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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1999.11
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/291p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-318820-1

紙の本

長崎ぶらぶら節

著者 なかにし 礼 (著)

【直木賞(122(1999下半期))】「な、愛八、おうち、おいと一緒に、長崎の古か歌ば探して歩かんね」 愛しい古賀十二郎の誘いに、丸山芸者愛八の胸は張り裂けんばかりに高鳴...

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長崎ぶらぶら節

税込 1,676 15pt

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商品説明

【直木賞(122(1999下半期))】「な、愛八、おうち、おいと一緒に、長崎の古か歌ば探して歩かんね」 愛しい古賀十二郎の誘いに、丸山芸者愛八の胸は張り裂けんばかりに高鳴った−。歌と恋と無償の愛に一途に生きた女の物語。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

なかにし 礼

略歴
〈なかにし礼〉1938年旧満州生まれ。立教大学卒業。作詞家。在学中から作詞を手がける。ヒット曲に「天使の誘惑」「今日でお別れ」「北酒場」など。著書に「愛人学」「兄弟」他。

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みんなのレビュー15件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

本当に好きな人

2004/01/01 19:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レイレイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公愛八はとうとう最後まで、古賀と肉体的な愛を交わさない。
魂は交じり合い、ともに旅し、天に昇ったけれども。歌とともに…。
本当に好きな人同士の愛の行為は、
こういうことなのかもしれない。
この物語を読んだ私の胸に、ある大好きだった人との思い出が、
ぶらぶら節のように流れ出すのだった。

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紙の本

世界中どこの国においても最初にあった言葉は歌でした。感激の絶頂においても絶望の奈落の底ででも、死に向かって突進していく時にも歌った−−人にとっての歌の意味を教えてくれる、なかにし礼だから書けた小説。

2001/09/14 13:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 胸にぐっと迫ってくるくだりで、必ず歌の歌詞が出てくる本である。

 デモクラシーと平和の盛り上がりのため、浸水してまだ1年に満たない戦艦土佐を、長崎から呉に曳航して撃沈することになった。撃沈する役を仰せつかった海軍の士官たち。彼らを慰めようと長崎造船所の人びとが開いた大宴会で、ヒロインの芸者・愛八は江差追分の節に乗せて思いついた言葉を歌う。
♪土佐は良い子じゃ この子を連れて
 薩摩 大隈 富士が曳く
 鶴の港に 朝日はさせど
 わたしゃ涙に 呉港♪
 歌いながら、愛八は持ち芸のひとつ、横綱の土俵入りを舞う。

 愛八は40年近い芸者生活で初めて恋をする。相手は長崎学の学者・古賀である。鎖国日本の玄関口であった長崎の対外交渉史の研究に日本の近代史を解く鍵があるという信念で、父から継いだ大店そっちのけで学問に精を出す男である。もっとも学問だけでなく遊びにも熱心で、子だくさん。結局、店をつぶしてしまうような男である。

 丸山遊郭の老舗・花月で総揚げの暴挙に及んだ日、古賀は、愛八の歌と踊りの芸に魅了される。そして、廃れて消えかけた長崎の歌をふたりで探し歩こうではないかと誘う。古賀が歌詞を書き留め、愛八が三味線で調子を記録するという作業が毎日曜日行われることになる。
 苦労を重ねて座敷歌、童歌、船頭歌、民謡などを結構集めた時点で、古賀は作業の打ち切りを考える。しかし、愛八は物足りなさを感じ、キリシタンの歌を求める。

 高い山の上まで大変な思いをして出かけていったキリシタン集落・善頂で、古賀たちは長老に拒まれる。それに対し、この書評の見出しに書き出した歌の意味を古賀が語って説得を続けるのである。「状況が変わると歌は忘れ去られていくが、歌を思い出せば歴史がよみがえる」と訴える古賀の耳に、か細い信者の女の声が聞こえてくる。
♪茣蓙(ござ)は御棺 枕は十字架(クルス)
 その身は死骸 着物は蓋にして
 霊魂(アニマ)は天主(デウス)にささげ奉る♪

 やがて古賀と愛八に、明治の初めによく歌われていたのに節が伝えられていない「長崎ぶらぶら節」を歌う老妓がいるという情報がもたらされる。老妓は、この歌を誰かに伝えてから死にたいと思っていたという。力と光に満ちた歌にふたりは心奪われる。
 
 献身的な愛八の魅力が存分に描かれた物語である。その深い情は貧しい子どもたちに向けられ、古賀という男に向けられる。
 だが、愛八と古賀は、男女の関係を持たない。「体を合わせたら心がすたる」と古賀は言うのだ。 

 実在した大学者と売れっ子芸妓の偉大な業績に、なかにし礼が長い長い歌詞をつけてできた小説である。ぶらぶら節が、西條八十の尽力でレコーディングされた経緯も書かれている。
 歌が持つ意味を把握し、人をほろりさせる歌を作り続け、人の心の機微に通暁した人だからこそ書けた重みある小説だと思う。

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紙の本

「長崎ぶらぶら節」で明治・大正をぶぅらぶら

2001/02/06 18:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 長崎の名芸者「愛八」の物語。はじめに、10歳で長崎の田舎町から売られていくサダ(後の愛八)が描かれているが、すぐに場面は愛八が50歳間近の芸者として登場する場面へと変わる。このあたりがさっぱりしていていい。苦労話などがくだくだ書かれていないので、明治・大正の長崎の空気が方言に混じって快く入ってくる。芸一筋に生きてきて気が付けばこんな年になっていたという愛八にとって、これといった不満があるわけではないのだが、何かこう隙間風が吹くような心持を感じることがある。そんな折、愛八が出会ったのが古賀十二郎という学者だった。愛八と古賀はその後縁あって、長崎に昔から歌われている「歌探し」の旅へと出ることになる。そして出会ったのが「長崎ぶらぶら節」である。
 私にとっては気軽く手に取ってみた一冊だったのだが、思った以上に色々なものが詰めこまれた物語だったのに驚いた。愛八の古賀に対する恋心は、どんな青春恋愛小説よりも心打たれる思いがした。怨念、執念などという言葉を初めてプラスの意味で理解することもできた。
 この作品は去年(2000年)映画化されている。私はこの映画を観ていないのだが、配役を知って原作と映画の隔たりをいやでも感じずにはいられない。愛八役は吉永小百合であるが、本書を読めば愛八はせいぜい十人並かそれ以下の器量の持ち主である。自分の器量が良くないことを折りに触れ嘆いている場面がある。また古賀役は渡哲也となっている。古賀について、本書では容姿について詳しくは書かれていないように思うが、自宅に山となった本に囲まれて、ついでに蚤やダニなどにも囲まれて暮らしている。股間に手を入れてポリポリとやってしまう。ふんどしを着物の裾からヒラヒラさせて歩く。吉永小百合と渡哲也が役をどこまで演じきったかは定かではないが、また、原作が先か?映画が先か?の議論にも頓着はしないが、「原作は読むべきもの」と感じた。

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2007/01/23 18:27

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2007/11/09 10:34

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2010/04/06 02:37

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2013/08/25 13:18

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