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紙の本
天空の蜂 (講談社文庫)
著者 東野 圭吾 (著)
奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、...
天空の蜂 (講談社文庫)
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商品説明
奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。そしてヘリの燃料が尽きるとき……。驚愕のクライシス、圧倒的な緊追感で魅了する傑作サスペンス。【商品解説】
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紙の本
最初から最後まで
2015/11/18 14:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっとドキドキハラハラが続いて面白かったです。
一刻の猶予もない緊迫感の中で立ち向かっていく人たちの格好良さに痺れます。
紙の本
社会問題
2002/10/02 12:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:江戸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この著者のHPに天空の蜂を書いている時に、天啓のようなものが降りてきて、自分の思ったままを自分の言葉で書けばいいと思ったという話を読みました。
だから、絶対に面白いのだろうと確信して本を手にとりました。
ミステリというよりは、社会問題が根底にある小説と言った方がいい気がします。
原発は本当は他の発電で間に合うところを役人の資金源と、天下りの温床とになっているという話を聞いたことがあったので、基本的に反対の立場をとっている私ですが、反対だと思うだけで、何も行動したことがありませんでした。
原発労働者のことも、そこで働いている人のことも、原発の近くに住んでいる住民のことも。
少し考えてみなくてはと思いました。
紙の本
手に余る物語
2023/12/02 20:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:再び本の虜に - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品が30年近く前に書かれたとは驚かされます。早い段階で犯人らしき人物が出てきて、これからどのような展開になっていくのか見当が尽きませんでした。おまけに専門的な言葉がたくさん出てきてサッパリわかりません。読むスピードがどんどん落ちてきて我ながら情けなかったです。終盤に向かってやっと犯人の悲しい過去が語られてきてからは気を引き締めて読みました。それにしても原発の時もコロナの時も、一般人は物事が自分に跳ね返ってこなければ、ただただ批判するのみです。勿論私自身も同類です。とにかくいろいろ考えさせられた作品です。
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働く「おじさん」たち
2019/12/15 10:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
この小説には、犯行に及んだ技術者のほかに、現場で働く様々な職業人が出てくる。その人々の日々の仕事への没頭ぶりが良く描かれているのに感心した。原子力施設への大型ヘリのハイジャックによる襲撃とはよく考えたものだ。そうしたディティールをきちんと描いているので、長丁場も飽きさせない。むしろディティールこそこの小説の核心だと思う。それに引き換え、この小説のラストは情けない。「天空の蜂」の犯行動機がそれですか、と思ったのは期待しすぎだったろうか。墜落していくビッグBのように、作者の創作の泉もそれ以前に堕ちてしまったのだろう。残念な種明かしなどしなければよかった。その結末以外はおもしろいと思う。
紙の本
取材力と発想は認めるが…
2001/02/04 13:04
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:谷池真太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
原発に無関心である大衆に警笛を鳴らすかたちで本書は書かれている。犯人は「原発についてもっと国民は知らなければならない」と言う。一見すると「すべての社会問題に関心を持ちなさい」というそこらの市民運動家のおばちゃんの主張と大差がないようだが、犯人はテロリズムによってそれを為そうとしている点が違う。むなぐらを掴んで無理矢理関心を持たせようとするような暴力的関与は、痴民運動家のおばちゃんの「善意の押し付け」より、私はよっぽど好感が持てる。そういう面ではこの小説は嫌いではない。
ただ、小説として成り立っているのか? という疑問がある。爆弾を搭載したヘリコプターを遠隔操作で原発上空にホバリングさせて政府を脅迫するのだが、無人のヘリコプターなんか航空自衛隊程度の力でもあっさり撃墜されてしまうのではなかろうか。しかも爆弾を積んでいるのだから、間違いなく木っ端微塵になるので原発に大きな被害をもたらすことはない。
人質の救出とヘリコプターの除去の方法もへたくそなミステリーと同じで、わざわざ本書にあるようなまわりくどい方法を使う必要がないのである。どうせわざと不可能そうな救出方法を使って見掛けのおもしろさを出したいのだったら、「ホワイト・アウト」くらいむちゃくちゃやればよかったのだ。
東野圭吾は構想や文体はいいものを持っているのだから、もっとこういう物語のリアリティにこだわってほしい。
紙の本
面白い。
2021/04/02 08:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちょびリッチ君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めたら止まらないですね。
途中で何となくわかってきたけどそれどもどんどん引き寄せられていく感じがたまらない。
映画も見たくなりました。
紙の本
悩ましいです
2019/07/04 17:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原発の仕組みの勉強にもなりますし、原発の存在の是非を問いただす作品です。とても悩みます。答えは出ないような気がします。
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面白かった!
2016/03/30 11:23
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投稿者:笑う門ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る
後半、ちょっと尻すぼんだ感はありましたが、
面白かった~
ハラハラしました。
紙の本
東野圭吾さんシリーズはぜひ読みたい
2016/02/11 22:50
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投稿者:るいららパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
お気に入りの東野圭吾さんなので、少し古い著書(15年以上昔)もぜひ読んでみたいと購入しました。ボリューム感もしっかりあり、じっくりと読みたいと思います。
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問題提起
2015/12/18 15:40
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投稿者:しまんちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品が20年前に世に出ていたとは恐れ入りました。現実のものとなって現代社会に改めて警鐘を鳴らす意味でのヒットとなり映画化もされました。ただし映画は見ていません。なぜなら予告でへんなアクション大作みたいな扱いになってる感じがしましたので。
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意識の温度差
2002/02/18 00:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:奥原 朝之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
原子力発電所版ホワイトアウトである。と書いてしまうと作者に怒られるだろうか。
ホワイトアウトが完全な娯楽作品であるのに対して、こちらは原発に関する科学的な説明が至る所で為されており、例えば『一般的な原発に採用されている軽水炉は最高効率で稼働しているため、トラブルが有った場合でも効率が落ちるため大惨事に発展する可能性は低い』など殆どの人が知らないことが記述されている。
この技術者的な描き方というのは、著者本人が技術者上がりというのも有るのであろう。しかし技術的側面を描くことで原子力発電所の本質に迫っている。ここがホワイトアウトと異なるところであろう。
エアコンを使用せずに真夏を過ごせる人は皆無と言っても良いぐらい、真夏のしかも真っ昼間の電力消費量は年を追う毎に上昇し続けている。全発電量における原発の占める割合はすでに40%にも達している。日本はもう原発無しでは夏を乗りきれないのである。
そこに意識の温度差が生じる。原発反対派も推進派も立場は異なるが、電力事情を充分承知している。一番厄介なのがそういう意識を持たずに生活している我々なのである。
天空の蜂とは犯人が自らをそう呼ぶのだが、なぜ蜂なのか。当初はヘリコプターの事を指していると思っていたがそうではなかった。このタイトルに本作品で言いたかったことが端的に表現されている。
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面白さと重いテーマと・・・
2010/10/13 18:16
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆこりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最新の技術を導入して製造された大型ヘリコプターが奪われた!
爆薬を搭載して原子力発電所の真上でホバリングする無人のヘリコプター。
犯人の要求を受け入れるのか?燃料切れというタイムリミットの中で、
はたして解決策はあるのだろうか・・・。
爆薬を搭載させた無人の自動操縦のヘリコプターの真下には原子力
発電所がある。犯人の要求を受け入れるわけにはいかない政府。
だが、非情の決断が最悪の事態を招くこともある。さらに、ヘリコプターの
内部には・・・。
限られた空間、限られた時間、そして地上の人間にできることも限られて
いる。そんな状況で、時間だけがどんどん過ぎていく。冒頭の衝撃的な
できごとからラストまで、緊迫感が持続していく。いったい最善の解決策
などあるのだろうか?読んでいて絶望的な気持ちになってくる。だが、
最後の最後まであきらめない人たちがいる。わずかな希望に賭ける
彼らの行動はすばらしかった。
犯人にとって、ヘリは「天空の蜂」の役割を果たしたと言えるのか?
彼がなぜこんな行動を起こしたのか?彼は何を言いたかったのか?
この作品を通して、考えることも多かった。面白さと重いテーマを持つ、
読み応えのある作品だった。
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無知の知
2007/09/18 00:22
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原発への漠然とした恐怖心を抉られました。
そして無関心さを。
自衛隊についても触れていましたが、「なくちゃ困るけど、嫌われ者」という表現は的を射ています。
原発の知識はとにかく欠けていると実感。
紙の本
天空の蜂
2015/08/14 09:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:CW - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが東野圭吾!物語のスピード感が半端ないです。読んだら、止められない。次の展開を知りたく、何時間も読み続けられる。原発問題についての内容も身近な話題なので、とても面白いと思います。
紙の本
専門的な知識がすごい!
2012/08/21 08:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みづき - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編でありながら、ある一日というか半日の出来事を書いてある作品。非常に内容が濃く、専門的な知識がふんだんに使われている作品です。工学の知識が乏しい私が読むのには、少し疲れた時もあり。ただ、所々で出てくる登場人物の心理には、考えさせられました。