紙の本
その日何が起こったか
2020/06/28 08:46
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日付のある記憶というのは誰にもある。
例えば、1978年4月4日キャンディーズの解散コンサートがあった日だとか、2011年3月11日の東日本大震災が起こった日というように。
で、1999年6月29日には何があったか。
絵本のタイトルになっているぐらいだから、きっと何かあったはずなのだけど、思い出せない。
実はこの日、アメリカのニュージャージー州ホーホーカス(といっても、そこがどこなのかわからないが)である異変が起こったのだ。
一人の少女の実験で、空から巨大な野菜が降ってきた日なのだ。
巨大カブがごろり。巨大キャベツが何個も空に浮かび、巨大キュウリが空を飛ぶ。
そして、少女の家の庭に巨大ブロッコリーがでんと着地。
こんな大事件が起これば、記憶に残っているはずだけど。
でも、これって絵本のお話だから。
少女はあることに気がつく。
それは自身が実験をしていない野菜まで巨大化して、空から降ってきていることだ。
それはアルーギュラという野菜。
この野菜自体あまりなじみがないので、どんな野菜かはこの絵本で確かめましょう。
この絵本を描いたデイヴィッド・ウィーズナーさんは細かくて丁寧なイラストのような絵を描いているので、名前がわからなくてもどんな野菜かわかるようになっている。
つまりは少女の実験と関係なく、1999年6月29日に大きな野菜が空から降ってきたのだが、その訳は絵本の最後で判明します。
ヒント。宇宙のかなた。
でも、彼らもカブを食べるのかな。
紙の本
起こるわけがない、しかし起こってもおかしくない
2001/11/03 17:29
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投稿者:ナリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いたるところ、空は野菜でうめつくされてしまう。TVのニュースショーはこの“空飛ぶ野菜騒動”を24時間体制で放送しつづける。
小学生の実験が成功した! と思ったら、宇宙人の料理助手があやまって落としただけでした。
自分の実験結果でないことを知った彼女は、“じゃあ私の野菜はどうなっちゃったの?”宇宙人の台所では、“夕食をどこから調達しよう?”
1999年は過ぎてしまったけれど、21世紀は始まったばかり。もしかしたら、宇宙人か小学生の仕業かは分からないけれど、空が野菜にうめつくされる日が来るかもしれない。楽しみですね。
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ホリー・エヴァンズが打ち上げた野菜の苗木が約二ヶ月かかって、地球に舞い戻ってきたと思ったのだが、ホリーは困惑する。アルーギュラは彼女の実験に含まれていないのだ。そして実際は・・・と言う物語。絵國さんのできる限り削いだ訳もはまっている。
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ウィズナーって結構好きです。
「かようびのよる」とか。
川を流れるグリーンピースが
ゆったりしていいな~。
この本は、1999年の前に出版されている
何かを期待して描かれたのかな。
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「これ絶対息子が好き」と思って図書館で借りてきた本。やっぱり一番に開いていました。ウチにはらでぃっしゅぼうやさんから珍しい野菜が届くけど、この本には知らない野菜がいっぱい。世界中を旅して出会ってみたいな~。
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[墨田区図書館]
てっきり字ナシ本かと思ったら、ちゃんと字のある普通の(?)本でした。表紙の野菜が熱気球で飛ばされている絵から、「??地球が滅ぶとか、何か滅亡に関する備えや避難?」と思いながらページをめくると、大気圏(?)での野菜の育ち方についてのレポートを考える女の子の所作とわかって内心微笑みながらページをめくると…、
あれ??どこかに飛んでいったお野菜のお話とか、戻ってこない野菜を心配する女の子とか、その野菜を探しに行くとかっていうのじゃなく、いきなりドデカサイズの野菜出現!?
ふーん、こういうファンタジーに発展するのか、と思っていると、またまた最後に今度はSF?的なオチが。
この人の絵は写実的だけどどこか非現実的な淡い雰囲気もあるので、こういう話にとてもマッチしていて面白い。
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主人公ホリーの実験にまずは引き込まれ、えー!えーーーー!ときて、最後のオチがまさに意表をついて・・。
じわじわとおもしろさがこみあげてくる作品。
子どもたちも「こういうの好き!!」とにやにやしていた。
10歳11ヶ月、8歳10ヶ月
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こ、これは面白い・・・!!!!
表紙からして「?????」と、引き込まれるけど、なるほどそういうオチか・・・面白い・・・
そして絵がいい・・・
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ホリー・エヴァンズの、野菜の苗木を空に打ち上げる計画は、野菜が成長しすぎて、とてつもなく巨大化するという、シュールなネタで終わるのかと思ったが、それで終わらずに一捻りあるのがポイントです。
ただ、その辺りの事情は、不明なままにした方が、あれこれ想像できて面白かったかなとは思いましたがね。
私的には、割と平凡に感じたオチだったので。
まあ、それよりは、ピーマンにどうやってロープを引っ掛けたのかを、考える方が楽しいかもしれません。
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8歳〜。
ストーリーはシンプルなのですが、使用される地名や野菜名に馴染みの薄いものが多く、小学校低学年以上におおすめ。
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先日ウィーズナーの『漂流物』の感想を投稿したときに、
なおなおさんから「こっちも面白いよ!」と教えてもらったので、読んでみた。
なんだこれ!空飛ぶ野菜!でっかい野菜!
可愛い!野菜の交換かわいい!邪魔そうだけど!笑
どこからこんな発想が浮かぶんだろうなぁ…
ウィーズナーすごいな。絵画みたいに綺麗な絵なのに、
話が結構ぶっ飛んでて、ハマりそうだな。
他も絵本も読んでみよう。
うちの街に降るならなんの野菜がいいかな。
アボカド好きだしアボカドがいいなぁ。
でも汎用性が高いのはジャガイモとかキャベツかなぁ〜。
タマネギも使いやすいけど、匂いキツイし目に染みるし
公害(?)がエグそう…
トマトも栄養価高いし好きな人多いけど、
切る時にビシャ!ってなって、洪水になりそう…:(;゙゚'ω゚'):
読み終わった後に、こんな風に考えられるのも楽しいな。
子どもと一緒に読んで、一緒に考えるのもいいなぁ〜
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1999年5月11日、ニュ-ジャ-ジ-州ホーホ-カスのホリ-・エヴァンス嬢は〝野菜の苗木をバル-ンで空に向かって打ち上げ、電離層における野菜の発育と成長を調べる〟研究をクラスメ-トに発表し、絶句させる。 ホリ-は、数週間大気中を漂って地球に戻ってくる苗木に熱い期待を寄せて待つ・・・1999年6月29日、モンタナ州のロッキ-山脈上空から超巨大なカブが、アイオワ州では、特大キャベツが、ホリ-の裏庭には爆弾ブロッコリーが着陸!・・・ホリ-の実験に含まれていない野菜たちが、国じゅうの空を埋め尽くして・・・!?
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小学生(?)のホリーは、『野菜の苗木を空高く電離層まで飛ばし発育と成長を調べる実験』を行う、大気中を漂ってから数週間後に野菜たちが戻ってくる計画だ。
数週間後、アメリカ各地に巨大な野菜たちが現れる。
色々な種類のお野菜、みんなびっくり。
でも不思議、この野菜たちは規則正しく並び、そしてフワッと浮いていたり…
ホリーが飛ばしていない苗木の野菜まであるぞ?
一体、このお野菜たちは誰のものなのか…
意外な真実が明らかになりますが、若き科学者はどう考えるのかな?
ホリーの仮説も知りたいな(っ ॑꒳ ॑c)
絵がアメリカンレトロで、とても良いです。
くすんだ色味で描かれた、アメリカの広大な自然や牧場や町並みが好きです。
ブロッコリーのツリーハウス、アメリカンです。
ポストカードにするなら、「グランドキャニオンと羊の群れとインゲン豆」のページかな(◍´꒳`)笑
なおなおさんに教えてもらった絵本、またまた素敵でした。
前に、メガ野菜が降ってくるとしたら何が良いかとの議題に、「白ナス」と答えましたが撤回します。
こんな大きいの、食べきれる大きさじゃない。
アボカドは食べたいけど、食べてる場合じゃない気がする。
食べるより早く腐敗しちゃいそうだから、その辺どうしようか考えてしまう私でした。
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素晴らしい実験
また世の中には考えもつかないことがあり得る。
それを表現してくれている良い作品です!!