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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.9
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/615p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-134202-4
文庫

紙の本

光の雨 (新潮文庫)

著者 立松 和平 (著)

光の雨 (新潮文庫)

税込 859 7pt

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みんなのレビュー16件

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評価内訳

  • 星 5 (4件)
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紙の本

集団に支配されることの恐さ

2003/11/17 20:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「革命をしたかった」
そういう彼らのやりたかったことは何だったのだろう。
彼らの怖れたものは何だったのだろう。
彼らの残したかったものは何だったのだろう。
そして、彼らの残したものは…

連合赤軍の浅間山荘事件。

その事件にたどり着いてしまうまでの話である。

何かがおかしいと思いながら、
どんどん別の方向に流れていってしまう。
集団のなかで、革命というそのことばだけに引きずられ、後戻りできない。

集団というのは、恐ろしい面をもっている。

非難を自分以外の誰かに向ける事で、自分は救われる。
誰かが、非難され、暴力を振るわれている間は、自分に被害は及ばない。
自分が、暴力を振るっていなければ、自分がヤラレルのだ。
しかし、それはいつまでも繰り返され、遅かれ早かれいつかは自分の番が来る。

でも、何故?

こんなことは無意味だということも、このままでは終わりがないことも、みんな知っていたのに。
とっくに気づいていたはずなのに。

はじめた人はいるはずなのに、終わらせる人がいない。
既成事実が次の事実をつくり出し、その流れが勝手に一人歩きしてしまう。
そのなかの空気の流れに、流されてしまっている。
集団の中にリーダーがいるのではなく、集団そのものに支配されてしまっていたのではないのだろうか。

そして、その流れを止める事が怖かったのだ。
それは、「死」を怖れたから。
「死」を怖れて、いくつもの「死」を招いてしまった。

人間は弱いものだ。

ことの連合赤軍という「革命家」の厳つい印象がある集団の中で、こんなにも人間の弱さが露呈していただなんて、想像もつかなかった。
どんなところでも人は弱いものだということを、わたしたちは知るべきであろう。

弱い人間だからこそ、同じ過ちを犯さぬように…

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紙の本

私達はどちらを選ぶのだろう

2003/06/28 19:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 浅間山荘であった事件のとこを 私は知らなかった。「革命」という言葉を聞いても 私達には今イチ ピンとこない。どこか遠い世界の話のように思える。しかし  自己批判 総括 の名のもとに、次々と十四人の同志を惨殺した連合赤軍事件は決して、遠い昔の話ではないのだ。 そしてなにより 戦争という行為を例に挙げるまでも なく 集団心理の恐ろしさというものがそんなに簡単に変わるものではない。

 この話はフィクションであるが 浅間山荘の事件を題材に、多くの事実を織り交ぜて作られた。読んでいるとあまりのリアリティの高さに怖くなる。もし自分がこの場にいたら…と思わずにはいられない。

 人の命は 重い。だけど自分の命と比較したとき 私達は一体どちらを取るのだろうか。感覚は麻痺するものである。人間はどんな環境にも自己防衛の為に慣れるという。特に集団とは人の思考を狂わすという。

 事件は起こる いつだって…私達は多くの 事件を知り。悲劇を繰り返すことを
避ける努力をしなければならない。

 この本が一つのきっかけとなればと思い。ここに紹介することにした。 

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紙の本

回遊魚

2003/11/02 03:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:川内イオ - この投稿者のレビュー一覧を見る

回遊魚は、生まれてから死ぬまで、ただ泳ぎ続ける。
泳ぐのを止めることは、死を意味する。
回遊魚は、泳いで水を掻き分けることでしか酸素をとり込めないからだ。
回遊魚は、ひたすら泳ぐ。誰にも止められない。

『光の雨』は、連合赤軍が浅間山荘事件に至るまでの過程を極めて克明に描いたフィクションである。
1960年〜70年代初頭、理想とする社会を現実のものとするために、「国家権力」に対抗する道を選んだ若者達が存在した。
「革命」の実現に命をかけ、真の「革命戦士」になることを使命とする彼らは、人里離れた山奥に篭り、権力との「殲滅戦」に備え、厳しい訓練を行う。
しかし、そんな彼らを待ち受けていたのは、「自己批判」「総括」「援助」の名を借りた、暴力の嵐、権力闘争、まさに、仲間同士による殲滅戦、だった。

この話を読んで、笑うことは簡単だろう。
そんなのどかな時代もあったのか、と。
武器も兵隊も戦略も持たずに「革命」なんてとんだ御笑い種だ、と。
私は、笑えなかった。
当時を知らないから、彼らは「革命」に対して真剣であっただろうから、そして現実に革命を成就させた国があるから。

彼らが進むべき道を間違えたのかどうか、なんてことは、私にはどうでもいい。
彼らは、夢を追い、夢に賭け、夢に敗れて、死んだ。ただそれだけだ。
私は、彼らの、崖を転がり落ちる石ころのように加速をつけて深い闇に引き込まれていくその様に、引かれた。
彼らは、きっと破滅に向かって泳ぐのを止めることができなかったのだ。

一心不乱に泳ぐ回遊魚は、必死に何かを追いかけているようにも見える。
それは夢かもしれない。
わき目もふらずに泳ぐ回遊魚は、何かに追われているようにも見える。
きっと、それも夢なのだろう。

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紙の本

この今を生きている君たちの夢は何か

2002/01/03 14:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:メル  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 あの連合赤軍の事件を取り上げた小説。どうして同志を次々と殺していくような陰惨な出来事が起きてしまったのか。事件の意味を問い直す小説だ。
 時は2030年。法律の改正によって、死刑囚であった玉井潔は、釈放された。しかしながら、玉井潔の命は今や消えようとしている。玉井は自分が犯してしまった過去の事件に付きまとわれ、苦しまされている。そしてふとしたことから出会った若者、阿南満也と高取美奈に事件を語り始める。
 ここで、語られるのは、<革命>に取り付かれた若者たちだ。<革命>が必ず起こることを信じている。自分たちが来る<革命>で先頭になって突き進もうと考えている若者たちだ。
 しかし、彼らの語ることはすべて空回りしているように思える。<革命><権力><自己批判><総括>などのコトバがあふれている。しかし、それらのコトバに重みがないというか、つまりリアリティがない。観念に取り付かれていて身動きが取れなくなっているのだ。
 たとえば<総括>など、頻繁に出てくるのだが、一体何をどのように<総括>したら真の革命戦士になるのか、といったことを問うことが一切ない。とにかく<総括>をせよ、と命じられすべて否定され、粛清されていく。
 このように観念の中に閉じこもっていくのは、おそらく他者に出会っていないからだろう。おそらく、自分たちの共同生活から出て、現実の社会に向き合えば、そのような出会いがなければ、<革命>というコトバにも重みが出たのではないだろうか。
 この小説で、一番気になるのは、やはり作者、立松和平の位置だ。小説を読んで感じるのは、連合赤軍の事件を完全に批判するのではなく、人間の普遍的な問題として捉えている。しかし、作者はどこかロマンチシズムを感じているのかもしれないという印象も受ける。
《あの時代に生きたものも、死んだものも、みなごく普通の子供だったよ。本当はみんないい子だったとぼくは思いたい。赤子のように震えて裸で生きていた。君たち二人とどんな違いもない。この今を生きている君たちの夢は何か。ぼくらは革命の夢を見ていた。》
 玉井潔の最後の言葉だ。一体、夢を持って生きることと、夢が持てずに生きることのどちらが良いのだろうか?

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紙の本

2001/09/02朝刊

2001/09/06 22:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「自己批判」「総括」の名のもとに、次々と十四人の同志を惨殺した連合赤軍事件。この小説は一九七二年の「あさま山荘事件」にいたるまでの連合赤軍の内幕を描いている。舞台は二〇三〇年、そんな時代があったことすら知らない若者に、事件の生き残りである老人が無念のうちに死んだ者たちの思いを語り継ごうとする形をとっている。
 革命という夢と理想に燃えた普通の青年たちが、どのように狂気に落ちていったのか。老人の口を借りて、同世代である著者の心の痛みが吐露されている。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001

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2006/04/19 13:36

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