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紙の本
いもとさんの絵もすてき
2002/06/12 14:43
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮沢賢治さんの有名な作品です。
セロとはチェロのこと。
楽団で、チェロを弾くゴーシュが、毎夜家を訪ねてくる、いろいろな動物たちとのやりとりを重ねるうちに、下手だったチェロの演奏が知らないうちに上手くなっていく話です。
話の展開もそうですが、その文章、会話運びがとてもリズミカルで、楽しく、一気に最後まで読めてしまいます。
いもとさんの絵も良いです。
私は、いもとさんの絵といえば、子供向けの幼いイメージを持っていましたが、今回はゴーシュや楽団員などがシルエット的に描かれているせいか、子供っぽさはあまり強調されていません。いつもとは、一味違ったいもとさんの魅力が楽しめる一冊ではないかと思います。