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紙の本
鉄コン筋クリート 1 (Big spirits comics special)
著者 松本 大洋 (著)
異才・松本大洋が贈る、伝説のネコ・クロシロによる新世紀痛快悪童漫画! ▼第1話/レッツ・ゴー2匹の巻▼第2話/良い子への道!!の巻▼第3話/猫と鼠と犬の街の巻▼第4話/...
鉄コン筋クリート 1 (Big spirits comics special)
鉄コン筋クリート 1
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- 税込価格:2,723円(24pt)
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商品説明
異才・松本大洋が贈る、伝説のネコ・クロシロによる新世紀痛快悪童漫画!
▼第1話/レッツ・ゴー2匹の巻▼第2話/良い子への道!!の巻▼第3話/猫と鼠と犬の街の巻▼第4話/夜の散歩にゃ気をつけろの巻▼第5話/わんぱくでもいいのか!?たくましく育っていくのか!?の巻▼第6話/道徳の時間の巻▼第7話/シロが泣くの巻▼第8話/血の街+男の子+星の夜の巻▼第9話/クロガトブの巻▼第10話/ださださ木村マンの巻▼第11話/宝町ワルツの巻 ●主な登場人物/クロ・シロ(宝町に住む親兄弟を持たない子供。ネコと呼ばれている)、鈴木(宝町に古くからいるヤクザ、通称・ネズミ)、木村(鈴木の弟分)、藤村・沢田(古いタイプの体育会系刑事と東大卒のなにごとにも不感性のクールな性格の刑事) ●あらすじ/宝町に住む少年、シロとクロはネコと呼ばれ、他の町でも恐れられる存在。学校にも通わず、暴力で金を奪い取る荒んだ生活を繰り返していた(第1話)。▼ヤクザの木村が自称・宝町を仕切るアパッチ=チョコラ率いるグループにクスリをさばくように命令するが、チョコラが断ってしまう。脅しをかける木村だったが、クロとシロの姿を見ておとなしく退散した。が、このままで引き下がる木村ではなかった(第4話)。▼チョコラのグループの一員であるバニラが、チョコラの住民票と引き換えに木村の子分になろうとする。チョコラの本籍が青森であることを知った木村は……(第6話)。▼宝町に「子供の城」という不思議なビルができた。昔からあったものがどんどん消えていく。いつものことと気にしてはいないつもりのクロだったが、シロはどうやら町が変わっていくことに気づいているようだった。そんなおり、木村からチョコラに、削ぎ落とされたバニラの両耳が届けられる(第7話)。 ●その他の登場キャラクター/じっちゃ(第5~9話)、チョコラ(第4、7~10話)【商品解説】
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紙の本
心の物語
2010/03/14 14:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは空飛ぶ暴力少年、クロとシロの物語。
物語の舞台は架空の宝町。
本書は宝町で暴れる2人の物語の窓口にあたる。
欲しいものは力で手にする宝町は、絶妙なバランスで均衡が保たれていた。クロとシロはそのバランスに身を委ねるように毎日をすごしていた。
そこに大きな破壊が訪れた。それは「子供の城」というレジャーランド建設構想。宝町に巣くう一つの暴力集団が、外部の同業者と手を組んで経済的な支配を目論む。もちろん、裏側では暴力的な手法を横行させながら。
その一つが宝町の不良集団「アパッチ」を傘下に抑え込み、宝町を重層的に支配していくこと。この行動がクロとシロの日常を一変させた。クロは単独で暴力構想へと身を投じていく。
クロはつねにシロのことを思いやり、それに包まれながら毎日を過ごすシロ。宝町のバランス崩壊は、クロとシロとの間の信頼関係にわずかなズレを生じさせた。このズレは2巻以降の崩壊へとの序章と言える。
本書は誰の心にもある平和と暴力の葛藤を宝町という架空の町に託して表面化したような物語と言える。クロとシロはその象徴として描き出されていくが、それは2巻以降に如実になっていく。松本大洋の柔らかなタッチの絵は、重くなりがちなテーマをスムーズに受け入れられるようにしてくれる効果があると思う。
誰もが考えさせられ、さらに多くの人たちの心に残る名作と評価しておきたい。
紙の本
悪童の心の中には…
2002/04/05 08:42
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アクション活劇です。クロとシロという悪がきがコンビを組んで架空の町・宝町で活躍します。ちなみに彼らはヒトですが「飛び」ます!
見所は何といっても、クロ・シロの絶妙な関係でしょう。クロは喧嘩も強くて、シロのお守役でもあります。一見お兄さんぶっていますが、そこには、実はシロに依存している面が垣間見えます。ここがツボ。1コ目のストーリーで、シロを傷つけた奴の仕返しをするシーンがあるのですが、そこから二人の関係、二人の深い絆が感じられます。
一方シロは、まだまだ子供という感じの可愛い少年。いつも変な帽子をかぶっているのがかわいらしいし、喧嘩で負かした相手から奪った腕時計をコレクションしているみたいです。細かい設定もニクイ!! 一見、なんにも考えていないようですが、クロのストッパーであり、和ませ役でもあり、なんだか不思議な力もあるようです。純真な心とはこういう子供のことを言うのではないか、と思います。
他にも味のある登場人物はいますが、クロとシロは誰が読んでも一番好きになってしまうキャラではないかと思います。服とかせりふとか、細かいところまで気配りが行き届いていて、どんどん愛着が湧いてきちゃうのです。それから個人的に、ランドセルのエピソードがすごい好きです。クロがシロにランドセルを渡すところなんか、なんともいえない淋しさと暖かさに包まれています。
ところで、この漫画のテーマは紛れもなく「暴力」です。クロ・シロが大暴れするところは見ているぶんには面白いし、かっこいいなあと思います。グロテスクなはずなのに、決してグロテスクにはならないのはまさに松本大洋氏の画風のおかげでしょう。しかし、ただ暴力を描いただけではないのです。暴力を生活の手段として生きるこのクロとシロに対し、大人たちは否定的な意見で彼らを諭そうとします。だから、決して反道徳的な漫画ではないのです。しかし、「俺たちは誰にも尻尾を振らないのさ」と言い切る二人と暴力はどういったバランスを保っていくのか、そのあたりも重要です。
紙の本
暴力と無垢と
2001/06/22 01:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うり - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、暴力と無垢が共存する物語。
舞台は架空の都市「宝町」。近未来とも異国ともとれるが、ここに表現されている煩雑さや生活感はとてもリアルで、とても身近に感じさせられる。そんな賑やかな町で暮らす、“シロ”と“クロ”は暴力を生活手段の一つにしているが、心は無垢。
絵柄は温かみと独特の立体感に加えて、わくわくするようなスピード感もあり、ひとコマひとコマをそのまま1枚絵として抜き出したとしても、充分見ごたえあるだろう。
暴力で成り立つような町で、その奥にある悲しさわびしさと人情が微妙に工作していくストーリー展開は、第一巻で早くも心にぐっときてしまう。
紙の本
冒頭にして
2008/05/03 01:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメ映画で珍しく感銘を受け、原作も読んでみたくなりました。
シロの印象は随分違うし、ストーリーを端折って映画化していることも分かりました。
でも2度も観た映画の印象は悪くありません。
原作の方が難しい印象です。
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絵はキライなんだけど
2016/03/13 16:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
たしかずっと前に映画化していたような。その頃は「鉄筋コンクリート」だと思っていました…。まんまじゃん。
この方の絵はキライなんですが、ストーリーとして気になって ついつい読み進めてしまいます。一見すると、クロは1人の方が自由にやっていけるんじゃないかなぁー と思いますが、どういう時でも2人は相補関係にあって シロがいないと破綻してしまうんでしょうね。危うくとれたバランスがいつ崩れてしまうか、ハラハラします。