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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.8 6件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.9
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/197p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-449201-9

紙の本

片思いの発見

著者 小谷野 敦 (著)

源氏物語から「ダディ」まで、古今東西の文学作品を例にあげつつ、「恋愛論」の「日陰の子」たる「片思い」を堂々と論ずる、知的興奮に満ちた書。「片思い」にもっと光を!【「TRC...

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片思いの発見

税込 1,430 13pt

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商品説明

源氏物語から「ダディ」まで、古今東西の文学作品を例にあげつつ、「恋愛論」の「日陰の子」たる「片思い」を堂々と論ずる、知的興奮に満ちた書。「片思い」にもっと光を!【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

小谷野 敦

略歴
〈小谷野敦〉1962年茨城県生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。現在明治大学兼任講師、東京大学非常勤講師。著書に「軟弱者の言い分」「恋愛の超克」「もてない男」他。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.8

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

レトロな表紙がこんなにも似合う本なんて、なかなかない。それにしても、恋愛を知らない大学生って、ホントの話?本を読まない学生?どうもそこにリアリティを感じないんだなあ

2004/09/01 20:48

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

《文学であれば避けて通れない〈愛と性〉。それに触れることなくして文学教育はありうるのか。大学で初めて源氏物語の真実を知った学生の声などを交えて論じる》

愛と性は文学には無くてはならない要素だけれど、学校の教科書に取り上げられる作品にはそれらの気配も無い。いや、それらに関係のない部分のみが取り上げられ論じられる。たとえば、漱石は作品で友人や人妻との愛や不倫を描き、川端康成の「雪国」は芸妓を主題にするが、学校は、それらから差障りの無い部分を切り離して授業に使う。これが本当の文学教育なのか。果たして、中学生に文学が理解されるのか「恋愛小説は教えられるか」。

文学の評価と倫理は切り離すことが可能か。日本の多くの評論は、倫理とつかず離れずの関係にある。谷崎、荷風、川端の文学を倫理と切り離して語ることはできるのか「恋、倫理、文学」。女性に人気の無い川端康成。彼の小説に蠢く異常性「少女幻想の系譜」やフェミニズムまでを幅広く語る。川端康成=ノーベル賞作家=偉大な人という図式が、女子大生たちへの質問で崩れていく。

気取りの無い口調で語られる内容は、予想に反して重い。中身の無さを、晦渋な文章で誤魔化してきた「頭が良いとされてきた古き評論家達」に対して、この本にみる小谷野の等身大の発言こそが文学の真実を照射する。自分を飾ることは、自分の目を誤魔化すことでしかない、それを教えてくれる。

この本は、タイトルもだが、カバーの山名文夫作品『恋愛新風景』(サンデー毎日1930)のシンプルな線描が、古さにもかかわらず新鮮で、思わず手にしたくなる。それは中味にも言える。真実はさりげない装いでわたしたちの前にある。現代文藝評論の基準とでも言っていいのではないだろうか。それにしても、文学中の愛情表現に初めて出会い、驚愕する大学生、という記述には呆然とする。本当の話なのだろうなあ。

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紙の本

モテなくたって、これを読めば開き直れる

2001/10/29 18:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小学生が回答したアンケートで、他の国の子供たちに比べ将来の夢が極端に小さかったというのは毎度のことで驚くに値しない。しかし、そのアンケートの中の「好きな人と結婚できると思うか」という設問に対し、「そう思う」と答えたのはわずかに半分強。他の国では90%ぐらいが「そう思う」と答えているのにである。
 日本では近代化とともに自由恋愛が当たり前になり、男女交際を始める年齢も高校生、中学生、そして小学生へと下がってきた。だから、現代の子供たちの感覚はそこまでシビアになったのだろう。「どんな相手でも、好きだと言われれば悪い気はしない」なんて俗説も覆された。「告白」という神聖な儀式も、「コクる」という呼び方をされてから、相手にとって甚だ迷惑な行為に成り下がったのだ。
 著者は、女性解放に対する男性解放の論客として重要な存在である。だから、これも男性から見た恋愛観といっていい。文学作品に限らず、ドラマでも片思いの要素を入れなければ物語に厚みが出ない。結局のところ、現実の恋愛とは違う筈だ。
 今の若い世代は、すぐにコクって振られるか、はたまた両思いになるかなので、片思いでは肩身の狭い思いをさせられる。しかし、「相思相愛」ではなく「両思い」という造語の方がよく使われる昨今、両思いも、互いに片思いをしている状態とはいえまいか。いや、両思いが正しという現代の恋愛イデオロギーの中で、片思いしか許されない恋愛弱者だってたくさんいるんだ。この本は、そういう人たちに向けたメッセージだとも思える。

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紙の本

愛は頭で考えちゃいけないのかも

2003/04/23 10:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

片思いの相手は突然降ってくるのだ。


そして
偶然に出会ったうえ、相手の真意もわからない状態で

「どうしてこの人を好きになってしまったんだあ!?」

という非常に納得の行かない感情に陥る。


偶然に出会ってしまったことを
元には戻せない。

苦しみの起きる以前の状態には帰れない。

恋愛に限らず
実生活の中では連続した時間があり
ビデオ・ゲームのようには
リセットできない。


問題は
偶然にその人と
出会ってしまったということだ。


実は
その偶然と思われる出会いというのは…。
と続いていくのだが。

片思いに苦しんでいる人が読むと
冷めてしまうかもしれません。

さんざん
苦しんでホトボリが冷めたあとに読むか
わたくしのように
片思いにトンと縁がない人が読むといいかもしれない。

小谷さんの説じゃないけど
「愛の実態を追求しすぎると
ラッキョウの皮むきみたいに
最後はなくなっちゃう」…というのがいい。

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紙の本

研究の面白さ

2001/10/06 22:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:メル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 永江朗は『批評の事情』の中で、小谷野敦をこう評していた。

 「それにしても、彼の『バカのための読書術』を読んだときもそう思ったけど、彼の比較文学的なアプローチは面白いけど、文芸としての評論、文の芸についての評論という面ではつまらない。研究者ではあるけれども評論家ではないのかもしれない。」

 この評は、けっこう当たっているのかもしれないと、本書『片思いの発見』を読んで感じた。実は、小谷野敦の『軟弱者の言い分』を読んだときには、ひどくがっかりした経験があり、この人はエッセイなど書くには向かないのだろうと思っていた。だから、原点に戻って、文学研究をして欲しいと思っていた。
 そして、今回の『片思いの発見』。この本は、小谷野氏が最近まで雑誌に書いた文芸評論を集めたものであるが、特に「恋、倫理、文学」と題された評論は、久々に読み応えのある評論だと思う。
 この評論のテーマは、タイトル通り、「恋」と「倫理」と「文学」の関係を論じたものだ。とりわけ、「文学」を「倫理」で裁断してもよいものか、「文学」は「倫理」を語るものなのであるか、というおそらく文学の研究、あるいは批評の古くからの問題を考察している。
 「文学」を「倫理」で裁断すれば、ほとんどの「文学」が「倫理」に反しているかもしれないので、どれもだめだということになるだろうし、では「倫理」に適うような「文学」が果たして「文学」であろうか、つまり「文学」として面白いだろうか。このような問題を「恋」と絡めて論じていく。この評論は、「文学」とは何か、その「文学」を論じる批評言語とはいかなるものであるか、という根本的な問いを考察したものである。
 これを、小谷野氏は永江朗が言うように「比較文学的なアプローチ」で迫っていく。この方法が、面白い。だが、この面白さが、やはり文芸の芸としての面白さ、というよりやはりこれは文学研究の方法の、または文学研究の視点の面白さなのだろう。そう思うと、やはり小谷野氏には「私憤」など振りまいていないで、本書のような文学研究を貫いていって欲しい。

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紙の本

文学作品における女と男のいる風景に見る倫理的諸問題

2001/10/02 08:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小林浩 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『男であることの困難』『もてない男』などに代表される「フェミニズム以後の男性学」の代表的論客として著名な比較文学研究者による評論集である。本書の中核となる「恋・倫理・文学」は雑誌「三田文学」に連載されたもので、文学における「恋愛」の描かれ方の類型学として読めるが、もし高校の国語の授業がこんな風だったら生徒も面白いだろうに、と想像してしまう。片思いの描写を作品別に図式化し、「告白グレイゾーン」という告白の有無があいまいなカテゴリーの例として漱石の『三四郎』を挙げるなど、俗っぽいアプローチは読者の好奇心をくすぐる。しかしこの論考は同時に文学作品および評論における倫理=生き方と美の問題についても言及しており、日本の論壇に対する著者お馴染みの辛辣な見方が窺える。新潮社装幀室によるいつもながら洒脱な装幀が素晴らしい。

※男性学さまざま→こちら

→人文・社会・ノンフィクションレジ前コーナー(10/1分)より

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2010/01/15 21:41

投稿元:ブクログ

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