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紙の本
ミステリーファンもそうでない人も
2008/06/10 23:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この軽く読めて、しかし結構深い内容は赤川次郎を彷彿とさせます。
少年少女も安心して読める内容になっています。
アニメで言うとコナンか。
いつもこれでは物足りないけれど、時々読むには大人にも丁度良い。
しのぶセンセが男気溢れていて格好良いです。
続編にも期待。
紙の本
少年達に読ませたい
2004/07/25 03:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る
ご存じ、東野圭吾「浪速少年探偵団」。いいっす! ネ! 小学校教諭、しのぶセンセの魅力もさることながら、生徒たちの何て生き生きしている事。今日びの子供、こんなん居ますか?と思いつつ、居るんですよね。情報社会の弊害というか、昔からあった事なのか、一部が全部、際立ったものが代表のように取り扱われ、本質が見抜けなくなっています。大部分はそんなに変わっちゃいませんって。
しのぶセンセの短編が5篇収録されています。先生と生徒、刑事のコンビ、この絶妙なコンビネーションで語られる物語は宮部みゆきセンセ憧れの関西弁だ。軽妙ながらも言葉の裏にあるニュアンスが何とも奥深い関西弁で語られる物語は、その軽妙さと裏腹にしっかりした本格ミステリーなのだ。だから、面白くて、楽しくて、すごいのである。こんなミステリー、大人だけで楽しんで良いのでしょうか。昔、ホームズで開眼したように、子供たちがミステリー、本、読書の楽しさ、素晴らしさを発見出来るきっかけにならないだろうか。
紙の本
「少年団」というほどには…
2020/01/19 23:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
竹内しのぶ25歳独身。彼女と彼女の教え子らが遭遇する5つの事件を扱った連作短編集。
「しのぶセンセの推理」はいきなり教え子の1人の父親が殺されるというショッキングな事件。
「しのぶセンセと家なき子」からシリーズのサブキャラクター田中鉄平が物語に大いに絡んでくる。
「しのぶセンセのお見合い」は新藤刑事の恋のライバル本間の登場する話。
「しのぶセンセのクリスマス」は本シリーズの中で一番奇抜な状況を扱っている。
そして最後の「しのぶセンセを仰げば尊し」は本作の掉尾を飾るに相応しいハートウォーミングストーリー。
大阪弁が軽快に飛び交うライトミステリ。しかし、小学校教師を主人公に扱っているが殺人事件の中には結構深刻な真相もある。
しかし、十分大人である私にとっては逆に人間関係の陰惨さよりもノスタルジーを誘う事が多かった。
まず最初の1篇は真相に感心した。なかなか小説では思いつかない真相だと思う。
次の「~家なき子」はクラスに1人はいたゲームの達人というのが琴線に響いた。これもいたよ、やたらとゲームの巧い奴。私の時はファミコンも全盛だったが、ゲームの達人はゲーセンに一日中入り浸っていたんだけどね。
シリーズの折り返し地点の短編「~お見合い」で本間を登場させてシリーズにカンフル剤を打ち込む。逆に云えば、この短編からシリーズに彩りが出てきたように思う。しのぶセンセも恋相手が2人になり、魅力が行間から見えてきたように感じた。
そして個人的なベスト「~クリスマス」は殺人事件と思われる事件の凶器がケーキの中から現れるという謎が非常に魅力的。一見、その奇抜さのみ先行した設定かと思いきや、最後には鮮やかに凶器をケーキに隠した理由を解き明かしてみせる。
最後の「~仰げば尊し」は事件そのものよりもやはりシリーズの幕引きを飾るお話としての感慨が深い。もちろん布団干し中の墜落の真相は逆説めいていて面白いが。
ふと思ったのだがこれはもしかしたら北村薫氏に先行して所謂「日常の謎」系ミステリに成り得た作品集ではなかったということ。ファミコンゲームのひったくりやベランダからの落下の事件は正にそう。
基本的に「日常の謎」系ミステリは人が死ななくて、日常に潜む些細な謎、違和感に隠された意外な真相・思いがけなかった悪意を導き出すのだから、常に殺人が絡む本作品集ではそこが条件的に成り立っていない。そこが非常に惜しい。
そしてシリーズ全体を通してみると、作者が定石に乗っ取って各短編を紡いだ事が解る。
まずは主人公の紹介。次の短編でシリーズ全体を通して出てくるサブキャラクターの紹介。中盤において恋のライバルの登場。最後に締めの1編。正に淀みがない。
そしてこの頃から作者が色んなジャンルへ挑戦しているのが窺える。
デビュー作以降、主に学生時代を舞台に青春ミステリを書いてきた作者だったが、前作『ウィンクで乾杯』ではパーティ・コンパニオンを主人公にしたトレンディ・ドラマ(古いなぁ・・・)風ミステリに、本作では学校の図書館においてある『ズッコケ少年探偵団』シリーズのようなジュヴナイル・ディテクティヴ・ストーリーに挑戦している。そしてそれらにおいてもきちんと水準を保っているのがやはりすごい。
最後の短編で一応のお別れを告げたしのぶセンセ。しかしこのシリーズ、もう1作あるので、この後、どのような展開をするのか楽しみだ。
しかし、前にも述べたが、ホントこの作者、タイトルに対して頓着しない。『浪花少年探偵団』といっても活躍する少年はせいぜい2人である。題名よりも中身で勝負という事か。
紙の本
こってり
2021/07/21 02:01
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に読み返してみたら、フォントが小さめで読むのが大変でした……今から読む方は新装版がいいのではないかな。
紙の本
大阪弁満載
2002/06/06 14:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学六年の担任・しのぶセンセと、しのぷのクラスの生徒達が事件に巻き込まれ、刑事・新藤から情報を得て謎を解いていく連作短編集。途中から、しのぶセンセの見合い相手でエリートの本間も出てきて、しのぶセンセを取り巻くラブコメ的要素もある。
ユーモアミステリである。なかなか楽しい。場所が大阪だけに会話文は大阪弁なので、関西の人でないと少し読みづらいかもしれない。だが、正しい大阪弁なので、関西人は安心して読める作品である。