「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
虫たちの立場がわかります
2003/06/24 15:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitch - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある日、一本のくぬぎの木の前にたてふだが建てられました。
〈立ち入り禁止 森林伐採計画〉と書いてあります。それを最初に
発見したのは一匹のあり。そのうさわはどんどんくぬぎに住む仲間に
伝わって、てんやわんやの大騒動。動けるものたちはみな、いっせいに
大移動をはじめます。
一本のくぬぎの木に、どれだけたくさんの生命が依存して生きているか。
開発の名の下に、次々と木を切り倒していく人間に抵抗することが
出来ない生き物たちが、住みかを追われて行く様子が虫たちの立場で
よく描かれています。 最後に虫がリスにどんぐりを託して「できるだけ
遠くにはこんでうめてね」と淋しくつぶやくセリフがぐっときます。
紙の本
ぎっしり描き込まれた愛嬌ある虫たち
2016/08/06 12:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
くぬぎの木の中の虫たちを緻密に描くー、というと生々しい絵を想像しそうだが、この作品の虫たちは愛嬌たっぷり。目がきょろんとしていたりおしゃべりしたりで、虫嫌いの人でも抵抗なく、いや、楽しんで読める。
それにしてもよくここまで描けるな、というくらい、幹の断面、入り組んだ穴の細部まで虫たちが描かれている。自分たちが住んでいるくぬぎの木が人間に切り倒されるということを知って大騒ぎの虫たち。彼らの様子こそがこの作品の見どころだが、その騒がしさ、慌てっぷりが大きな画面からありありと伝わってくる。全体として、そのてんやわんやした様子はユーモラスに、おもしろく描かれている。見ていて飽きることがない。
純粋に虫たちの小さな絵を楽しむことのできる作品だが、少し考えるとこれは人間が木を切ることによって起こる事態なわけで、人間の行動が生態系に及ぼす影響にも思いを馳せてしまう。そういう意味では、考えさせられる作品。
紙の本
虫だらけ!
2019/05/02 11:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
虫好きの息子に読みました。
とにかくたくさんの虫が登場するので虫好きにはたまらない作品です。
細かいところまで描かれているので、ページをめくるタイミングが難しく、いつまでも見入ってしまいました。