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紙の本
「入江のほとり」の愚弟が不憫でならない
2019/01/26 01:01
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「入江のほとり」の、独学で英語を勉強している愚弟に、東京から帰省してきた秀才の兄が「全て無茶苦茶でちっとも意味が通ってない。他人に全てわからない英文を何にもならんと思うが、お前はあれが他人に通用するとでも思っているのかい」が辛辣な意見、それに涙をためる弟。その場面だけで、この弟が不憫でたまらない。この作品は大正4年のものだが、旧家を継ぐべき長男と冴えない弟では、この当時、歴然とした区別があったのであろう。白鳥には実際に多くの兄弟がいて、その一人が、「入江のほとり」や「リー兄さん」に登場する弟のモデルになっているようだ。作品中で主人公は「父からお前とあいつはよく似ている」とよく言われたと書いている。もしかしたら、俺もああなっていたかもしれないと思うと、余計にきつく当たっていたのかも知れない
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