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商品説明
現実の政治の動きの中で注目されてしかるべき統治機構に重点を置いた、日本国憲法を学ぶ人のためのテキスト。憲法をめぐる事例を多く盛り込み、近年の行政改革や司法制度改革の具体像を反映した、2000年刊に次ぐ第3版。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
大沢氏の講義をとっている人向けかな
2008/12/13 21:59
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、もともと統治機構の解説に力を入れていたそうだが、この第3版では基本的人権についてのセクションもより充実させた。
タイトルは「入門」となっているが、概説書(体系書)といってもよさそうなボリュームになっている。用途は大学での講義用だ。
記述は、文章を分割してほしかった箇所が一部にあるが、おおむね簡潔にして平明。文章表現面では読みやすいほうだろう。
どの学説がどの書物に載っているかという注釈が本文にでてこないので、すっきりとした印象がして、これも読みやすさの一因になっている。もちろん、読書としての妙味・面白味は薄いが・・・。
また、小見出しを効果的につけることで、議論の整序が明確になっているのがいい。
著者の見解は、さほど強くは押しだそうとはしていない。あっさりと片付けてしまっているトピックもあるが、体系書的な流れにそって簡潔に記述している以上、いたしかたのないところだろう。
ともあれ内容面においては、これといった特徴に乏しいように思える。大沢氏の講義をとっている人以外に向けた、広がりを見いだしにくい教科書である。