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著者/著名人のレビュー
いま世界の耳目を集...
ジュンク堂
いま世界の耳目を集めるイラクの隣国、アジアとヨーロッパを結ぶ地、東西文化の結節点に位置するトルコ。日本人には遠い存在と思われがちなトルコだが、「台所と食卓から世界を読み解く」ことをめざして編集された本書を読むと、トルコ観は一変する。
トルコほど歴史の重みを感じさせる国家も少ない。ビザンツ(東ローマ帝国)とオスマンという大帝国の遺産を受け継いでいるのが現代のトルコなのだ。
それゆえ食材の供給圏は三大陸とその海洋に及ぶ広大なもの。調味料・香辛料、前菜とサラダ、卵料理とスープ、ケバブとキョフテ(肉団子)と魚料理、パンとピラフとパスタ、野菜料理、どれをとってもトルコ料理の世界は豊かだ。
さらに、イスラムの戒律としての酒なき世界では、甘味の種類が圧倒的に多く、飲み物はコーヒーと茶を筆頭に宮廷風健康飲み物、馬乳酒などバラエティーに富む。
本書を読めばフランス料理、中国料理と並ぶ世界三大料理の一つトルコ料理がよりいっそうおいしくなり、トルコという国の理解が深まるにちがいない。
出版ダイジェスト:2004年1月
テーマ『私の世界理解元年』より