サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 7件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.8
  • 出版社: 東京書籍
  • サイズ:20cm/224p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-487-79849-3

紙の本

なにも願わない手を合わせる

著者 藤原 新也 (著)

「メメント・モリ」から20年。これまであらゆる祈りを拒否し続けてきた著者が、愛するものの死をへてたどりついたもの。それは、なにも願わない。ただ、手を合わせる。人の死と別れ...

もっと見る

なにも願わない手を合わせる

税込 1,980 18pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

「メメント・モリ」から20年。これまであらゆる祈りを拒否し続けてきた著者が、愛するものの死をへてたどりついたもの。それは、なにも願わない。ただ、手を合わせる。人の死と別れを描いた写文集。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

藤原 新也

略歴
〈藤原新也〉1944年福岡県生まれ。東京芸術大学油絵科中退。第3回木村伊兵衛写真賞、第23回毎日芸術賞受賞。著書に「インド放浪」「東京漂流」「メメント・モリ」など、写真集に「俗界富士」など。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー7件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

死と向き合い、どう折り合いをつけるか。

2004/03/06 21:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

人の死。

藤原新也氏は、『メメント・モリ』で、「本当の死が見えないと、本当の生も生きれない」と書いていた。

たしかに、最近のわたしたちの生きる世の中は、「死」についての実感がどんどん希薄になっているように思える。
それは、同時に「生きること」の実感も希薄だということにつながりはしないか。

人の死を弔うということは、同時に生きている者が、「死」というものにどう折り合いをつけるか。
その作業は、これからを生きていくのに重要なことであり、必要なことなのだと思う。
人の死と向き合い、それをどう自分のなかに受け入れていくか。
ここを乗り越えないと、生きていかれない。
前へは進めない。
人の死と向き合うことは、同時に、自分自身と向き合うということだ。
人の死を考えることは、生きることを考えること。
だからこそ、「死」から目をそらしてはいけない。

この作業は、苦しい作業だ。辛い作業だ。
しかし、静かで穏やかな世界でもある。
しんとしたなかで、心に耳を澄ますような静けさがある。

そして、藤原氏の写真と文章は、静かな祈りのようだった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

生きているうちに、死を想え。そして自分のために祈るのだ。

2004/01/22 23:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:綾瀬良太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 親しい人が他界すると、生に向かう気持ちが変わってくる。自らも死に向かって生きている生物であることを自覚する。深い思索を続ける藤原新也は、兄の死を契機とした四国巡りの際に「祈りの迷走」を繰り返す。
 やがて題名のような境地に至る。それは悟りとは異なる、藤原新也流の「祈り」だ。彼は独白する。
 「海のような自分になりたい」
 解脱ではない。超越でもない。荒れ果てようとする、俗世間に生きることを自覚し、他者の不安や心の荒廃をも受けとめようとする、強い意志である。それは放置したまま、やり過ごすのでなく、抱きしめるような姿勢だ。
 生きている者が死を想うとき、生を見直す機会になる。同書からあふれる藤原新也の視線は、「東京漂流」のころから比べると、ずいぶん慈しみにあふれているように映る。だからといって藤原の批判精神が鈍ったわけではない。いや、本質をつまびらかにする視線は、すこぶる鋭敏だ。けっして錆びてはいない。
 同書に挿入された自作のカラー写真は、哀しく美しい。しかも、はかない。藤原の目に映る世界が、ゆるやかに変化している。それは「許すこと」を受け止める強さであろう。家族の死を受け止め、そして自身の老境を受け止める。
 「なにも願わない手を合わせる」には、静かな晴れた午後だが、冷たい風が吹いている。その冷たさは緊張感をもたらすほど心地よい。身が引き締まる一冊だ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

作品としての浄土夢を見たい

2003/10/10 22:59

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗山光司 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 藤原新也のHPは、よく訪問する。メメント・モリの動画は何分間であろうか、いや、一分もないかも知れない。にもかかわらず、永遠の刻を感じさせる。彼の著作集の中で一作をあげるとするなら、やはり『メメント・モリ』だ。本書は写文集であるが、生と死を想うメメント・モリの一連の彼の仕事に繋がる藤原節の真骨頂が伝わる良い仕上がりになっている。
 収載されている写真は兄の死を契機として四国巡礼した時に撮られた写真である。藤原新也独特の幻世が立上る気配写真は、物語性が過剰だと嫌悪する人がいるかも知れないが、同年のオヤジは素直に癒される。
 精々数頁の二十二編の随想は四国巡礼の記が導入部になっている。
 
 なにも願わない。
 そしてただ無心に手を合わせる。

 母の死、兄、愛犬、友、死蝶、彫刻家の死と、様々な死に遭遇しながら、愛おしむように彼等の生を刻みつける。
 残された写真家、作家は不思議な「浄土夢」を見る。
 《私は今では、たとえば町の喧噪の中でも、ただちにその浄土夢を記憶から取り出し、まるで映画を観るかのようにそれを眺めることが出来る。そしてそれを何度も繰り返すうちに、その浄土風景の完成度を高めるべく、その細部に今度はこちらが意識的にさまざまな他の光景を付け加えはじめている。/私はいつかその浄土夢を巨大なキャンバスに描いてみたいと思う。》ー215頁ー
 
 彼は画家でもあったのだ。だが、私にも、生きている誰でも、それぞれの「浄土夢」を蔵しているはずだ。もし、藤原新也に嫉妬するとしたら、彼にはキャンバスが、カメラが言葉が、鍛え抜かれた技法として用意されているということであろう。そんな狭量は間違っている。彼の表現が「浄土夢」に成就したならば、それはわれわれに贈与として、重ね合った既視感のある贈り物に違いない。私が生きているうちに、藤原新也の「作品となった浄土夢」を観たい。同年なので、その可能性は五分五分かな。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2006/12/07 21:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/12/03 21:45

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/09/01 20:04

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/10/31 17:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。