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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1998/01/09
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文芸文庫
  • サイズ:16cm/328p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-197599-4
文庫

紙の本

何処へ・入江のほとり (講談社文芸文庫)

著者 正宗 白鳥 (著)

栄達出世を夢みつつ、人生への懐疑にゆれる悩める青年健次の魂の行方を追う「何処へ」。瀬戸内海沿いの旧家に集まる兄弟姉妹らの心の翳と哀感を描く「入江のほとり」。父の死を綴る「...

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何処へ・入江のほとり (講談社文芸文庫)

税込 1,155 10pt

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商品説明

栄達出世を夢みつつ、人生への懐疑にゆれる悩める青年健次の魂の行方を追う「何処へ」。瀬戸内海沿いの旧家に集まる兄弟姉妹らの心の翳と哀感を描く「入江のほとり」。父の死を綴る「今年の春」、母の死を書く「今年の初夏」。生涯基督教の神を求めながら棄教し、晩年に回心した“懐疑しつつ信仰を求めた求道者”正宗白鳥の代表作8篇。【商品解説】

収録作品一覧

塵埃 7-18
何処へ 19-110
微光 111-188

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

「入江のほとり」の愚弟が不憫でならない

2019/01/26 01:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「入江のほとり」の、独学で英語を勉強している愚弟に、東京から帰省してきた秀才の兄が「全て無茶苦茶でちっとも意味が通ってない。他人に全てわからない英文を何にもならんと思うが、お前はあれが他人に通用するとでも思っているのかい」が辛辣な意見、それに涙をためる弟。その場面だけで、この弟が不憫でたまらない。この作品は大正4年のものだが、旧家を継ぐべき長男と冴えない弟では、この当時、歴然とした区別があったのであろう。白鳥には実際に多くの兄弟がいて、その一人が、「入江のほとり」や「リー兄さん」に登場する弟のモデルになっているようだ。作品中で主人公は「父からお前とあいつはよく似ている」とよく言われたと書いている。もしかしたら、俺もああなっていたかもしれないと思うと、余計にきつく当たっていたのかも知れない

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2013/02/25 03:26

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2016/12/30 22:27

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2017/10/14 22:28

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