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商品説明
ミーちゃんと出会ったのは3年前。ミーちゃんは仕事と東京に疲れ果てた僕を癒してくれました。CM、ジャケット、グラビア等、多彩な才能を発揮する写真家が、優しく温かい眼差しで愛猫を撮り下ろす作品集。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
平間 至
- 略歴
- 〈平間至〉1963年宮城県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。写真集・著者として「MOTOR DRIVE」「Ambient Hawaii」「Hi−Bi(日々)」など。
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紙の本
ミーちゃん
2020/03/11 14:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
写真家平間至さんの飼い猫の写真集です。
小柄ながらかわいい表情で平間さんのミーちゃんへの愛情がたっぷり詰まってます。かわいい写真集です。
紙の本
7月1日今日のおすすめ
2001/08/16 15:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「僕」であるところの平間至と捨て猫であったミーちゃんとのものがたり
文=富田美佐子(bk1エディター/アート・ヴィジュアル担当)
ミーちゃんのねこらしい動きが余すことなく散りばめられているこの写真集には、もともとは拾い主、現在は飼い主である写真家平間至のミーちゃんへの愛しい気持ちがたくさんたくさん詰まっています。
そもそもねこらしい動きとは何なのでしょう。ねこは人からの愛を感じて、あの独特な、自由そのものな素振りをするわけでもないでしょうし、彼らねこの振る舞いを見て愛おしい感情が生まれるのは人だけかも知れませんし、まあ、これは既にねこと人とが愛情で結ばれているということを大前提とした考えであるかもしれないので、さほどねこに興味のない方々の間では立ち消えになる話題でもありますが、とにもかくにも私は、『捨て猫ミーちゃん』の頁をめくる度に、「この動き! この表情!!」と一喜一憂し、ねこらしい動きとは何なのかを冷静に考えてしまうのでした。
そこで私は『捨て猫ミーちゃん』の中のミーちゃんを観察し、ミーちゃんの性分を分析することにしました。
まず大方のねこがそうであるように、ミーちゃんも箱、袋、など自分がすっぽり収まるものにはすぐに体を委ねるクセがあるようです。あらゆるくぼみに応じて体を自由自在に操れるなんて、気分いいでしょうなー。
また、端正なお顔立ちが目を引く表紙の写真からも容易に推測できますが、ミーちゃんは電気器具が大変お気に入りのようです。そのパソコンのディスプレイ向かって右上のポジションに至ってはまるで指定席のようですし、ファックスの上で落ち着いていたり、スピーカーや引き伸ばし機に座を構える姿も見受けられました。
専ら私が一方的に驚いたことは、どうやらミーちゃんは水と戯れるのが好きらしいということです。普通ねこって水が嫌いなのではないでしょうか? お風呂を嫌がったり、雨や水たまりを避けたりすると思うのですが、ミーちゃんはしたたるお水にちょっかいを出したり、トイレの水を覗いたりしているのです。ミーちゃん、お水、怖くないの?
このような調子で一枚一枚ミーちゃんを見るにつけ、そこから広がるミーちゃんの行動範囲や、普段の様子や、カメラを向けられている時の気分を、知らず知らずのうちに思い浮かべてしまいます。ねこらしい動きとは、決して予想できない、いつでも仮の姿ぶっている、時に無防備な、ミーちゃんの生活そのものだったのです。
また、この本の中で、ミーちゃんの写真の間には、時々「僕とミーちゃん」のお話が綴られています。捨て猫だったミーちゃんと僕との「出会い」、「エプロンとミーちゃんと僕の関係」、「大雪とミーちゃん」などなど、優しくて素敵な「僕」であるところの平間至氏の文を読むことができます。
あとがきで平間氏が触れているように、先達「ネコプロ」は世にたくさんいますが、『捨て猫ミーちゃん』も平間氏もネコプロフォロワーとして堂々仲間入りということです。
【著者プロフィール】
平間至(ひらまいたる)
1963年宮城県生まれ。日本大学芸術学部写真科卒業後、渡米。88年よりカメラマン・伊島薫氏のアシスタントを経て独立、平間至事務所を開設する。新潮社の「月刊」シリーズをはじめ、「ロッキング・オン」「CUT」などの雑誌、広告、CDジャケットなど多数。写真集に『Hi−Bi』(メディアファクトリー)『Samurai foto』(TOKYO FM出版)などがある。
【ジャンル担当者コメント】
猫写真は数あれど、センスのよさを感じさせる写真集は稀。たんにカワイイでは満足できない、オシャレ派のあなたのためのNew Cat PhotoBookです。(タカザワケンジ)