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収録作品一覧
弟子 | 9-54 | |
---|---|---|
李陵 | 55-112 | |
名人伝 | 113-124 |
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紙の本
中島文学を味わい尽くす
2023/04/01 02:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
仮に、この文庫版全集について
どの一冊から、と問われれば、
傑作目白押しの第三巻から
ひもとくことをおすすめしたいです。
なにしろ、のっけから、
弟子、李陵、名人伝
の三連発ですからねえ。
因みに、国語教科書でお馴染みの
山月記ヮ、第一巻に収録されております。
紙の本
3冊で全集が完結してしまう。彼にはもっと作品を遺してほしかった。
2016/05/17 17:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブックン - この投稿者のレビュー一覧を見る
誠実に編まれた全集と感じます。
それにしても、この作者の生前刊行された作品の少なさに胸が痛みます。習作あるいは本人が刊行を控えた作品も含めての全集が文庫3冊で収載可能なことに、彼の無念さが伝わってきます。この全集の2に収録されている書簡の中には「これからは、書くことで生活を立てていく」という意気込みが書かれているものもあるだけに、なおさらその感を強くします。
この全集には生前刊行されなかった作品のみならず、上述のとおり日記・書簡類も収められています。「全集」というものに触れる目的の一つには、「その作家の人となりを実感したい」この思いが強く作用しているものと考えています。この全集に触れれば、彼が単に、「教科書に載った漢文を操る中国モノが得意な作家さん」に止まらない著述家であることは一目(一読)瞭然です。
中島敦の全貌を遺憾なく現してくれる全集として、このシリーズ3冊が入手できたことの喜びを深く噛みしめています。
紙の本
中島敦全集3
2001/05/11 11:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:55555 - この投稿者のレビュー一覧を見る
芥川竜之介が古典の教養を持ち合わせていたとするのならば、中島敦は漢文の教養を持ち合わせていた。そのせいか中島敦の作品には理路整然とした構成や文体といった漢文の影響がみられる。
芥川のそれとは違い弱さを有してない点が両作家の大きな違いだと思う。しかし、弱さを有してはいなかったが中島は早世してしまった。
そんな、中島敦の全集。他には断片や年譜が収められている。