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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.4
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/332p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-458701-X

紙の本

建築における「日本的なもの」

著者 磯崎 新 (著)

建築が表象するのは国家の欲望か? 時代を打破する革命の予兆か? 伊勢神宮から未来都市まで、壮大な射程を持つ世界的建築家の画期的な日本=建築論。【「TRC MARC」の商品...

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建築における「日本的なもの」

税込 2,530 23pt

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商品説明

建築が表象するのは国家の欲望か? 時代を打破する革命の予兆か? 伊勢神宮から未来都市まで、壮大な射程を持つ世界的建築家の画期的な日本=建築論。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

磯崎 新

略歴
〈磯崎新〉1931年生まれ。東京大学数物系大学院建築学博士課程修了。磯崎新アトリエを設立、国際的建築家として活躍。代表作につくばセンタービルなど。著書に「空間へ」ほか。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

「日本的」あるいは「ジャパネスク」という終りなき問題構制

2003/10/18 00:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:脇博道 - この投稿者のレビュー一覧を見る

磯崎氏は、過去2回にわたり、国家的ビッグプロジェクトを手掛けて
いる。ひとつは、大阪万博のお祭り広場。最高統括者は勿論かの丹下
健三氏であったが、このスペースフレームで被われた万博最大規模の
基幹建築(環境装置といった方が適切かもしれない)の総合プロデュ
ーサーは磯崎氏であった。この時は、体制VS反体制という狭間には
さまれ、氏の思想のスタンスに大いに矛盾する仕事において苦悩した
という事実がある。この時の経緯は、氏の著書である「反回想」に詳
しく記述されているので、ぜひ当たって頂きたいのだが、この時点で
は、「日本的」なるものと、氏の思考との全面対決は、直接的にはな
かったといっていい。

それから約10年後、次に、氏が手掛けたつくばセンタービルにおい
て、氏は単体建築におけるデザインの「日本的」なるもの、と全面対
決を行なう。やはり国家的ビッグプロジェクトであるこの建築をどの
ような様式でデザインするのか? 日本的? 西洋的? ここで氏が
選択したデザインの手法は、西洋的デザインを時空を超えてセレクト
(氏が世界建築史全般におけるおそるべき知識の所有者という大前提
がある)しつつ、それらのボキャブラリーを駆使して、デザインを行
ない、スキゾフレニックエクレクティシズムという手法により、日本
的なるもの、の脱構築を試みた訳である。日本的(余り使用したくは
ない言葉ではあるが、いわゆる和風)とは遠く離れた地点にこの建築
のイメージを着陸させたのである。しかもこのときの指名コンペで磯
崎氏の案を強く押したのが、かの白井晟一氏であったのだが、この辺
の消息が示唆する意味は余りに大きくかつ深いので、ここでは留保せ
ざるを得ない。

氏は日本建築についても驚くべき知識と独自の分析回路を有する建築
家でもある。このことは氏の著書「見立ての手法」を熟読して頂きた
いのであるが、つくば以降、グローバリゼーションの加速と共に、氏
はいよいよ、日本的≒ジャパネスクに関する思考を深化させていく。
日本的なるものをデザイン的に召喚せざるを得ない場面(国内外を問
わず)において、氏はどのような戦略を用いるのか? 本書に収録さ
れている、驚くべき精緻を極めた氏の「日本的なもの」に関する論考
がバックボーンとしてつねに思考のなかに稼動し続けている。

本書は、知の巨人磯崎氏の膨大な思考チャンネルのごく一部である。
と共に、非常に重要な論考であることは微塵の疑いもない。なぜなら
氏は、国際的に活躍する「日本人」建築家なのであるから…。
本拙文をとりあえずの前置きとして頂いて深遠なる本書に真っ向から
挑んで欲しいと切に願う限りである。

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紙の本

今回は、珍しく建築を語るぞ。その対象というのが、日本の建築界のスーパースター磯崎新。最近では安藤忠雄に押され気味だけど、論客としては超一流だね

2003/10/13 20:00

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

建築を哲学的に語らせたら右に出るものがいない磯崎新。その発言は明快で、透徹した文章が魅力だけれど、今回は約20年にわたる日本建築への考察が中心で、いつになく難しい。

第一章「建築における「日本的なもの」」(1999〜2000)では、20世紀中期、磯崎自身が関係した様々なプロジェクトなどを紹介しながら、日本の建築を引っ張ってきた丹下健三、前川国男、堀口捨己などの発言を通じて「日本的なもの」を追及する。第二章「カツラ その両義的な空間」(1983)では、17世紀初期、小堀遠州作といわれてきた桂離宮。その誤謬を正すと共に、小堀遠州が代名詞となった様式を、石本泰博撮影の緊張感に満ちた写真を元に語る。第三章「重源という問題構成」(1997〜1998)では、12世紀末、建築的デザインとして25年で消えてしまった大仏様。東大寺再建の大勧進職にあった間だけに存在したという様式から、磯崎が高く評価する東大寺南大門を論じる。第四章「イセ 始源のもどき」(1995)では7世紀末、伊勢神宮をパルテノンと比肩するといったタウトの発言と絡めて描く。桂同様、石本泰博撮影の写真が心を打つ。

夥しい数の人名が出てくるが、建築という限られた世界の名前が多いので、ピンとくる人は少ないだろう。一般の日本人が、おぼろげにでもああ、あの人と言えるのは丹下健三、武満徹、四ツ谷シモン、小堀遠州、岡倉天心、岡本太郎ではなおだろうか。イサム・ノグチ、ジャスパー・ジョーンズあたりは、現代美術の範疇に入るので、どれだけの人が知っているやら。

ましてブルーノ・タウト、ル・コルビジェ、ミース・ファンデル・ローエ、フランク・ロイド・ライト、ワルター・グロピウス、前川国男、堀口捨己、吉村順三、菊竹清訓、石本泰博、浜口隆一あたりになると、建築関係者ならばともかく、今の日本人で名前と業績を関連付けて思い出せる人は稀だろう。

しかし、人物はともかく建築物は、良くも悪くも有名なものばかりで、絞り込んであるので分りやすい。万博広場、筑波センター、旧帝国ホテル、桂離宮、伊勢神宮、東大寺南大門、現存しない鎌倉大仏殿を除けば、イメージくらいは容易に作り上げることができる。なかでも面白いのは、磯崎の東大寺南大門への評価。「それ以前の伝統的な思考からまったくの技術的新案によって断絶がはかられ、聖なる空間を圧倒的なスケールで実現させている」として、激賞するが、いままでこういう視点で南大門を論じる人は少なかったような気がする。

それに感心するのは、磯崎が引用する建築関係以外の文献である。本当に読み込んで、自分なりに解釈していることがよく伝わる。例をあげれば、坂口安吾「日本文化私観」『堕落論』「国宝焼亡結構論」小林秀雄『無常ということ』『本居宣長』丸山眞男『日本政治思想史研究』、和辻哲郎『古寺巡礼』浅田彰「『ポストモダン』はいつ空虚な記号から抜けだすか」などだが、さすが論客と思わせる。

ただし、分りにくい本ではある。それでも、磯崎の天才だけは確実に伝わるというのだから、恐れ入る。磯崎の美術作品として「つくばセンタービル 廃墟(水彩)」「エレクトリック・ラビリンス」「孵化過程」「間 日本の時空間」「エンジェル・ケイジ」が掲載されているが、刺激的なものばかりで、本当に「つくばセンタービル」の企画時点から、こんなシナリオがあったのかと、驚いてしまう。

建築物がテクスト空間であるというアイデア、石本泰博の写真で桂離宮がモンドリアンに見える、視線のヴェクトルが逆転しているという言葉の持つ刺激。石本泰博の伊勢、桂の写真は入江泰吉の奈良、土門拳の写真による仏像といった日本の再発見に通じる衝撃的なもの。これらの写真だけでも海外に出ていけば、一つのイメージを作ることが可能なほどだ。

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2008/03/25 02:23

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2010/02/18 20:48

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2018/10/02 09:27

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2020/09/26 02:58

投稿元:ブクログ

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