「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
熊野マジック
2024/02/01 10:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
カンペンティエルの「失われた足跡」やリョサの「緑の家」、そしてガルシアマルケスの一連の作品、に舞台として登場する南米の密林地帯というのは例えば死人がうろついていても、突然目の前に美女が姿を表したとしても決しておかしくない地域だと思っている、それと同じように中上健次氏の小説に登場する「熊野」の森林も何が出てきてもおかしくない舞台だと思った、それが主人公(モデルは作者)の自殺した兄であってもだ、遠い昔の蟻の熊野詣からこの地には不思議なことを引き付ける磁力があるのかもしれない、そのことを彼は「道成寺伝説」に絡ませて語ったりもしている、この短篇集は、同じように熊野を描いた「熊野集」や「枯木灘」よりも先に発表されたものだが、もうこの作品集において熊野の世界観は確立している
紙の本
取り繕う12編
2016/12/07 10:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が愛してやまない熊野の雄大な自然の力が伝わってくる。一方で水の行に取りつかれた人々など、人間の愚かさも感じた。