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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1992
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元SF文庫
  • サイズ:15cm/214p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-60803-5
文庫

紙の本

毒ガス帯 (創元SF文庫)

著者 コナン・ドイル (著),竜口 直太郎 (訳)

毒ガス帯 (創元SF文庫)

税込 440 4pt

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

折り目正しいセンスオブワンダー

2016/08/21 02:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

名作「失われた世界」のチャレンジャー教授を始めとする面々が再会し、またもや科学的大発見のために冒険に繰り出すのかと思いきや、最先端の一つ先の科学を題材にしようとしつつ、冒険活劇であることを必ずしも唯一の方法とはせずに、様々なスタイルを試みているようだ。
「毒ガス帯」は、生命に毒となるエーテルの帯に地球が突入してしまうという設定で、直前にそれを予見したお馴染みチャレンジャー教授の一行が、なんとか防護策を講じて生き延びようとする。空間を充満するエーテルの存在を肯定するのは当時の科学水準として突飛な仮定ではないが、そこにさらに不均質で人間的な設定を作り出したのは、一流のアイデアであるとともに、容易に突破できない過酷な条件を人類に突きつけるものだ。ただそこに、ウェルズやヴェルヌのような革新的なテクノロジーをもって挑もうというような方法はドイルはとらず、あるいは取り得なかったと言うべきか、もう一段の飛躍は持ち込まずに、現行のテクノロジーによって対峙する。それはまた人類の能力の限界を露呈させ、ある種の悲しみを作り出させる効果をもたらした。彼らは人々より少しだけ長く生き延びて、滅亡していく人類文明を見送るだけのことしかできない。だがその視線の静謐さ、あくまで理性的であろうとする彼らの姿勢には感動的とすら思える。
「地球の悲鳴」今で言うガイア理論であって、地球そのものが巨大な生命体であることを証明するために、チャレンジャー教授は巨額の資金を調達して大掛かりな実験装置を建設する。あまりに直線的すぎる展開の帰結そのものに波乱があるわけではなく、実験の成果披露の場における紳士諸兄の坦々とした挙動と、クライマックスにおける混乱の対比が実は一番面白い。
「分解機」人類を破滅に陥れかねない大発明を目の当りにした、チャレンジャー教授の驚愕の行動とは。そして人類を救う道を見いだせるのか。
要するに、チャレンジャー教授は稀代の天才科学者で、猛烈な行動力の持ち主だが、なんといってもヒューマニストなのだ。そして夢のような科学理論を操っても、英国紳士らしくどこまでも地に足の付いた現実主義者だ。研究室に籠っていたとしても冒険はできる。そういった精神の冒険を描こうとする姿勢は、スティーブンスンなどを継ぐ系譜であって、ドイルの各作品に共通する性質のように思う。そしてチャレンジャー教授の類い稀なる個性は、科学的飛躍に向き合うロンドンの人々の向こう側に、静かに未来を見通そうとしている。

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紙の本

チャレンジャー教授ふたたび

2002/04/18 03:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

『失われた世界』で強烈な個性を放っていた天才科学者チャレンジャー
教授を主人公とする作品を収めた短篇集。収録されているのは、こ
の本の2/3を占める中篇『毒ガス帯』、『地球の悲鳴』、『分解機』
の3篇である。

表題作『毒ガス帯』は、人類滅亡の危機をめぐるシリアスな物語だ。
ある日、恒星のスペクトル中のフラウンホーファー線にくもりが観
測される。チャレンジャー教授は、地球が有毒のエーテル帯に突入
しつつあることを察知、教授らは、酸素ボンベを抱えて人類の最後
を見とどようとする——動くものもない沈黙の世界で彼らが見たも
のとは——

残りの2篇、チャレンジャー教授が唱えた地球に関するある学説の
証明プロジェクトがろくでもない結末を招く『地球の悲鳴』、ある
発明家がなした恐るべき発明を巡り、チャレンジャー教授がとんで
もないことをやらかす(いいんだろうか(^◇^;))『分解機』は、い
ずれも軽めの番外編的な小品だ。

チャレンジャー教授のファンの人はお見逃しなく。

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紙の本

作者としてホームズを殺したドイルは、すべての地球市民に手をかけていた

2002/03/01 00:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 マローン、ロクストン卿、サマリー教授の面々は、突然にチャレンジャー教授から呼び出しを受ける。しかも、各自が酸素ボンベを持参せよという。
 おかしな要求を怪訝に思っていた3人だが、チャレンジャーの話を聞いて愕然とする。チャレンジャー教授は、地球が宇宙に漂う有毒なエーテル帯に突入し、人類の最後が訪れることを予見していたのだ。
 次々と報告される国家の崩壊や全滅の惨劇。人類の最後を看取るというチャレンジャーの試みは成功してしまうかに思えたのだが……。
 
 
 ドイルの創作したキャラクターの中では、ホームズに次ぐ位置を占めるチャレンジャー教授は、生物学を専攻する優秀な学者であり、抜群の決断力を誇る冒険家でもある。巨大な頭に優秀な頭脳を納め、高慢で自身に満ちた態度から敵は多いが、味方にすればこれほど好ましい人物もいないという人物である。
 
 灰色のホームズがドイルの抑制された知性を象徴するとすれば、極彩色のチャレンジャー教授にはドイルの辛辣な批判や解放されたユーモアがある。冒険家でチャレンジャーというストレートな名前にはじまって、きまじめな探偵を書くことから開放されたドイルは、自身のシニカルさとユーモアを全面に押しだしたキャラクターによる、荒唐無稽な作品を書くことができたのだ。
 
 
 ウェルズの『宇宙戦争』とも共通する、地球最後の日というテーマを扱った本作は、毒ガスによって人類が全滅してしまうという悲惨な出来事が描かれているわりには、とても滑稽な展開が繰り広げられる。人類の滅亡があまりにもあっさりとしている。
 
 このあっさりとした感じがどこかにあったと思っていたら……、ホームズの死に似ていたことがに気がついた。世界で最も有名な創作上の人物となったシャーロック・ホームズを、自由な創作の妨げとなってしまったからなのか、自らの手であっさりと抹殺したコナン・ドイル。本作では、自らのキャラクター以外の人類すべてが死んでしまう光景をあっさりと描いている。
 
 
 この作品は、オチがすべて。悪ふざけとしてか思えないようなアイデアを、生真面目なドイル翁がしかめっつらのまま、愉しみながら書き上げてしまったんじゃないだろうか。

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2006/06/01 00:18

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2008/07/16 05:41

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2021/03/15 16:47

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2021/04/23 20:45

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