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- カテゴリ:一般
- 発売日:1998/07/01
- 出版社: 未来社
- サイズ:19cm/174p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-624-93421-0
紙の本
望みのときに (転換期を読む)
〈わたし〉は訪ねたアパルトマンで、二人の女友だちと邂逅する……。再開し、無限にそこにある一個の煌めく思考の経験、そのパッサージュ。沈黙と叫び、眼差しと歩み、火と雪の輝き、...
望みのときに (転換期を読む)
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商品説明
〈わたし〉は訪ねたアパルトマンで、二人の女友だちと邂逅する……。再開し、無限にそこにある一個の煌めく思考の経験、そのパッサージュ。沈黙と叫び、眼差しと歩み、火と雪の輝き、忘却と記憶とが、〈昼〉と〈夜〉とあいだを往還するなか、人物=人称たちはその輪郭を失いながら、そこで起こった出来事が〈望みのとき〉であったことが開示される。盟友的存在であったジョルジュ・バタイユが「幸福な書物」と評した、ブランショの中期のフィクション作品(1951年発表)。【本の内容】
目次
- 望みのときに
- 訳者あとがき
著者紹介
モーリス・ブランショ
- 略歴
- 〈ブランショ〉1907年フランス生まれ。小説家、評論家。代表作に「アミナダブ」「至高者」、評論に「来たるべき書物」「ロートレアモンとサド」などがある。
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名の無い語り手の思い出
2016/02/18 22:07
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投稿者:塩漬屋稼業 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふと窪みに足を取られたと思うと、
そこは思ったよりも深く、
まるで底無し沼にゆっくりと沈んでいくような、
そしてその様がスローモーションで映し出されているような、
そのまま記憶が蒼白さの中に拡散していくように……
そして奇妙な昂揚感を伴いつつ、ホワイト・アウト……
といった読後感。
記憶の底に深く沈む、真っ白な忘却の地平。