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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1999.9
- 出版社: 集英社
- レーベル: 集英社文庫コミック版 / 集英社文庫
- サイズ:16cm/259p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-08-617239-4
岩館真理子自選集 11 子供はなんでも知っている 2 (集英社文庫 コミック版)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:7,196円(65pt)
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紙の本
秋吉さん…
2006/07/30 15:25
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ISH - この投稿者のレビュー一覧を見る
とうたくんはある日思い悩む。
「俺の彼女ダメダメじゃん。もっといい子はたくさんいるのに…」
その中に思い浮かんだ一人が秋吉さん。少し陰のある美少女。
なぜ彼女と両想いになれなかった…悲しきさだめよのうと思っていたが…。
よく考えると恋愛感情ではないのかも。同じ思いをしている人、だったのかも。
「いいなりの男の子なんてつまんない」なんてこっそり彼の悪口を言っていたけれど…自分への苛立ちだったのかも。
よくある図。親と性質が違うのに「よい仕事だから」と押し付けられる進路…神経を病んでいく人…気づかう秋吉さん…。
病んだ人は構われすぎだけど…彼女は誰か構っていたの?そのことについて思い悩む以外に役割がなかったのでは?
とうたくんもそうなりかけていたのかも、と、今ふと思いました。
秋吉さんはなんだか破滅したようだけど…少しぞっとした。
猫の死骸を「かわいそうかわいそう…」と言う秋吉さん…「呪われるよ」と忠告される…。
彼女がとうたくんを誘う…「後ろを振り返らないでこっちへ来て…」
彼女自身が死んだ猫のよう…。
もし振り返らなかったら一緒に破滅していたのかも…と。