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- カテゴリ:幼児
- 発売日:1998/05/01
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:26cm/27p
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-8340-1542-4
紙の本
トマトのひみつ (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん)
著者 山口 進 (文・写真)
ぼくはトマト。ぼくたちの畑に夏が来た。おいしい実をたくさんつくるぞ。トマトの目を通して、クモやハチなど夏の自然の様子を生き生きと描いた写真絵本。【「TRC MARC」の商...
トマトのひみつ (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん)
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商品説明
ぼくはトマト。ぼくたちの畑に夏が来た。おいしい実をたくさんつくるぞ。トマトの目を通して、クモやハチなど夏の自然の様子を生き生きと描いた写真絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
山口 進
- 略歴
- 〈山口進〉1948年生まれ。昆虫生態写真家。著書に「オオムラサキの四季」「世界びっくり昆虫記」ほか。
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紙の本
そんなひみつがあったとは
2016/12/27 15:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
トマトにそんなひみつがあったとは知りませんでした。
トマトのトゲトゲから出る不思議なひみつの匂い。
虫にしかわからないそうです。
植物が身を守る手段にも、いろいろとあるんですね!
クモがにおいをかぐのが苦手というのも知りませんでした。
紙の本
トマトという植物のとある特性を、クモという相方を使って愉快なお話に仕上げた絵本。自然のドラマをこんなに鮮やかに切り出しちゃうなんて…これじゃ作家は形無しだ。
2002/09/06 10:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
1994年にペーパーバック「かがくのとも」シリーズとして発刊されて、1998年に上製本として改めて出されたものである。新刊ではないが、息子と私がここ1、2年で楽しんだ子どもの本のなかで、最も印象に残る1冊だ。息子のベスト3は尋ねていないが、私に関する限り3本の指に入る。
子どもの本というと、「きれいで楽しい絵」と「良いお話」でできた絵本や童話の本を想像しがち。「子どもの本が好き」というお母さんにかぎって、特にその傾向が強いと思われる。
自然科学や写真の絵本となると特殊ジャンル扱いで、書店でも図書館でも片隅にまとめられている。確かにそういった本の扱いというのは妥当と言えば妥当で、虫が好きな子や雪について教えておきたい親などのニーズにのみ応じられる程度の作りが多い。つまり、誰が読んでも楽しい本という意識のもとに作られていないのだ。
実は私は、この『トマトのひみつ』もその手の本だろうと高をくくって読み始めた。苗から成長して花が咲き、青い実がお日さまに照らされて赤く熟すという過程を追った本であれば、小学校から観察用に持ち帰ったアサガオと比較するのにいい。「お勉強させてやるぞ」と意気込んでいたのだが、コケた。内容は嬉しい誤算であった。
自然はドラマに満ちている。子どもにせっかく備わった科学的な興味をもっともっと広げていけるよう、楽しい機会を持てるようにしてやるべきだ——そんなことを興奮まじりに痛感させられる絵本である。
前扉をめくると、左側に、丸枠にトリミングされたトマトの太い茎がうっそうと絡まる写真がある。青い実が少しなっている。その右側には大きくヒマワリと青い空の写真がある。「ああ、暑い夏の話なんだな」と思う。トマトの旬は夏だということも、子どもに感じ取ってもらいたいなと思う。ここでは、それをわざわざ口にして教えてはならない。
その見開きに「ぼくは トマト。ぼくたちの はたけに なつが きた。おいしい みを たくさん つくるぞ。」と文が添えられている。私は「おお」と感心してしまった。トマトが擬人化されているお話なのだ!
次の見開きでは、畑に来たクモが巣を作るさまがトマトによって語られる。「クモが なぜ すを つくるか しってるかい。」と問いかけて、次の見開きにつながる。すると次の見開きには、花の蜜を求めてやってくる虫たちの写真が8枚並んでいるのだ。「トマトのひみつは一体どこへ行ってしまった?」と考えているうち、虫には害虫もいるんだという話になり、クモにとっては害虫でもそうでなくてもご馳走だという話ではぐらかされる。でも、だからクモは畑に来る虫をねらって巣を張っているのさという説明で一段落。
そして、いよいよトマトのひみつの登場である。これについては、ダイレクトに明かすわけにはいかない。トマト畑で虫を張っているクモだが、いくら待っても獲物が手に入らない。虫が来ないのには、わけがあり、それがトマトのひみつにつながっているという流れだけ書いておく。
クモという相方を出すことで自然のドラマ性を生き生きと表現したお話の構成にも感服ものだが、考え方によってはカフカかホフマンか、藤枝静男か尾崎翠かというシュールな寓話的出来事に、ぴったり見合う写真を持ってきていることがまた大いなる驚きである。
紙の本
トマトのひみつ
2021/12/18 14:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
意外と知らないトマトの秘密がたくさんでてきます。トマトに虫がつきにくい理由も初めて知りました。トマトを監察しながら読みたい本です。
紙の本
写真絵本
2017/06/16 23:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
写真絵本。
トマトと蜘蛛の話。
読んでいて、トマトのひみつがわかった。
そんなひみつがあるんですねー。知りませんでした。
紙の本
トマトだけの本ではないところがみそ
2017/08/07 14:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
開いてびっくり、トマトより虫の写真の方が多くないですか?!
トマトと、トマトの近くに巣を作った蜘蛛の本ですね。
そして蜘蛛がトマトのひみつを悟ったとき……。
どうしてトマトのひみつという題名なのに虫の写真がこんなに?(しかし私は虫が好きで、子供もトマトより虫写真を喜んでいたので素晴らしい)と思ったら、「ジャポニカ学習帳」の表紙写真を撮っていた人でした!懐かしの、あのかっこいい虫の写真の人か!どうりで虫絵本のはずです。
トマトのひみつも虫に関係あるんですけどね。
トマトの写真も勿論美しいです。
紙の本
トマトになぜ虫がつかないか…知ってる?
2000/08/05 17:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まるで、トマトがこっそり 君に秘密を打ち明けるような科学絵本。
トマト畑に蜘蛛の巣をはって、虫がかかるのを待っている一匹の蜘蛛。
いくら待ったって、虫なんて来やしないよー。
トマトは特殊な匂いをだして、虫を寄り付けなくしています。
そういえば、虫くいトマトなんて見たことがないです。
私はこの絵本を読むまで、こういう理由があることを知りませんでした。
夏のサンサンと照りつける太陽の下で、元気に育つトマト
写真を見るだけで、トマトの美味しい匂いが漂ってきそうです。
幼児から大人まで楽しめる絵本。