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紙の本
大菩薩峠 12 (ちくま文庫)
著者 中里 介山 (著)
竜之助との間をわけありげに噂され、お雪は不安をつのらせていた。宿を訪れる人がみな、竜之助を探索すると見えてくる。ついに白骨を去り、白川郷へ向かおうと決めた。そのころ兵馬は...
大菩薩峠 12 (ちくま文庫)
大菩薩峠(12)
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商品説明
竜之助との間をわけありげに噂され、お雪は不安をつのらせていた。宿を訪れる人がみな、竜之助を探索すると見えてくる。ついに白骨を去り、白川郷へ向かおうと決めた。そのころ兵馬は、飛騨高山に歩を進めていた。一方、お銀様は再び故郷を離れ、お角に同道して鳴海、熱田へ。道庵と米友また、木曽から尾張へ入り、名古屋城天守に登って御満悦。その城中奥深く、一夜がんりきの百蔵が忍び入った…「年魚市の巻」「畜生谷の巻」を収録。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
悪女塚。
2002/05/21 22:31
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お銀様は義母と義弟を焼き殺したうえに、世にも不気味な「悪女塚」の建立に熱中する。彼女のエキセントリックぶりはファンにとって嬉しい限りだ。奇矯な里見もゆるも魅力的である。彼女の行動は、実際は男にとって都合が好く、危険ではあるが。
確かに、「大菩薩峠」の女性キャラクターたちは、「悪女」ばかりだろう。しかし、悪女とはいっても「悪人」ではない。男の被害者が多いのだ。女が無意識に男を誘惑するのではなく、男が勝手に疾しい気持ちを抱くのである。昔の男はエゴイストが多かったことだろう。男のエゴの犠牲になった女性は、「悪女」となることで「強さ」を得るのか。それでも結局報われず、また男のエゴの犠牲になってしまうのは痛ましいが……。