス家の血を引くアグリッパ家の娘とすぐにわかるのはローマ帝国あるあるだが、同名の女性が多くてややこしくもある。
だがその名の通りローマ帝国の中で最も高貴な血を引いていると自負していても間違いないだろう。
皇帝クラウディウスには実子である小ブリタニクスがいたが、アグリッピナはアヘノバルブス家へ嫁いだ時に産んだ息子ネロをクラウディウスの養子として次期皇帝にするべく画策していく。
実子を差し置いて養子を後継ぎにするなんて随分と無理を通したものだと昔は思っていたが、彼らの複雑な家系図を見ていたらそこまで無理な話でもなかったことがわかった。
そして権力欲の強い女だと思っていたアグリッピナだが、命の危険と隣り合わせの人生の中で常に戦っていた女性でもあったんだと再認識しました。

こうして母親により十七歳で皇帝に仕立て上げられたネロは、アウグスタの名称を手に入れたアグリッピナと家庭教師をしていたセネカの政治手腕に導かれて人気があった。
ギリシア文化に傾倒し、ギリシアの競技会で歌を披露したり自作の詩を朗読して聴衆に賛美を求めたりというのは可愛い方だろう。
ローマ大火の元凶だったというのは後のキリスト教徒とスエトニウスが作った話のようで、実際には救済策を打ち出したりと皇帝として働いている。
義弟ブリタニクス、母親アグリッピナ、正妻オクタウィア、師セネカと次々に近親者を暗殺していったが、これも気の弱さと怖れから来る行動だったのかもしれない。
普通の貴族の家に生まれていれば歌と宴会が好きな気のいい若様だったのかもしれないが、帝位があるばかりに翻弄され自殺するに至った姿はまさしく道化師だった。
語りがうまく歴史の中に引き込まれるような本でした。

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2018/03/25 13:05

投稿元:ブクログ

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