紙の本
マジックミステリ
2019/07/07 09:37
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投稿者:モフモフモフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初の泡坂妻夫。噂に違わないおもしろさ。
近年はマジックの種あかしがテレビや書籍で頻繁におこなわれるが、書かれた当時はどうやら違っていたらしい。作中作の短編集にかかれていることが事件解明の重要な手がかりになっているのが好みだった。
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きちんとしたミステリー
2014/06/28 07:44
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投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
奇をてらわず、きちんとしたミステリーです。いろんなマジックが伏線になり、最後に収束します。面白かったです。
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11枚のトランプ
2013/05/20 22:10
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投稿者:ホームズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった(笑)しっかり伏線張られてるし(笑)作中作の『11枚のとらんぶ』も良かったし。
マジックとかも好きなので楽しんで読めた(笑)
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投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本格ミステリの醍醐味を味わえる。意外な犯人やすごいトリックは出てこないが、とにかく伏線の張り方が見事。登場人物がマジシャンというのも珍しいが、話の全てに「奇術」が関係していて、コミカルで読んでいて楽しい。さらに作中作まで入っていて、(これがまた重要な伏線になっている)贅沢な一冊。
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作中作が素晴らしい3部構成。マジシャンでもある作者の魅力を堪能できる。伏線の張り方が見事。1つ1つのエピが面白く場面展開が早いので、推理する意識がいつの間にか消え失せ、気がつくと作者の術中にハマっていた。奇術師・厚川昌男の腕に見惚れていると、ミステリ作家・泡坂妻夫に背負い投げを喰らわされる。
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合わなかったです。作中作にもっと深い意味があると思っていたので、真相に辿り着いたときは逆に勿体無いと思ってしまいました。登場人物の多さに疲れました。
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あるマジック倶楽部の公演中、公演場所から離れたところに有るアパートで彼らのメンバーのひとりが殺された。――――――なかなか面白かったです。特に作中作の『11枚のとらんぷ』の使い方が面白かった。ほ〜って思いました。
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奇術ショウの仕掛けから出てくるはずの女性が、マンションの自室で殺されていた。しかも奇術仲間が書いた『11枚のとらんぷ』に出てくる小道具が、儀式めかして死体の周囲を取りまいていた。著者の鹿川舜平がたどり着いた真相とは。石田天海賞受賞のマジシャン泡坂妻夫が、マジックとミステリを結合させた第一長編で観客=読者を魅了する。
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氏のデビュー長編。
奇術ショーの最中、仕掛けから出てくるはずの女性が姿を消し、マンションの自室で撲殺死体となって発見された。
死体の周囲には奇術小説集「11枚のトランプ」で使われている小道具が、壊されて散乱しており……。
この本の著者、鹿川が自著を手がかりに真相を手繰り寄せる。
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様々なトリックや形式、スタイルが実験され尽くした感のある現在からでは想像するほかないが、この本が刊行されたときには冒険的な試みとして、かなりの話題作になったと思う。個人的にはもう少し人物像の書き込みが欲しい。
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作中作の『11枚のとらんぷ』が特に優れている。短いゆえにキレがあるし、内容も奇術の種明かしでありながら、しっかり本格推理の風格がある。
主筋の方も綿密に伏線が張られていて、その構成の上手さに感服する。
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奇術とミステリとはかなり近いものであることが認識できた一冊。作中「11枚のとらんぷ」に描かれた奇術のトリックは、充分謎解きとして楽しめるしね。そこでウォーミングアップした後に「事件」の謎を解け、という印象。
この作品は、伏線の勝利か。まさかあんなところにも伏線があったなんて。作中作の存在意義は絶大。
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奇術ショウの仕掛けから出てくるはずの女性が姿を消し、マンションの自室で撲殺死体となって発見される。
しかも死体の周囲には、奇術小説集「11枚のとらんぷ」で使われている小道具が、壊されて散乱していた。
著者鹿川は、自署を手がかりにして真相を追うが・・・。
これもすでに古典の名作。やっと読めました。
とにかく作中作の「11枚のとらんぷ」に驚き。
マジックネタの短編集といった体裁ですが、これだけを抜き出して読んでもそのままイケます。
それがまた本編の手がかりにもなっているという。
凄い。
全編マジックだらけで、奇術の世界にどっぷりです。
次から次へと繰り出されるマジックに、想像だけでもクラクラ。
長~いマジックショウの間に事件が解決されたような感覚でした。
凄かった。
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変わった本。本の中に本がある。本編での殺人事件は、登場人物が書いた本に謎解きが隠されているというストーリー。中にある小説は登場人物が書いた、奇術師サークルの面白可笑しい不思議なトリック実話。流石マジシャンの作者が書いた作品。実際の本編の殺人事件は、余り面白くないし、実際「11枚のトランブ」との、関連性は低く、読み終わるとなんかがっかり。もっとわくわくミステリーの種明かしがあるのかと期待してしまったから。推理小説とすると、犯人は性格上こいつしか居ない!って感じでその通り。主人公の女性がちやほやされるのがバカらしい
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奇術クラブの仲間が自宅マンションで殺害されていた。そして同じ奇術仲間が書いた『11枚のとらんぷ』の内容を構成する11のマジック小道具が毀されていた。作家自身も高名な奇術師が書いた長編ミステリー小説。