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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.1
- 出版社: 明石書店
- サイズ:19cm/314p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-7503-1680-6
紙の本
カナダを知るための60章 (エリア・スタディーズ)
カナダの自然と環境、歴史、政治・外交、経済、民族関係、社会,教育・言語・スポーツなどの項目について、各々の専門家が執筆。「世界一住みよい国」といわれるカナダのまだ一般に知...
カナダを知るための60章 (エリア・スタディーズ)
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商品説明
カナダの自然と環境、歴史、政治・外交、経済、民族関係、社会,教育・言語・スポーツなどの項目について、各々の専門家が執筆。「世界一住みよい国」といわれるカナダのまだ一般に知られていない部分も紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
綾部 恒雄
- 略歴
- 〈綾部〉現在、城西国際大学招聘教授、筑波大学名誉教授。著書に「アメリカの秘密結社」など。
〈飯野〉津田塾大学教授。著書に「日系カナダ人の歴史」など。
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紙の本
カナダを知るために
2006/04/30 11:34
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る
基礎的なカナダ事情を知るために適した一冊だ。執筆者が29名もいるわりには、(多少の内容重複はあるが)まとまりの良い仕上がりになっている。
学術書ではないと断っているし、手に取ると気軽に読めそうな気がするのだが、314ページの厚さに多岐に渡る情報をぎゅうっと詰め込んでいるので、新書などと比べてもお腹がいっぱいになるくらいのボリュームはある。
各章は一応独立しているので、どこから読んでもいいようになっている。ただ、歴史の部なんかは順番に追っていった方がいいでしょう。
簡単に各部のトピックについて。
第1部は「自然と環境」。5章分を当てる。大半は国土の自然について。国立公園保護地区、カナディアン・ロッキーとバンフ、ナイアガラ、プリンスエドワード島を簡単に紹介。
第2部は「歴史」。8章分。最初の移民と先住民、イギリスの進出、もうひとつのフランス系カナダ史、二つのカナダの起源、1812戦争、連邦の結成、イギリスとの関係変化、自立を模索する第二次大戦後のカナダなど。
第3部は「政治・外交」。7章分。トルドーと連邦主義、ケベック問題、対アメリカ、ミドルパワーとしての外交、1982年憲法、東アジア外交、PKO活動とピアソン・センターなどについて。
第4部は「経済」。6章分。カナダ経済の歴史と発展、経済ナショナリズム、アメリカや日本との関係、情報通信産業などを扱う
第5部は「民族のモザイク」。8章分。移民小史、先住民、メーティスの戦い、フランス系とイギリス系、ヌナヴト準州、多文化主義の成立と苦悩、都市のエスニック状況、日系カナダ人などの話。
第6部は「社会」。8章分。二つの言語グループ、国歌、連邦騎馬警察、市民社会の国際的活動、アイデンティティ、社会福祉、メディア、曲芸団などの話。
第7部は「教育・言語・スポーツ」。3章分。教育と多文化主義、カナダの大学、アイスホッケーの話。
第8部は「人物」。15章分あるが章毎のページ数は少ない。マクルーハンやグールドなど、カナダを代表する著名人達にスポットを当てる。
幾つか注文がある。
図表と写真をさらに増やしてくれればなお良かった。特に地図はもうちょっと詳しいものが数葉欲しい。
ぶ厚くなってしまうが、願わくば公害・環境問題で「部」を一つ設けて欲しかった。内外での人権保護や平和維持活動に熱心とされるカナダだが、アスベスト問題となると輸出大国として「国益護持」に走る。国際的な規制と廃止の流れに対しての反動的性格を露わにする。改訂版が出るなら、そういったことにも触れてもらえればと思う。
全体的には水準以上の出来。
紙の本
カナダへの憧れが高まります
2005/10/12 05:20
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スージー - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代カナダを知る。カナダの歴史を知る。カナダの自然を知る。そんな1冊です。とにかく読み応えがあります。はっきりいって、学術書です。でも、しっかりと、カナダについてのお勉強ができます。読み終えると、もっとカナダのことが知りたくなってしまう不思議な本です。