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紙の本
かなり変
2002/07/07 01:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
うむむ、クトゥルー神話の話のひとつと思って読むと、読み終えて
から目を点にすることになるかもしれない。クトゥルー神話関係の
本としてはかなり異色、相当に変だ。
なんとも執拗でフェティッシュ、気持ち悪く不快で、おまけに退屈
な物語。こういう物語を好む人々もいそうだとは思うが、しかし、
果たしてクトゥルー神話ファンと重なっているのだろうか? と、ク
トゥルーの友たちを思い起こして首をひねってしまうところである。
しかし逆に、この本を読んで、一般のクトゥルー神話ものが、いか
に「お約束」の中に囚われているのかということを意識させられた。
現実にクトゥルーやらインスマウスが実在したら、この本に描かれ
ているような状況が繰り広げられたりしそうである。
と云うわけで、挑戦者はぜひトライされたしという、奥歯にモノが
挟まったようなオススメ具合である。
紙の本
その深き暗い闇の底
2023/04/28 21:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
不気味な湿度と理由なき汚臭を感じさせる気配の中、ストーリーは淡々と進む。唐突に終わりを告げた日常。そして説明も与えられず落ち込む地獄のような暗闇・・・。なんだ、こいつは?。「この小説がなんのか、あなたにはわかりますか?」そんな挑戦状を突きつけた作品、と解説で述べている。確かに多くのことが理解できぬまま気味の悪い描写の印象だけが残る読書となった気もした。クトゥルフ神話との関連をどこに見ればいいのか不明なまま読み進んだ。しかし一見遠回りのような解説を読み、その深き暗い闇の底をもう一度潜り込んでみたくなった。