すずめのおくりもの
『きつねの窓』『風と木の歌』『遠い野いばらの村』など時代を超えてなお輝きを失うことのない作品群をのこした童話作家、安房直子さん。その名作のひとつが、電子書籍で復刻します。...
すずめのおくりもの
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
『きつねの窓』『風と木の歌』『遠い野いばらの村』など時代を超えてなお輝きを失うことのない作品群をのこした童話作家、安房直子さん。その名作のひとつが、電子書籍で復刻します。
名作童話集『ねこじゃらしの野原』収録の「すずめのおくりもの」が、菊池恭子の手による絵がいっぱいはいった絵童話になりました。読み聞かせを卒業し、低学年の子が、はじめてひとりでよむのに最適な1冊です。小さなすずめたちのおくりものとはいったいなにか? 安房直子さんのかわいらしく心温まるファンタジー世界に触れてみてください。
【内容紹介】
あさはやく、とうふやさんをおこすものがありました。みせのまえにはすずめがずらりとならんでいて、おねがいがあるというのですが……。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
微笑ましい物語
2021/05/14 23:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テルボー - この投稿者のレビュー一覧を見る
文章も挿絵も可愛らしく微笑ましい物語で、特に最後の場面が印象に残っています。
とても癒されます。絶版なので大事にします。
安房さんのお話は、どうしてこんなにかわいらしいのでしょう
2002/07/25 18:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とっても働き者の豆腐屋のご主人がいました。
毎日毎日働きどおしのご主人ですが、月に一度、毎月十日だけはゆっくりお休みを取っていました。
ところが、ある日、この月に一度のお休みの日に、ご主人を起こす者たちが。
店の前にはあきれるほどたくさんのすずめたち。
このすずめたちは、小さな袋にだいずを入れて持ってきて、そのだいずで小さな小さな豆腐を作ってくれとたのむのでした。
すずめたちがそろっておじぎをする姿、できあがったマッチ箱二つ分くらいの小さな豆腐。
もうなにもかもが、かわいらしいのです。
すずめたちの取る行動も、豆腐屋のご主人のやさしさも、すべてがあたたかくて、すてきなお話です。
最後の最後まで、1シーン、1シーンが、愛らしいのです。
絵ももちろんかわいいのですが、絵が用意されていないシーンでも、安房さんの文章が自分の頭の中に描き出すシーンがまた、とてもかわいらしいのです。
絵のかわいさに助けられているような絵本を、出していらっしゃる方はたくさんいるようですが、文章だけで、これだけ愛らしい雰囲気をかもし出すことができる人は、なかなかいるものではありません。
作中、お豆腐屋さんの毎日の仕事や、豆腐の作り方も簡単に紹介してくれているので、そのあたりも、読んでいて楽しいかもしれませんね。