- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |
紙の本
悪女塚。
2002/05/21 22:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お銀様は義母と義弟を焼き殺したうえに、世にも不気味な「悪女塚」の建立に熱中する。彼女のエキセントリックぶりはファンにとって嬉しい限りだ。奇矯な里見もゆるも魅力的である。彼女の行動は、実際は男にとって都合が好く、危険ではあるが。
確かに、「大菩薩峠」の女性キャラクターたちは、「悪女」ばかりだろう。しかし、悪女とはいっても「悪人」ではない。男の被害者が多いのだ。女が無意識に男を誘惑するのではなく、男が勝手に疾しい気持ちを抱くのである。昔の男はエゴイストが多かったことだろう。男のエゴの犠牲になった女性は、「悪女」となることで「強さ」を得るのか。それでも結局報われず、また男のエゴの犠牲になってしまうのは痛ましいが……。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |