「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
田中角栄 その巨善と巨悪 (文春文庫)
田中角栄 その巨善と巨悪
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
田中角栄のマイナス面も指摘せよ
2006/01/07 12:17
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「田中角栄−その巨悪と巨善と」と単行本のタイトルにはある。しかし著者の視線は田中の巨悪には目をつぶり、田中角栄をひたすら美化する。これじゃあ、水木さん、あんたの信用落ちまっせ。日頃権力批判が重要だのなんどと言っているくせに、小泉は批判しても田中が批判できない水木とはいったいどういう人物なんだろう。近著の「東大法学部」も非常に出来の悪い書物だが、そもそも彼のデビュー作?である本著も非常に出来の悪い本だ。今更、田中角栄の本を書くなら、公共事業を利用しての政治献金上納システム(=税金の私物化)、業界ごとの上納金システムの完成(建設業界のみならず、放送業界、郵便局をも裏金集金マシーンとして悪用)という国民(とくに都市部のサラリーマン)を犠牲にする政策のマイナス面もきちんと指摘しなきゃ、その政治分析能力の根幹が揺らぐというものだ。水木さん、あんた、これじゃダメだね。