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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日々生まれてくる命にもそれぞれに事情を抱えており一筋縄ではいかない。まして治療が必要な乳児への対応はそう簡単ではない。
紙の本
双子達の物語が完結する
2003/07/28 15:08
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投稿者:かや - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマから入った私ですが、個人的にベビーたちの
小さな兄弟愛の部分がドラマでは 入れない漫画の特殊な
表現方法で出てきていて そこにとても強くかんじました。
誰もが生きる事に精一杯です。そしてそれを動かせる
領域に人である医者がいるのかどうか。 生命力の塊である
赤ちゃんがストーリにいっそう強く働きかけます。
紙の本
医師と意志
2003/03/31 12:14
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投稿者:yaeba - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は、医大卒業後、大学病院で研修中の斎藤くん。
1日の平均労働時間16時間、月給3万8千円という過酷な世界!!
研修医の斎藤くんはそこで、大学の勉強では学んでいない、医療現場の矛盾と現実を目の当たりにする。派閥争い、上へのゴマスリ、患者への嘘。患者よりも金・コネ・派閥優先の医者たち…。
真っ正直で不器用な彼は、その黒い現実に悩み、苦しみ、葛藤し、涙する。
そしてついに、患者を助ける為、病院に刃向かうような行動をとってしまう。
その結果、病院内ではじき者扱いされ、NICU(新生児集中治療室)という特殊な研修先に行かされることに…。4巻はそこから始まる。
医者にとって「患者」は、ある意味で「商売相手・お客さん」かもしれない。しかし患者にとって医者は、神に近い「頼るべき相手」なのだ。そして、その間にあるのは商品でなく「命」。それを忘れてしまった医者は、有名な医者になれても信頼される医者にはなれないだろう。医者には、医師の資格と共に、「患者の命を守る」という意志もあわせもっていて欲しい。
主人公の斎藤くんがあまりに青すぎて、イライラする時もあるけれど、この「青さ」こそが医療界の「ドス黒さ」を浮き彫りにしている。
すべての研修を終えた後、彼はどんな医者になるのだろうか?
人の命に関わる病院が舞台なだけにシリアスな内容で、読み終えてからも色々考えさせられる良質なマンガ。出版界の現実を描いた土田世紀の『編集王』と似た熱さを感じる。
紙の本
医師と意志
2003/03/13 00:16
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投稿者:yaeba - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は、医大卒業後、大学病院で研修中の斎藤くん。
1日の平均労働時間16時間、月給3万8千円という過酷な世界!!
研修医の斎藤くんはそこで、大学の勉強では学んでいない、医療現場の矛盾と現実を目の当たりにする。派閥争い、上へのゴマスリ、患者への嘘。患者よりも金・コネ・派閥優先の医者たち…。
真っ正直で不器用な彼は、その黒い現実に悩み、苦しみ、葛藤し、涙する。
そしてついに、患者を助ける為、病院に刃向かうような行動をとってしまう。
その結果、病院内ではじき者扱いされ、NICU(新生児集中治療室)という特殊な研修先に行かされることに…。4巻はそこから始まる。
医者にとって「患者」は、ある意味で「商売相手・お客さん」かもしれない。しかし患者にとって医者は、神に近い「頼るべき相手」なのだ。そして、その間にあるのは商品でなく「命」。それを忘れてしまった医者は、有名な医者になれても信頼される医者にはなれないだろう。医者には、医師の資格と共に、「患者の命を守る」という意志もあわせもっていて欲しい。
主人公の斎藤くんがあまりに青すぎて、イライラする時もあるけれど、この「青さ」こそが医療界の「ドス黒さ」を浮き彫りにしている。
すべての研修を終えた後、彼はどんな医者になるのだろうか?
人の命に関わる病院が舞台なだけにシリアスな内容で、読み終えてからも色々考えさせられる良質なマンガ。出版界の現実を描いた土田世紀の『編集王』と似た熱さを感じる。
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ブラックジャックは出てきません
名医も出てきません
大反響・話題沸騰のリアルを追求した医療ドラマです
主人公の斎藤は何の力もない研修医です
医者、病院、医学・・・
人の生活にに馴染み深いはずなのに、そこはあまりに隔離された世界です
矛盾を見過ごせず、やりきれず、必死の抵抗をする斎藤の奮闘がよりリアルに描かれています
イロイロと考えさせられる作品です
斎藤や患者、医者達が不意に発する一言がガツンと胸を打ちます
泣けますよ
「海猿」の佐藤秀峰氏の作品
絵や表現にかなりアクがあって、人によっては受け入れづらい面もありますが、
必死なところの描写なんかがこの作品に非常にマッチしていると思います
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4巻だけ家にあったので読みました。4巻って。ベビーER編(だっけ)のところだけって。そして号泣って。泣きながら息子のおむつを替えるオレ。しかも深夜。怪しすぎです。
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ベビーER編完結。三巻からの内容にはっきりした答えはない。考え続ける事が答えになる。
「僕がお前のお父さんだよ」この言葉を将来生まれてくる自分の子どもに言うことが出来るのかな。
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生まれた赤ちゃんはダウン症だった……
命を真正面から問う骨太のリアル医療ドラマ、社会的大反響!
その双子は4年間不妊治療を続けた結果の、待望の我が子……のはずだった。突然に障害児の親となった田辺夫婦は、我が子をこのまま死なせてくれと斉藤と指導医・高砂に乞うた。
説得できなければそれも仕方がないとする高砂に斉藤は反発する。親が我が子の命を決定する??それは許される事なのか?何が親を支配し、何が高砂にそう思わせる?
新生児科と日本の現実に斉藤が熱くなる!
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ベビーER編の続き・・・
斉藤くんは、相変わらず走ってるな~
なんかテンション高すぎ、勢いありすぎて、読むの疲れてくるな~
で、最終的にあ~ゆうラストで良かったのか?
ちょっと、都合が良すぎるんじゃないかと思った。
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ベビーER編続き。
うーん。
途中から、主人公の斉藤くんに腹が立って仕方がなかった。
そんなに物事単純じゃないし、聞きかじりの正義を振りかざしているだけのような気がして。
親は、現実を受け止め、一緒に生きていく。
一緒に生きる覚悟のない人間の暴走は、不愉快なだけ。
苦しいんだよ、愛してるんだよ、一生懸命自分のエゴと闘ってるんだよ。
とはいえ、患者(患児)の側にこんな風に徹底的に立てるのはすごいこと。極論だけれど。
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20111118
***
「生まれた赤ちゃんはダウン症だった……」
その双子は4年間不妊治療を続けた結果の、待望の我が子……のはずだった。突然に障害児の親となった田辺夫婦は、我が子をこのまま死なせてくれと斉藤と指導医・高砂に乞うた。
説得できなければそれも仕方ないとする高砂に斉藤は反発する。親が我が子の命を決定するそれは許される事なのか? 何が親を支配し、何が高砂にそう思わせる?
新生児科と日本の現実に斉藤が熱くなる! (漫画on webより)
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未熟児の双子として生まれてきた我が子を受け入れられない夫婦の話が完結。
「生まれてきた命は助けたい」「子供達は生きようとしている」――「今助かったとして、その後は誰が育てるのか?」「親権停止を申し立ててでも手術をして命を助けることが、その子を救うことになるのか?」――「だからといって、今目の前で死にゆく命を見殺しにしてよいのか?」
簡単には答えが出ない問題の数々を突きつけられる。きっとたくさんの医師が、自分の中で問いつづけ戦い続けているんだろうなと感じた。
障害があるかもしれない我が子を受け入れられない両親のことも、安易に責めることはできない。1000人に1人というダウン症児の生まれる確率……「理屈じゃないからこそ、子供を生むっていうことができる」 本当だな。リスク計算をいちいちして子供をもうける夫婦がどこにいるだろうか。ましてや、それが不妊治療の間中ずっと望み続けた我が子だったとしたら。
「もちろんパーフェクトベビー願望は不妊治療を行っていなくても親なら大抵誰もが持っていて、同時に、生まれてくる子どもが先天的な障害児である確率も一定の確率で存在する。」 wikipediaより。
双子の父親も母親も、決して冷酷で非人間的な人物というわけではない。苦しい不妊治療を乗り越え、やっと待望の子供が手に入ると思ったときに突きつけられた現実。周囲からの圧力。罪悪感、自責。二人はそれぞれに葛藤し、苦しんでいる。
病院へ母乳を届けに来た母親の言葉が印象的。どうしても母乳が勝手に出てくる。まるで、自分の身体までもが「母親になれ」と強要してきているかのよう――。
やがて双子の兄は亡くなり、障害を持った弟だけが残される。一旦は離婚した両親それぞれの決意、フィクションだとわかってはいるのに、その先の彼らに幸あれと願わずにはいられなかった。
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NICUで産まれた双子の赤ちゃんの弟は、検査の結果ダウン症であることがわかった。さらに、腸閉そくのため手術が必要だという。
その宣告を受けて、双子の両親は意見が分かれ、すれ違って行ってしまう。父親は手術依頼書を書くことを拒否するが、斉藤はなんとか手術ができるように働きかける。その姿に徐々に動かされていく高砂と看護婦。
衰弱していく弟に呼応するように、兄も母乳を吐き続け、高砂が父親を説得している間に心不全で死んでしまう。
命とは何なのか、未熟児たちにとって「生きる」ということがどれほど困難であるか、痛いほど突き付けられる。
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子どもを産むこと、育てることについて考えさせられた。出産のリスクも踏まえて子どもを持つかどうか考え、リスク斉藤のように子どもを助けようと思うお医者さんに任せたいと思う。
まだリアルな気持ちで考えられないが、私もこの母親と同じようにするのではないかな。そんな気持ちを持ち続けたい。
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2012 11/30読了。iPhoneの無料アプリで読んだ。
2-4巻までいっき読み。
勝手にもっと「がんばったけど誰も救えませんでした」的な絶望的な話なのかと思っていたら、主人公の境遇はどんどん残念な感じになっていくものの、ちゃんと患者さんは救えていることが多くて少し安心した。
心臓病の患者さんの笑顔のエピソードとか、不覚にも。少し。
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難しい。
法律でも医療でも介入出来ない、生命の世界。
ジレンマ、葛藤、サイン一つで変わる子供の生死。
「光とともに」って漫画で障害の子供について読んだけれど、それ以前に生死すら分からない子供もいるんだな、と思った。