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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2001/06/01
  • 出版社: 日本放送出版協会
  • サイズ:22cm/201p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-14-080564-1

紙の本

読書からはじまる

著者 長田 弘 (著)

人は読書する生き物である−。本はもう一人の友人、読書のための椅子、言葉を結ぶもの、子どもの本のちから、共通の大切な記憶、失いたくない言葉などをテーマに綴る、読書の未来を見...

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読書からはじまる

税込 1,650 15pt

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商品説明

人は読書する生き物である−。本はもう一人の友人、読書のための椅子、言葉を結ぶもの、子どもの本のちから、共通の大切な記憶、失いたくない言葉などをテーマに綴る、読書の未来を見つめる詩人による書き下ろしエッセー。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

長田 弘

略歴
〈長田弘〉1939年福島市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。詩人。北米アイオワ大学国際創作プログラム客員詩人を務める。毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、講談社出版文化賞などを受賞。

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評価内訳

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紙の本

本というメディアを考えてみよう

2002/03/17 10:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 読んだ後に、何とも言えず幸せな気持ちになれる本だった。

 本が好きで、明けても暮れても本を読んでいる私だが、時々、「いったい何のために?」という漠然とした虚脱感に襲われる。記憶力がいいわけでもないので、読んだ端から忘れてしまう。「徒労」という二文字が悲しく頭をよぎっていく。
 長田さんは、『読んだら忘れてしまえるというのが、本のもっているもっとも優れたちからです。(中略)再読できるというのが、本のもっているちからです。』と、言う。えっ、そうなの?と、自分の顔がやや明るくなった。が、どうせ忘れてしまうのになぜ読むのだろう? 長田さんは言う、『もう一つの時間への入口を気づかせるということが、そもそも本のいちばん大事な仕事だからです。こちら側だけの考えでは計れないものが、そこにあるということを思いおこさせるのが、本のひそめているちからです。』。すなわち、本は記憶の目安を提示してくれるもの、そして、この記憶の目安を与えてもらうことによって、自分にとってのとりかえのきかない記憶が引きだされ、引きだされた確かな記憶によって自らの日々に必要な物語がつくられる。自分の人生を歩めるというわけだ。
 本はこのように読みなさい、とか、名作を読みなさいという類の事を、長田さんは一切言わない。ソフトウェアとしての本について良悪は言わない代わりに、唯一、ハードウェアとしての椅子、読書のための椅子については多くの紙面を割いている。『本を一冊読もうと思ったら、その本をどの椅子で読もうかと考えられるなら、いい時間をきっと手に入れられるだろうと思うのです。「その椅子でその本をぜんぶ読める」ような椅子を見つけられるかどうかで、人生の時間の景色は違ってきます。』と長田さんは言う。私もこの意見には大賛成で、すでに実行に移してもいる。数年前に清水の舞台から飛び降りたつもりで一人用ソファを購入した。何しろ、家中の家具の中で一番高価であり、身の丈以上の買い物であった。しかし、このソファは何時間座っていても疲れない。興に乗ったなら、飲まず食わずで一気に読んだとしても、体のどこも痛くもならない。読んでいる内に眠くなったなら、ピヨッと足をだして体を横たえることも出来る。この椅子によって、私の人生の時間の景色は違ってきたのだ。長田さんの言う、『自分にとって本を読みたくなるような生活を、自分からたくらんでゆくこと』が非常に大切なことを実感している。
 子どもの本についても長田さんは熱く語ってくれる。長田さんの言葉によって、私は、子どもの本に対する自分のスタンスの取り方への戸惑いを拭い去ってもらえた。私は今まで、絵本や童話といった、子どもの本を読む場合、子どもになったつもりで読むのがいいのか、子どもに与えるならを頭に置いて読めばいいのか、などとくだくだ考えていた。しかし、長田さんは、『自分がこの本を読んでおもしろいだろうかという新鮮な眼差しで、子どもの本と付きあう』ことが大切と言う。これ、当たり前のことなのだが、自分の中に「もう子どもではない。」という何か必死の思いがあって、子どもの本の前で歪んだ自分を演じてきてしまっていたようだ。子どもの本には、擬人法がよく使われている。木がしゃべったり、人形がしゃべったり踊ったり。私も子供の頃に、ぬいぐるみを片手に、「コンチワ!」と頭の上から声を出してはおしゃべりをさせていた。今でも、声にこそ出さないが、目にする動物や物におしゃべりをさせる癖は残っていて、これは、私にとってはちょっとはずかしいことであった。それで、子どもの本を選ぶ場合も、擬人法が多用されているものは、意識して避けていた。長田さんの言葉によって、吹っ切れるものがあった。嬉しかった。

これからも本の友人として存在していきたいと思った。

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紙の本

言葉の宝箱そして矜持

2004/04/04 21:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高橋波子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

電子書籍の登場でわれわれの読書はどうなるだろう。

私は本に書き込みをする。統一性を持たせようとしたこともあるが、今では気分でなんでも書く。辞書で調べた言葉の意味なども書いてしまう。これらは、ハードが紙だから気軽にできるが、電子媒体ならどこまでが本体で、どこまでが書き込みかを後で見たときに分からないから、多分困る。マーカーでだらしなく線を引くこともある。これは電子の得意とするところだろう。修正も簡単だ。ページを引用するときは、書き写すしかないが、電子ならコピーアンドペーストという便利な手法が使える。

紙の本と電子の本といづれ選択を余儀なくされたらどうしよう。

そんなことを考えていたら、本棚に2年前の正月に買った本書の背表紙が目に留まり再び手にとってみた。

長田は最後に言うのである。
自分の心のなかに失いたくない言葉の蓄え場所をつくりだすのが読書です。

この本の裏表紙に私の書き込みがある。この本を買った店のことを書いてある。
「銀座の伊東屋の帰り、教文館書店に寄ってこの本を入れた。長田弘というと、みすず書房と返ってくる店員の質の高さが見事だった。近頃こんな本屋は少ない。カラフルで厚手の丈夫そうなカバーも装着するのが当然とばかりに丁寧につけてくれた。・・・、ただしこの本はNHK出版のもの。」

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紙の本

失いたくない言葉の蓄え場所をつくり出す読書

2001/07/09 17:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルデバラン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 詩人、長田弘氏によって語られる読書、つまり「本という考え方」がよく理解できる一冊である。読書というのは「私」を探している本に出会うという経験であると著者が述べているが、それを実感できる本である。
 情報が氾濫し豊かとされる現代社会で、言葉は記号のように単なる意味としてしか機能せず、人と人をつなぐべき共通の記憶が貧しくなっていることを静かに批判しながら、著者は今だからこそ言葉とは何か、読書が培うものは何かを教えてくれる。
 めまぐるしい毎日、人の発する言葉に翻弄されすぎて、言葉の持つ言外の意味、「言葉によって指し示される心の方向」が見えなくなっている自分。
 「自分の心のなかに失いたくない言葉の蓄え場所をつくりだすのが、読書です」という著者の言葉が、そんな私の心のなかで確かに留まっている。

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2004/10/06 10:31

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2006/01/09 15:05

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