- 販売開始日: 2021/08/20
- 出版社: PHP研究所
- レーベル: PHPにこにこえほん
- ISBN:978-4-569-68247-1
もりのセーター
思いやる心と自然の恵みが伝わる絵本。暖かい気持ちが胸に広がります。ふたごのこぐま、ルルとララは、はだかんぼで寒そうな木に、緑色の毛糸でセーターを編んであげたいと思いました...
もりのセーター
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
思いやる心と自然の恵みが伝わる絵本。暖かい気持ちが胸に広がります。ふたごのこぐま、ルルとララは、はだかんぼで寒そうな木に、緑色の毛糸でセーターを編んであげたいと思いました。セーターあみのシカのおじいさんのところへ行って、早速相談。でも、しかのおじいさんはとても忙しく、緑の毛糸も切れていたので、おじいさんに毛糸の作り方と編み方を教わって、編み始めます。ルルとララのところにやってくる森の友達たちは、毛糸だまに寄りかかって一休み・・・・・・のつもりが、ついお昼寝してしまいます。不思議なことに、緑の毛糸は、ぽかぽか暖かいのです。セーターはできあがりました。が、仕上げに夢中だったルルとララは、冬ごもりの用意をなんにもしていなかったのです。ため息をついて、木を見上げるとそこにはみんなからの贈り物が! しかもその後、もっと素敵な不思議なことが起こります。作者の優しい語り口と暖かい絵が見事に調和した作品。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あたたかそう!私もそのセーターを頬ずりしたい。
2001/02/14 14:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る
季節は秋、森に双子のこぐまが住んでいました。まだ、一枚しか出来上がっていないセーターをどちらが着るか、森の中で追いかけっこをしている最中に、一本の枯れ木を見つけます。セーターを着ているとこんなに暖かい、でも、はだかんぼうの木は、見ているだけで寒そうです。これでは、ますます枯れてしまいます。そこで2匹は、しかのおじさんからセーターの編み方を習い、綿毛、ふわふわなものを野原で探し、緑の葉っぱで染色、立派なセーターを編んでいきます。
しかし、秋は動物たちにとって忙しい季節。冬ごもりの為の準備をしなくてはなりません。2匹は、冬ごもりのことはすっかり忘れて、セーター編みに夢中でした。でも、森の皆は、ちゃんと二人の優しさに気付いています。セーターを着た木の周りだけ雪は積もらず、花が咲いています。まるで、二匹の心の温かさが雪を解かしているかのよう。表紙のセーターを着た木を見ていると、こぐま達と一緒に頬ずりをしたくなります。動物たちと同じく私も春が待ち遠しいです。
冬の森もあったかくなる絵本
2002/03/08 07:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK - この投稿者のレビュー一覧を見る
すてきな、あったかいセーターのお話です。
ルルとララはふたごのこぐま。1枚しかできあがっていないバラ色のセーターの取り合いをしているうちに、1本の枯れ木をみつけました。ほかの木は色とりどりのきれいな葉っぱをつけているのに、この木だけはだかんぼうなのです。気の毒に思ったルルとララは、この木のためにセーターを編んであげることにしました。何色かって? 緑色のセーターです…。
セーターがとても魅力的に描かれている絵本です。水をたっぷり含んだ水彩で、色とりどりの葉っぱや毛糸が描かれています。
ルルとララのバラ色のセーターも、木に編んであげる緑色のセーターもすてきですが、それよりなにより、セーター編みのしかのおじいさんのところにあるセーターのすてきなこと! セーターというより、おじいさんの編み方がカッコいいのですけれど(笑)。しかならでは、です。
冬ごもりの支度も忘れてルルとララがいっしょうけんめい編んだセーターを着た木は、とってもあったかそう。周りのみんなも、読んでいる人も、あったかくしてくれる絵本です。
【B◎◎KRACK】 No.110 2001/11/28発行
冬ごもり前の森の中。ふたごのこぐまのルルとララ。相談したよ。素敵なプレゼントの計画。
2000/10/31 16:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆ〜らりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
秋もだいぶ深まってきました。この時期になると思い浮かぶのが、山のくまたちのこと。
冬眠前のくまさんたちは、一生懸命腹ごしらえをしているのでしょうね。春に生まれたこ
ぐまたちはどうしてるかしら?
秋になるとくまを想う。そう、本当にそうなんです。
そんな季節にちょうど、『もりのセーター』がでました。ルルとララ、二匹のかわいい
こぐまたち。作者かたやまれいこさんは、きっと、くまがすきなんですね。『たのしいふ
ゆごもり』(福音館書店・1991年10月刊)というくまの母子のおはなしの絵本もあります。
毛糸を自分で染めてセーターを編むなんて、とってもすてき。この本のルルとララも森
で綿毛を集めて、シカのおじいさんに教えてもらって、ハーブで染めて、森の大きな枯れ
木のためにセーターを編みます。
秋から冬をへて早春へ。森のこぐまと動物たちと木の心暖まるおはなし。
ましませつこさんのやわらかい色の絵が、こぐまや動物たちのやさしい気持ちをよくあ
らわしてくれています。
セーターが恋しくなる季節ですね。そろそろ戸棚からだしてこなくっちゃ。
児童書・絵本トップページへ