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- カテゴリ:一般
- 発売日:2001/10/15
- 出版社: 未来社
- サイズ:20cm/502,7p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-624-93247-1
- 国内送料無料
紙の本
デリダと肯定の思考 (ポイエーシス叢書)
著者 カトリーヌ・マラブー (編),高橋 哲哉 (監訳),増田 一夫 (監訳),高桑 和巳 (監訳)
フランスの代表的な哲学雑誌「ルヴュ・フィロゾフィック」の1990年版でのデリダ特集の全訳。女流哲学者カトリーヌ・マラブーの手によって編集されたデリダ本人もふくむ17人の哲...
デリダと肯定の思考 (ポイエーシス叢書)
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商品説明
フランスの代表的な哲学雑誌「ルヴュ・フィロゾフィック」の1990年版でのデリダ特集の全訳。女流哲学者カトリーヌ・マラブーの手によって編集されたデリダ本人もふくむ17人の哲学者・研究者による大部なデリダ論集。難解なデリダ哲学のさまざまなキーワードの分析や思考法の筋道をたどり、その政治性についても触れる思想の読解書。【本の内容】
目次
- 巻頭言(カトリーヌ・マラブー)
- ジョルジョ・アガンベン(高桑和巳訳)
- パルデス 潜勢力のエクリチュール
- ルドルフ・ベルネット(高桑和巳訳)
- デリダ、師の声を聴く
- モーリス・ブランショ(上田和彦訳)
収録作品一覧
パルデス潜勢力のエクリチュール | ジョルジョ・アガンベン 著 | 10-35 |
---|---|---|
デリダ、師の声を聴く | ルドルフ・ベルネット 著 | 36-66 |
ジャック・デリダのおかげで | モーリス・ブランショ 著 | 67-79 |
著者紹介
カトリーヌ・マラブー
- 略歴
- 〈マラブー〉パリ第10大学助教授。ハイデガーの継承を目指す今日の哲学を弁証法と結びつけもし分かちもしているものを問い直すことを仕事の中心に据えている。
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紙の本
待ちに待ったデリダ論集で、デリダ以後の知的海図が見える
2001/11/05 12:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:小林浩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランスの代表的な哲学誌「ルヴュ・フィロゾフィック」が1990年に、ジャック・デリダをめぐる特集を組んだ。編集はデリダの弟子筋にあたる哲学者のカトリーヌ・マラブーによる。フランス、アメリカ、イタリア、ベルギーなどから第一線の研究者や書き手が16篇の論文を寄せており、デリダ自身も「エクリチュールの試み」という一文を書いている。圧巻であり、贅沢である。本書の特徴は、難解をもって鳴るデリダ思想を様々な角度から読み解くその巧みさだけにあるのではなく、それぞれの論文から「デリダ以後」の知的海図が垣間見えてくるというところにもある。特に編者のマラブーによるデリダ=マルクス論やスティグレールの知覚論的読解は注目したい。大陸派と一線を画しているアメリカ現象学派の代表的論客であるクレールやサリスらの論考が収録されているのも、特筆に値する。デリダを研究する場合に避けて通れない基本書だろう。
※デリダ研究さまざま→こちら
→人文・社会・ノンフィクションレジ前コーナー(11/5分)より
紙の本
編集者コメント・本書目次
2001/08/27 20:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
デリダ哲学を脱構築する
◎編集者のコメント:
フランスの代表的な哲学雑誌「ルヴュ・フィロゾフィック」の1990年版でのデリダ特集の全訳。女流哲学者カトリーヌ・マラブーの手によって編集されたデリダ本人もふくむ17人の哲学者・研究者による大部なデリダ論集。難解なデリダ哲学のさまざまなキーワードの分析や思考法の筋道をたどり、その政治性についても触れるデリダ哲学の絶好の読解書。これまでデリダについてこれほどまでの解釈と解説の書は出ていない。
◎目次:
巻頭言(カトリーヌ・マラブー)
ジョルジョ・アガンベン(高桑和巳訳)
パルデス 潜勢力のエクリチュール
ルドルフ・ベルネット(高桑和巳訳)
デリダ、師の声を聴く
モーリス・ブランショ(上田和彦訳)
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ジャック・デリダ(高桑和巳訳)
エクリチュールの試み
ジャン−フランソワ・リオタール(高桑和巳訳)
翻訳者の註
ルネ・マジョール(高桑和巳訳)
「脱【デ】」の賽【デ】を投げて
カトリーヌ・マラブー(高桑和巳訳)
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解題(高桑和巳)
監訳者あとがき(増田一夫)
人名索引 巻末