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- カテゴリ:小学生 中学生
- 発行年月:2001.4
- 出版社: ポプラ社
- サイズ:20cm/173p
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:4-591-06759-9
紙の本
ロマンティック・ストーリーズ (Little Selections-あなたのための小さな物語-)
おもしろくて読みやすく、そして深い中・短編に解説をつけ、若い人たちむけに編んだ短編集シリーズ。3ではヘンリの「よみがえった改心」、今市子の「夏の手鏡」など、ひとくせもふた...
ロマンティック・ストーリーズ (Little Selections-あなたのための小さな物語-)
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商品説明
おもしろくて読みやすく、そして深い中・短編に解説をつけ、若い人たちむけに編んだ短編集シリーズ。3ではヘンリの「よみがえった改心」、今市子の「夏の手鏡」など、ひとくせもふたくせもあるラブストーリー5編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
よみがえった改心 | O・ヘンリ 著 | 5-22 |
---|---|---|
夏の手鏡 | 今市子 著 | 23-76 |
お気に召すことうけあい | アイザック・アシモフ 著 | 77-112 |
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紙の本
新たなる5編
2016/10/29 11:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
O・ヘンリーの「よみがえった改心」は、やさしさあふれる短編だ。ひとつの罪を許すところで、多くの人の心が開くところがよかった。
紙の本
SF(少し不思議)という名のロマンティック
2008/06/26 11:01
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーやホラーに走りがちな私にとって、ピュアなラブストーリーというのはどうにも苦手だ。ピュアであればあるほど現実とのギャップは大きく、読むこと自体がこっ恥ずかしくすらなってしまう。
だから、本作を手に取ったのは贔屓の作家(今市子とアシモフ)が同本に納められているという、少し不思議な組み合わせを知ったからに他ならない。
そうして軍全的に開いたこの真っ赤な本だが、中身は以外にも頑なな私を引き込んでくれる秀作だった。
全体としては子供の読み物?と思う程に字も行間も大きく、解りやすい言葉と少し不思議な(まさにSF!)世界で彩られたかわいいアンソロジーだ。
お目当ての今市子作「夏の手鏡」はおなじみ『百鬼夜行抄』で既読のものだったが、これはピンで読んでもその少し不思議で少し怖くてどこかいとおしい、日本の怪談めいた雰囲気が楽しめる。
アシモフの「お気に召すことうけあい」、これもやはりアシモフらしくロボットと主婦の危ない恋の綱渡り(死語?)を描いており、『われはロボット』などから始まるアシモフの一貫した世界が健在だ。
5つの短編はどれも世界も時代もバラバラだが、異界(未知の世界・未知のモノ)が舞台の軸になっており、そしてそれらとの出会いと交流が物語を織り成していることに変わりは無い。そしてその出会いによって生まれるさまざまな感情・・・恐れ、喜び、悲しみ、怒り、疑惑、興味、不思議、ドキドキする不可思議な心・・・それこそが「ロマンティック」そのものである。そして時にソレは恋でありラブストーリーと言われるのだろう、と素直に思う。
難しいトリックも理路整然とした論理もロジックもいらない。
ただ、手慰みに読みふっとひと時、素直にロマンティックな感傷に浸る。
そんな時間があっても良い。
紙の本
たまにはロマンティックも良いよね♪♪♪
2002/06/15 23:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あなたのための小さな物語」シリーズの3巻は、ロマンスというか、ラブストーリーを集めた1冊。
「最後の一葉」で有名な短編の名手、O・ヘンリーの「よみがえった改心」。ロボット三原則を考え出したアイザック・アシモフの、ロボットシリーズの一編「お気に召すことうけあい」、フライパンのような宇宙船とわずか5インチの宇宙人が登場する、ロバート・F・ヤングの「空飛ぶフライパン」。
その他、この巻にはコミックが2編収録されてまして、今市子の「夏の手鏡」は「百鬼夜行抄」シリーズの一編。そして、のほほんとしたマンガを描かせたら天下一品とも言える坂田靖子の「春の磯」は、夢の世界が現実になるような、まさに夢のようなラブストーリー。
ロバート・F・ヤングは、ロマンティックなSFの名手なので、収録作のほかにも思わず、うっとり、ウルウルなファンタジーをいっぱい発表しています。私にとっては、やっぱり「たんぽぽ娘」が忘れられない作品です。でも、ヤングの作品って、今はほとんど手に入らないのかな?
「百鬼夜行抄」シリーズはホラーなので、今まで敬遠していて読んでいませんでしたが、うーん、損してたかも…。一度、ちゃんと1巻から読んでみなければ…と、今回あらためて思いましたね。
こういう発見があるから、アンソロジーって、良いんだよね。
この巻もまた、赤木かんこ選ならではの作品が並んでいて、うれしいな〜っと思いました。
初出「うたたね通信社」