「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
愛とは・「落ちる」ものではなく、...
ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん
愛とは
・「落ちる」ものではなく、「みずから踏み込む」ものである。
・与えられるものではなく、与えるものである。
・愛を生む力であり、愛せないということは愛を生むことができない。
心にグッサグサに突き刺さりまくる言葉の数々。
泣けました。
人文担当 松田
紙の本
レビュー
2015/12/27 15:36
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜ人は愛する対象ばかりにこだわって方法を学ばないのかという疑問の投げかけから本編は始まります。
根拠の乏しい主張や決め付けなどがありましたが、そのあたりはフロム氏の主張に自分で答えを考えをアセンブリして理性を高めることができ満足です。
この本に書かれていることが全て間違ってないとはいえないので手放しではお勧めできませんが、読んでみるのは間違ってないと思います。
紙の本
現代社会と愛
2016/01/17 21:17
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:般若泡とネクトル - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔、倫・社の教科書で名前・著書名を詰め込んだ、フロイトといった先人達が、どの様な歴史的要請で、自説を説き、また、時の流れとともにそれがどの様に色あせていったかも、記されており、そういった思想の進化も興味深く理解する事ができた。
本書は、記されてから世紀をまたぎ、現代社会も急速に変化はしているものの、本書が色あせる程の社会変化は、まだ起きていないと個人的には考える。
私の”愛する事”に対する理解は、”愛するものを慈しみ、大切にする事”という程度のレベルであったが、前世期初頭にドイツに生まれ、閉塞の時代を経験して第2次大戦前に資本主義の本元であるアメリカに移り、1970年代まで、東海岸等の大学にて精神分析での教鞭をとっていた著者の、能動的・主体的に生きる事で与える事ができ、また得られる愛とは何かという体系的な主張は、ロジカルで普遍的なものである様に感じられた。
資本主義社会にどっぷり浸って生きている私にとって、社会の発展と環境制約や、資源・エネルギー制約との関係性に思いを巡らす事はあれど、社会の発展と愛に深く思いを巡らす事は、これまでなかった。
本書は、現代社会に生きる我々は、どの様に善く生きるべきかに関する示唆あるいはそれについて考える機会を与えてくれる。
紙の本
とても好きな本
2020/07/19 08:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まーとん - この投稿者のレビュー一覧を見る
エーリッヒ・フロムは、アルフレッド・アドラーの影響を受けています。
フロムは「人間のもっとも強い欲求とは、孤立を克服し、孤独の牢獄から抜け出したいという欲求である。」と言いました。一方アドラーは「共同体への所属感」を人間の根源的な欲求とします。言い方の違いだけですね。
アドラー心理学を学べば、フロムの「愛する」という思想をより理解できます。そこで紹介するのが、岸見一郎さんの『幸せになる勇気』です。ぜひ読んでください。
紙の本
愛は技術である
2020/05/03 21:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛は自然に発生するものだと思っていたので、技術であるという考えにまず驚いた。しかし、愛ほど多くの人が経験しているのにこれほど失敗談の多いものもない気がする。それはやはりフロムの考えるように愛する技術を習得していないからではないか。
本書はまず愛とは何か、愛にはどんな種類があるのかなど愛の理論から入り、次にその修練について述べている。愛という問題にここまで論理だてて向き合ったことはなかったのでとても新鮮で勉強になった。
自分の役に立たない者を愛するときにはじめて、愛は開花する。という言葉が特に印象的だった。愛してくれるから愛する、何かを自分に与えてくれるから愛するというのは未熟な愛であり、そんなもの抜きに愛する人の成長と幸福を積極的に求めることが本当の愛なのだ。
相手を信じ、また自分を愛し、同時に他のすべての人を愛すること。習練については具体的に何をするかなど細かいことは書かれていないが、そんな大切なことを胸にとめてそうあろうとするだけで生き方が変わると思った。