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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.7
  • 出版社: 少年写真新聞社
  • サイズ:27cm/60p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-87981-131-9

紙の本

男の子の体と性の悩み 正常から病気まで 泌尿器思春期外来から 健やか親子21−リプロヘルスを考える (写真を見ながら学べるビジュアル版新健康教育シリーズ)

著者 永尾 光一 (著)

性と生殖に関する診療を行うリプロダクションセンターからの視点で、男子思春期診療について考える。【「TRC MARC」の商品解説】

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男の子の体と性の悩み 正常から病気まで 泌尿器思春期外来から 健やか親子21−リプロヘルスを考える (写真を見ながら学べるビジュアル版新健康教育シリーズ)

税込 2,090 19pt

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紙の本
セット商品

「成長期の心と体」教育セット 6巻セット

  • 税込価格:12,870117pt
  • 発送可能日:購入できません

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著者紹介

永尾 光一

略歴
〈永尾光一〉1960年生まれ。昭和大学大学院医学研究科修了。現在、東邦大学医学部泌尿器科学第一講座講師。日本性機能学会評議員等。日本におけるバイアグラの臨床試験を担当。著書に「ED」など。

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評価内訳

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紙の本

「男の子のための」というより、「お母さんのための」性教育

2004/02/06 17:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 日本の性教育は、欧米に比べると、遅れていると言わざるを得ない。第二次性徴や思春期の悩み、それにセックスそのものについても説明が足りない。高らかに“愛”を謳っていながらもそれは精神論のみであり、肉体的な事柄に関しては秘めよう隠そうとしてきた、良く言えば“奥ゆかしい”文化の影響なのだろうか。
 自分自身を振り返ってみても、まともに性教育を受けたという覚えがない。おそらく大半の人は私と同様で、男女の人形を使ったり、詳しい写真や映像等で教えられたという人は、数えるほどしかいないのではないだろうか。
 本書は、そうした性教育で教わるべき内容を男子の体のみに絞り、確かな情報やデータを元に説明してくれる。特に細かく解説しているのが、自慰行為(マスターベーション)についてだ。声高に人に話すべきことではないが、誰もが経験するごく当たり前のこの行為は、やり方次第で後々障害をもたらす可能性があるという。中でも深刻なのが《膣内射精障害》だ。これは、マスターベーションの刺激ならば射精できるのに、性交時には射精できない、不妊症にもつながる深刻な障害。こうした症状を予防するため、「こんなことまで?」と私自身も驚いてしまったが、正しいマスターベーションの方法までもが、イラストを使って説明されている。異性である母親には、男性の生理を理解するのに役立つはずだ。
 ほとんどの漢字にルビが振られているので、小学校高学年程度でも読むことが出来る。だが、内容を理解できるのは、中学生以上の年代だろう。学校の図書室や保健室はもちろんのこと、多くの親にも性教育が必要である現状を考えると、まずは家庭に必要な一冊といえる。

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