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紙の本
銀河鉄道の夜 (岩波少年文庫)
著者 宮沢 賢治 (作)
夜の軽便鉄道に乗って天空を旅する少年ジョバンニの心の動きを描いた表題作ほか「やまなし」「貝の火」「なめとこ山のくま」「オッペルとぞう」「カイロ団長」「雁の童子」の7編。幻...
銀河鉄道の夜 (岩波少年文庫)
銀河鉄道の夜
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商品説明
夜の軽便鉄道に乗って天空を旅する少年ジョバンニの心の動きを描いた表題作ほか「やまなし」「貝の火」「なめとこ山のくま」「オッペルとぞう」「カイロ団長」「雁の童子」の7編。幻想性に富んだ童話集。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- やまなし
- 貝の火
- なめとこ山のくま
- オッペルとぞう
- カイロ団長
収録作品一覧
やまなし | 7-16 | |
---|---|---|
貝の火 | 17-54 | |
なめとこ山のくま | 55-72 |
著者紹介
宮沢 賢治
- 略歴
- 〈宮沢賢治〉1896〜1933年。岩手県生まれ。詩人・童話作家。詩集「春と修羅」、童話集「注文の多い料理店」などで知られる。
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紙の本
カラフルな色彩
2008/05/20 22:43
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀河鉄道の夜 宮沢賢治 岩波少年文庫
始まりの数十行でたくさんのことが表現してある。登場人物の名前がカタカナであることもあいまって幻想的だ。ジョバンニ、君は何者? 現実からの逃避が文章になっているのか。色彩はカラフルだ。銀河=人生なのだろうか。記述に生活感がない。ラストシーンは胸に詰まった。
同じ本にいくつかの小品が収録されていたのでこちらの感想も添えます。
「やまなし」あいかわらず色彩表現がずばぬけています。自然が身近にあった遠い昔の日本だから書けたのでしょう。
「貝の火」こどもが動物にたとえられています。宮沢賢治氏が描く自然はどうしてこんなにも美しいのだろうか。彼の作品の根幹をなすのものに「水」がある。それは銀河であり川である。家族の交流が謳いあげられた作品である。数行でたくさんのことを言い表してあることが彼の文章の特徴だ。
「なめとこ山のくま」家族を養うなりわいのために猟師は熊を撃つ。やむなく殺(あや)める。彼に悪意はない。むしろ熊に対する尊厳がある。
「オッペルとぞう」サーカスの話だろうか。文章にリズム感がある。人間が象をこきつかうお話だ。
「カイロ団長」かえるが造園をする発想がいい。強力なリーダーを拒否して、メンバーのイルカ化を望む内容になっています。
「雁の童子」殺生をしてはいけないという反戦歌だろうか。ちょっとむずかしい。内容を理解できない。「別れ」が「銀河鉄道の夜」へとつながっていく。
紙の本
最高傑作ファンタジー
2002/04/01 22:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る
美しい理想に支えられた著者の幻想の世界。はるか銀河の彼方へ、ジョバンニとカムパネルラの2人の旅は、一遍の物語となった。2人は「どこまでも一緒に行こう」とそう約束したのに…とにかく綺麗で現実離れしているのに、一瞬の内に物語に引き込まれてしまうのは作者の力量。
読み終わった後、無性に懐かしい気持ちとなり、胸が締め付けられるほど切なかった。子供心に汽車から降りたジョバンニの姿に、少年期との決別をみたのかもしれない。
「本当の幸せはいったいなんだろう…」
紙の本
意外な印象を受ける7編
2016/07/11 14:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮沢賢治といえばその作品が教科書に載るくらい高潔なイメージがあった。しかし本書収録の「カイロ団長」では、酔っ払いのアマガエルと強欲なトノサマガエルの掛け合いが笑いを誘い意外だった。